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「摘要」の意味と使い方・会計での意味と「適用」との違い

更新日:2024年03月29日

社会に出てから目にすることの増えた摘要欄。この摘要欄にはいったい何を書いたらいいのでしょうか。そもそも摘要の意味とは?適用や概要とは違うのでしょうか。その謎を知識に変えるべく、摘要の使い方や意味、似た漢字との違いなどを調べてみました。

次に注意してほしいのは「抜粋」という言葉です。「抜」は「選び取る」、「粋」は「混じりけのない。優れているもの」という意味を持っています。これにより「抜粋」は「優れた部分や必要な部分のみを抜きだす」という意味だということが分かります。

話の重要な箇所を抜きだして書くのは「摘要」、話の中で優れている・必要だと感じた部分だけを抜きだすのが「抜粋」です。似ているようですが、重要ではないものも抜きだすことのできる「抜粋」では話全体の本筋を理解することはできません。このことから「摘要」と「抜粋」の違いがわかります。

・尊敬している偉人の名言を抜粋してノートにまとめた
・抜粋した一節を読み上げる
などの使い方をします。

会計での「摘要」の意味

会計での摘要は後々「何にいくら使ったのか」を明確にするために記入します。「旅費交通費」や「通信費」という勘定科目だけではわかりづらいです。ですので摘要欄には内容がわかるように取引先名と取引内容を記入してください。
・旅費交通費「○○自動車 タクシー代」
・通信費「△△会社 携帯電話代」
などの記入方法になります。

請求書での「摘要」の意味

領収書では詳細な内容を示すためにただし書きのように摘要を書くことはありますが請求書には必要なのか、必要であればどのように書くのが正しいのでしょうか。

請求書の場合請求内容をはっきりさせる必要がありますなので必然的に請求書の項目には名目や品目と言った項目がありその内容で何に対しての請求なのかわかるようになっています。なので結論的に何の請求だったのかのただし書きのようなものは必要が無いという事になります。

基本的に請求書の摘要は書かなくても良いのですが何か伝えるべき補足事項などがある場合は請求書の摘要欄を活用して補足事項を伝えると言う手もアリです。

仕訳での「摘要」の意味

会計での摘要の意味でも述べたように、仕訳での摘要は取引先と取引内容を分かりやすく記入する必要があります。仕訳で記入する摘要欄は品目・部門などとも呼ばれていますので間違えないように注意しましょう。

仕訳の摘要の記入は法律で書き方が決まっているわけではありません。あくまで消費税の計算をする際に必要になってくるので、内容がしっかり分かればいいです。交際費など、相手がいるときは「相手先」として書いておきましょう。
・○○屋 飲食代 △△会社□□氏含4名
などという書き方になります。

納品書での「摘要」の意味

納品書の摘要欄と言うと品名や名目などが書かれている項目が摘要に当たるものでしょう。そもそも摘要は内容を簡潔に述べる項目であり、備考のように補足として添えるような場所では本来ありません。「備考」の意味はそもそも参考のために書き添える事という意味であり、それに対して「摘要」は大切な所を抜き出したものと言う意味です。

わかりやすく経理伝票で例えると勘定科目や金額と並んでその取引内容も重要な情報となりそれら全てが摘要欄に当てはまる大切な内容という事になります。ですので納品書の摘要欄には何が納品されたかの大切な情報を記す場所である事が言えます。

見積書

契約後に請求する際に使う請求書や契約時に付随される納品書と違い、見積書は一般的には契約などを確立する前に作成します。よって見積書の摘要欄(ものによっては「品目」とも)には提供するサービスなどの詳細を書きます。金銭のやり取りをする上で避けたいトラブルを未然に防ぐためにも、わかりやすくしっかりと書きましょう。

摘要の意味を知り、しっかり使い分けを!

以上、摘要の意味や似ている言葉との違い、摘要欄について説明しました。摘要の意味を知りしっかり使い分けることで今後自分の役に立ってくるはずです。これらを忘れないようにし、会社で摘要欄を書く機会があればぜひこの知識を活かしましょう。

初回公開日:2018年02月05日

記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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