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「趣旨」の意味とは?「主旨」との違い・使い方・例文を解説

更新日:2024年03月18日

「趣旨」という言葉の意味や、主旨との違いについて自信を持って説明できますでしょうか?本記事では、ビジネスでも使える趣旨と主旨の類語の意味や例文、使い分けをご紹介します。言葉の使い分けについて、不安があれば、参考にしてみてください。

  • (趣旨)「今日の会議の趣旨を教えて下さい」
  • (意義)「今日の会議自体に意義があるのか?」

趣意

「趣意」は物事を行うときの意見や考え、目的を意味します。特に新たにはじめる物事について使うことが多い言葉です。ほかの類語の中では、趣旨と一番近い意味の言葉であるため、同義語として分類されています。

「趣旨」と使い分けるとすると、新しい事へは「趣意」を使い、その他は「趣旨」を使うとよいでしょう。新しい事にも趣旨は使っても問題ないので「趣旨」が万能なのが分かりますね。

ビジネスシーンでは、会話よりも物事を始めるときにその趣旨を書き記した「趣意書」というものを指す時に使うことが多いようです。

  • (趣旨)「今回のプロジェクトの趣旨はなんですか?」
  • (趣意)「今回新たに立ち上げるプロジェクトの趣意はなんですか?」

論旨

「論旨」とは、議論や主旨を意味します。見解や意見を意味する「論」と考えや心のうちを意味する「旨」から作られた語です。つまり、述べられていることの特に大切な部分を指す時に使います。

2つの例文を比較してみると、会議の目的を聞いている「趣旨」で、会議の論点を聞いているのが「論旨」です。同じように聞こえますが意味が異なるため、意味の使い分けに注意して使うようにしましょう。

「趣旨」が使われる言葉

法律業界では「趣旨規定」や「立法趣旨」など「趣旨」を含む言葉多くあります。一般人にはあまり聞きなれない言葉ですが、どのように使われるのでしょうか。

制定された法律の第1条に置かれる「趣旨規定」は、法律が何を規定しているのかを要約したもののことです。一方、「立法趣旨」は法律が作られた目的を意味します。

趣旨本来の意味の目的を表す使い方だけでなく、要点を意味する場合もあることが分かります。意味を理解して適切に使えるようにしましょう。

  • (趣旨)「今日の会議の趣旨はなんですか?」
  • (論旨)「今日の会議の論旨はなんですか?」

「趣旨」の英語表現

「趣旨」の英語表現には、主に「aim」と「purpose」の2つがあります。ニュアンスが、それぞれ異なるため使い分けが必要です。特にビジネスシーンにおいては、クライアントが外国人ということもある為、意味を理解し適切に使えるようにしておきましょう。

aimは「狙い」を意味し、達成したい事柄の具体的な目的や狙いを表す言葉です。一方purposeは「目的」を意味し、物事を行うときの目的・意味・意図を表す言葉です。

「aim」と「purpose」はどちらも「目的」を意味する言葉です。 purposeは目的全般を指すのに対し、aimはさらにその中の具体的な狙いを指す為、2つの言葉を比較するとaimよりもpurposeの方が広い範囲の目的を意味します。また、一般的に使われることが多いのは「purpose」と言われています。

  • 「The aim of the meeting is to solve problems.(会議の狙いは問題を解決することです)」
  • 「Please tell me the purpose of the meeting.(会議の目的を教えて下さい)」

「趣旨」と「主旨」の違いを理解して正しく使い分けよう

「趣旨」と「主旨」の違いは、理解できましたでしょうか。読み方も同じで、漢字も似ていますが意味や使い方が異なります。

また、マナーを大切にするのが日本の特徴です。ビジネスシーンでは、誤って言葉を使うことで相手に不安を与えてしまう可能性もあります。言葉の意味や違いを説明が出来るくらいに理解し、正しい言葉を使うことで相手に安心感を与えられるでしょう。例文などを参考に、適切に使い分けできるようにしておきましょう。

初回公開日:2018年03月19日

記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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