「拙い」の意味と読み方・拙いを使った例文5例・類語
更新日:2024年10月27日
拙いとは
「拙い」という言葉、皆さんは正しく使えていますか。「拙い」は、数ある言葉の中でも、特にビジネスシーンや冠婚葬祭など、社会的に重要な場面でよく用いられる言葉です。
社会人にとって、言葉を正しく使うことはもはや常識とされています。この記事では、「拙い」の意味や読み方、類語や使用方法までを詳しくご紹介します。ぜひ「拙い」という言葉の意味を正しく理解して、皆さんの社会生活をよりステップアップさせてください。
読み方
「拙い」、何と読むかご存知でしょうか。「拙い」は「つたない」と読みます。「つたない」の他に「まずい」という読み方もありますが、こちらはややくだけた言いまわしに用いられます。
ビジネスシーンやフォーマルな場においては、「つたない」と読まれるのが一般的と覚えておくと良いでしょう。
意味
「拙い」には、能力が劣っていること、物事を行うのが上手ではないこと、未完成な様、などの意味があります。ビジネスシーンにおいては、こちらのどの意味に対しても、よく使用されます。
他には、運が悪いという意味もありますが、あまり一般的ではありません。日常的に使用されることはほとんど見られませんが、教養として心に留めておくと良いです。
また「つたない」「まずい」の2つの読み方で、ともに意味の違いはありません。
拙いの使い方
「拙い」には、主に2とおりの使い方があります。1つ目は、目上の人に対して謙遜する意味で用いる使い方です。この場合、自分の行動に対して「拙い」を使います。
2つ目は、自分よりも経験や技術が不足している相手に対して、その行動を逆説的に褒める使い方です。この場合、相手の行動に対して「拙い」を使います。
以下に「拙い」を使った例文を、2種類ずつご紹介します。使い方の違いについて、参考にしてみてください。
例文1:拙い説明
例文:1-1拙い説明でございましたが、わからないところがあれば、お気軽にお申し付けください。
説明:自分の説明に対して「あまり上手ではありませんが」という意味の、謙遜した言い回しになります。
例文:1-2拙い説明でしたが、要点は押さえており、わかりやすかった。
説明:相手の説明に対して褒める使い方です。
例文2:拙い言葉
例文2-1:私の拙い言葉で、どこまでお伝えできるかわかりませんが、頑張ります。
説明:自分の表現に対する、謙遜した言い回しになります。
例文2-2:私の息子は幼いため、まだ言葉づかいが拙い。
説明:言葉使いが下手というよりは、「年齢的に未熟」という意味合いで用いられます。
例文3:拙い演奏
例文3-1:拙い演奏ですが、皆様楽しんでいただけるとうれしいです。
説明:自分の演奏に対して「あまり上手ではありませんが」という意味の、謙遜した言い回しになります。
例文3-2:練習を始めて間もないため、拙い演奏ではあったが、心に響く音色だった。
説明:演奏が下手というよりは、「経験が浅い」という意味合いで用いられます。
例文4:拙い話
例文4-1:拙い話で恐縮ですが、これで新郎新婦へのご挨拶とさせていただきます。
説明:スピーチでの、謙遜した言い回しです。「拙い」は、フォーマルな場面でもよく使われる言葉です。
例文4-2:彼の拙い話し方でも、その場の様子は、まざまざと想像できた。
説明:たどたどしい話ながらも、きちんと伝わったという感想に用いられます。
初回公開日:2018年02月12日
記載されている内容は2018年02月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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