「摘要」の意味と使い方・会計での意味と「適用」との違い
更新日:2024年09月10日
「摘要」の意味と使い方
請求書や伝票などにある摘要欄。ご覧になったことのある方は多いはずです。この摘要欄には何を書いたらいいのかよくわからない、そもそもこの「摘要」の意味がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその「摘要」という言葉の意味や使い方、摘要欄の書き方について説明していきます。
摘要とは、「重要な箇所を抜きだして書くこと」または「重要な箇所を抜きだして書いたもの」という意味の言葉です。読みは「てきよう」で、間違って「適用」と変換されやすいのでご注意。
使い方としては
・条約の適用を作る
・通帳の摘要欄を記入する
などです。
通帳の摘要欄
預金通帳にある摘要欄には振込先の名前や会社が印字されるのが一般的です。他には使用したATMコードや振込先など、何をしたかが一目でわかるようになっています。
銀行によっては印字されなかったり、窓口を利用した場合は空欄になる場合があります。その場合は忘れないうちにご自分で取引した内容を記入することをおすすめします。
家計簿の摘要欄
家計簿の摘要欄も通帳と同じように、何にお金を使ったのか細かく記入する欄です。たとえば「食費」の中の摘要欄には「外食」や「野菜」など大まかに書き、横にはそれに対して使用した金額をかきます。食費以外の欄も同様です。
お金を使用したあとすぐに家計簿を記入するという方は、時間別に書き出していくのも分かりやすいのでおすすめです。
自分に合った家計簿がなかなか見つからないという方は現金出納帳を使われることをおすすめします。現金出納帳はなににどのくらい使ったのか一目瞭然なので、振り返った時や月の合計を計算するときなどとても分かりやすいです。一般的な家計簿と比べ、現金出納帳はデザインがとてもシンプルですがその代わりお値段がとてもお手頃です。
「摘要」の漢字の意味
「摘」は「かいつまんで選びだす」という意味を、「要」は「大切・重要な部分」という意味をもっているので、「摘要」は文字通り「大切・重要な部分をかいつまんで選びだす」という意味になります。
「摘要」という言葉は「摘要欄」として、上記の通帳・家計簿などの帳簿や仕訳伝票などに多く使われています。これは文字通り「重要な箇所を抜きだしたものを記入する欄」です。社会人になると摘要欄を使う機会は増えることが予測できますので、意味を忘れないようにしましょう。
「摘要」と「適用」の意味の違い
摘要によく似た「適用」という言葉があります。漢字が似ている上どちらも「てきよう」と読むので、分かりづらいと感じたことのある方は多いのではないでしょうか。
先ほども触れましたがもう一度おさらいしましょう。「摘要」という言葉には「大切・重要な箇所を抜きだして書く、またはそれを書いたもの」という意味です。
・改正案の摘要を見直す
・摘要欄を記入する
という使い方になります。
それに対し「適用」という言葉は「法律・規則・方法などを物事に当てはめてつかうこと」という意味です。
・方式を適用して考える
・法律を適用する
などという使い方をします。
漢字や言葉の意味を知るとまったく別だということが分かりました。使い分けはもちろん、文字変換の時に間違えてしまわないように注意しましょう。
「摘要」と似ているようで違う言葉
摘要と似ていますが違う意味を持つ言葉は適用だけではありません。読み方は違えども意味の似ている、使い間違えてしまいがちな言葉とその違いを紹介していきます。
概要
「概」は「おおむね」と読み「おおよそ。大体」という意味を持っています。「要」は先ほど書いた通り「大切・重要な部分」という意味です。ですので、「重要な箇所を抜きだして書く」という意味の摘要に対し、概要は「話の全体の要点をまとめたもの。あらまし。大体の内容」という意味になります。一見同じように思えますが、摘要に比べ概要は話の大筋をまとめたものになりますのでやはり違います。
使い方としては
・読んだ本の概要をまとめる
・議事録の概要を読む
などです。
抜粋
初回公開日:2018年02月05日
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