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「譲る」の意味と使い方・類語・対義語・読み方|敬語/チケット

更新日:2024年09月09日

順番を譲る、お金を譲る、本を譲るなど、なにげなく使われている「譲る」という言葉の意味、きちんと説明できますか。また、場面に応じて言い換えたり、正しく敬語で表現できますか。意外と知らない「譲る」という言葉について、まとめてご紹介しています。

「譲る」の意味と使い方

誰もが一度は使ったことがあるであろう「譲る」という言葉。本来はどんな意味を持つ言葉なのか、きちんと説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は「譲る」という言葉の意味や使い方をはじめ、きちんと使うために覚えておきたいことをまとめてご紹介します。

自分の所有物をほかの人に与える・売る

「譲る」という言葉のいちばん大きな意味は、「自分の所有物をほかの人に与えること」です。着なくなった服を下の兄弟などに譲る、使わなくなった参考書などを後輩に譲るなど、自分がもともと持っていたものをほかの人に与えるときに「譲る」という言葉をよく使います。

「譲る」という言葉は、必ずしも無償でものを与えるという意味でなく、もし「○○円で譲る」というふうに、明確な値段を提示して譲るという条件を提示するときにも使えます。

一歩下がってほかの人を先にする

目に見えるもの以外にも、「譲る」という言葉を使うことがあります。たとえば、またとないチャンスがめぐってきたときに、より強く志願している人に対してそのチャンスを与えることも「譲る」という言葉を使います。

このように、「譲る」という言葉の意味としては、自分自身が一歩下がり、ほかの人を優先させるということも含まれます。

自分の意見や主張を押し通そうとせず、ほかの人の考えに従うことを示す「譲歩」という言葉が示すとおり、ほかの人を優先させる姿勢を表す言葉として使われます。

「譲る」の使い方

・読まなくなった本を弟に譲る。
・定価の半額でバッグを譲る。
・後ろの人に順番を譲る

「譲る」という言葉は、自分の行動に対して使われることが多いです。「○○を譲る」のように、譲る対象となるものごとを「譲る」という言葉の前に持ってくることで、どれを譲るのかどうかを表します。

「譲る」の使い方の例

「譲る」という言葉は、基本的には自分の所有物を誰かに譲り渡すことを示しますが、譲るものが何かによって、前後の言葉なども変わってきます。

ここでは、「譲る」という言葉の使い方を、例とともにご紹介します。

チケットを譲る

チケットを売りたいときに「チケットを譲る」という表現を使うことがあります。

「チケットを譲ります」とだけ書かれていると、金銭が発生しないように捉えられてしまう場合があるので、多くの場合「チケットを定価(もしくは○○円)で譲ります」のように、金額を設定したうえで譲る先を探します。

「チケットを譲る」という表現を使う場合には、無償なのか有償なのかをあらかじめはっきりと示しておかなければ、トラブルに発展してしまう場合があるので気をつけましょう。

「売る」ではなく「譲る」という表現をつかうのは、金銭が発生してしまうとチケットの転売だと解釈されてしまうのが理由のひとつです。売ることが目的なのではなく、チケットを誰かに譲渡するのが目的であることを強調するために、あえて「売る」ではなく「譲る」という表現が好まれます。

お金を譲る

お金を譲渡するときにも、「お金を譲る」のように、ものを譲るときと同じように「譲る」を使って言い表せます。

ものを譲るときには金銭的な取引が発生することも多いですが、「お金を譲る」と言う場合には、対価がなにも発生しない場合が多いです。なにか対価が発生する場合には「譲る」ではなく「買う」や「購入する」を使うほうが適しています。

順番を譲る

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初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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