「いいセンスだ」のセリフの意味と元ネタ・ポーズ・返し|アニメ
更新日:2024年11月07日
「いいセンスだ」のセリフの意味と元ネタ
「いいセンスだ」ってそもそも誰のセリフ?
「いいセンスだ」とは、ゲーム『メタルギアソリッド』に登場するキャラクター、リボルバー・オセロットが、射撃訓練中のダイヤモンド・ドッグズの兵士に稽古をつけている時に放った一言です。
ミッションから帰ってきてヘリから降りてきたスネークを背に、オセロットは兵士に射撃の指導をしていました。そこで、兵士の1人が彫刻(エングレーブ)が施されたオートマティック式の銃を使用して早撃ちをしますが、弾詰まり(ジャム)を起こしてしまいます。
ダイヤモンド・ドッグズ
早撃ちをする兵士に対して、「映画(ウエスタン)でも観たか」と話しかけます。映画で少し目にしただけの行為を試すから弾詰まり(ジャム)を起こすんだと、オセロットはスタッフから銃を預かり、そのまま話を続けます。
ダイヤモンド・ドックズは今や、世界的に注目されるほどの規模になっています。そして、映画で観ただけの知識や、観賞用として見た目にこだわったものには、何の実用性もないと言い放ちます。
「だが早撃ちは見事だった」
兵士から預かった彫刻の施された拳銃を手に、何の戦術的優位性(タクティカル・アドバンテージ)もないと言い放ちますが、オセロットはその後続けて、早撃ちのセンスを褒めるのに、「いいセンスだ」と言います。
その描写は、歴代のメタルギアシリーズをプレイしてきた人にとっては、思わずニヤリとしてしまうシーンのひとつではないでしょうか。
「こいつはオートマティックだ。反動(リコイル)を逃がす撃ち方には向いてない。リボルバー向きだ。」
出典: https://www.youtube.com/watch?v=M-vSE7dq0wA |
「こんな彫刻には……何の戦術的優位性(タクティカル・アドバンテージ)もない。」
「だが早撃ちは見事だった。」
「いいセンスだ」
リボルバー・オセロットとは?
1944年生まれ。身長は182cm。CIA(Central Intelligence Agency)エージェント、GRU(軍参謀本部情報総局)「山猫部隊」隊長であり、スペツナズ、FOXHOUND隊員を歴任しました。リボルバー・オセロットという名は、FOXHOUND時代のコードネームです。
本名はアダムスカです。早撃ちが得意な拳銃の名手です。一方で、実は拷問マニアという一面もあります。
当初はメタルギアソリッドで、リキッド・スネーク(ソリッドの兄弟にあたる)の参謀的存在として登場していましたが、やがて大統領など、さらに大きな組織とつながっていることが判明していきます。
この作品のシリーズ全体を通して非常に重要な役割を担ってきたキャラクターでもありますが、その辺りの詳細はネタバレにもなってしまいますので、この辺にしておきましょう。
オセロットは大のウエスタン好き
メタルギアソリッド3で、山猫部隊隊長として、スネークと対峙します。その時のオセロットの仕草は、西部劇に出てくるカウボーイそのものです。得意のガンプレイを見せつけながら、スネークに対して気取った話し方をします。
ですが、その時の彼はまだまだ若く、スネークにあっけなく倒されてしまいました。その時スネークがオセロットに放った「いいセンスだ」というセリフこそ、彼のメタルギアソリッド5での言動に繋がっています。
いいセンスだ
「いいセンスだ」は、オセロットが訓練中の兵士に放った言葉だとお話しましたが、実は過去作品で、スネークがオセロットに言っていた台詞です。
ここでのスネークは、ネイキッド・スネーク、のちのビッグ・ボスにあたります。スネークは見た目で気取るオセロットに、実践では役に立たないことを教えますが、その最後に「いいセンスだ」と、早撃ちの腕を褒めました。このことからもわかるように、「いいセンスだ」というセリフによって、オセロットがボスをいかに慕っていたかが端的に語られています。
初回公開日:2018年04月02日
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