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「補間」と「補完」の違いと使い分け方法・類語・計算方法

更新日:2024年11月03日

「補間」という言葉を知っていますか?見聞きしたことがある方や、「ホカン」ときいて「補完」を思い浮かべる方もいるでしょう。みなさんは「補間」と「補完」の違いを知っていますか?今回は「補間」についてや「補完」との違いについて説明するので、気になる人は必見です。

「補間」の意味と使い方は?

同じ「ホカン」という言葉ですが、「補間」と書くものと「補完」と書くものがあります。このふたつには、どのような違いがあるでしょうか?ここでは、「補間」の意味と使い方について説明をしていきます。

意味は?

まずは「補間」の意味について説明します。「補間」というのは、すでに知っている、または得ることができている数値を使って、まだ分からない部分の数値を求めたり、近似できる関数を決めたりすることを言います。「補間」という字のように、「まだ分かっていない間の部分を補う」ということを表しています。

では、もう少し具体的に説明していきましょう。例として雪が降っているとしましょう。現在、雪は1cm積もっています。2時間後、雪は3cm積もっていました。このとき、1時間後ではどれくらいの雪が積もっていたと予測できるでしょうか?考えるときに難しくならないように、雪は溶けてなくなったりせず、一定量ずつ降り続けるものとします。

1時間ごに積もっている雪は?

では、先ほどの例について考えていきましょう。まず、分かっている情報を整理しましょう。分かっている情報は「はじめ雪は1cm積もっている」ということと、「2時間後に雪は3cm積もっている」ということです。このふたつの情報をもとにして、「1時間に1cm雪が積もれば、2時間後に雪が3cm積もるのではないか」と予測することができます。したがって、1時間後には雪が2cm積もっていると予測できます。

このように、分かっている数値の情報から足りない数値の情報を予測して補うことを「補間する」といいます。

使い方は?

次に、「補間」の使い方について説明します。さきほど例に示したように、分かっている数値の情報をもとにして、足りない部分の数値を予測するときに「補間する」と使うことができます。加えて、ある関数について、すでに分かっている関数の曲線上にある座標のデータを使って、1次式や2次式に近似するというように使うことができます。

「補間」という言葉は、数値計算を行う場面で使われます。したがって、数値計算を行う機会のある理系分野の職場や研究機関で使われることが多いでしょう。

「補間」の類語は?

「補間」という言葉には、似たような意味を持つ言葉があるでしょうか?ここでは、「補間」の類語について説明します。「補間」には、「内挿」という類語があります。「未知の内部の情報を予測して挿入する」と考えると、「補間」の「未知である間の部分を補う」と似たニュアンスであることが分かります。

「補完」の意味と使い方は?

ここまで「補間」の意味や使い方について説明してきました。続いては、同じ「ホカン」と読む「補完」の意味と使い方について説明していきます。

意味は?

まずは「補完」の意味について説明していきます。「補完」には、足りないものを補って完璧にするという意味があります。「補完」という字にあるように、「補って完璧にする」または「不完全なものを補う」というように解釈できます。

では、簡単な例分で「補完」の意味のとらえかたについて見ていきましょう。例として、「協力することによって、互いの欠点を補いあうことができれば、敵なしだ」という文章をみていきます。この文章は「補完」の意味そのものを表すような文章です。この文章のように、「補完」という言葉の意味をとらえるときは、「欠点」つまり足りない部分を補って、「敵なし」つまり完璧な状態をイメージしましょう。

使い方は?

次は使い方について説明していきます。「補完」という言葉は、足りないもの、例えば「欠点」や「弱点」があるときにそれを「補う」場合やそのような状況の時に使いましょう。文章で使うときは、「欠点や弱点を補完する」というように使うことができます。

「補間」と「補完」の違いは?

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初回公開日:2018年05月04日

記載されている内容は2018年05月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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