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「詮無い」の意味と使い方・語源・類語・方言・読み方|仕方ない

更新日:2024年01月26日

「詮無い」という言葉をご存知でしょうか。「仕方ない」などを意味を持ちますが、「仕方ない」を含め、類語になる言葉の方が用いられることが多いと言えます。また、「詮無い」は方言だと勘違いされることもあります。「詮無い」の意味や使い方などを、学んでおきましょう。

むなしい

漢字では「虚しい」または「空しい」と書きますが、どちらも常用漢字表外になります。「むなしい」の意味は「空虚・かりそめ・事実無根」などがありますが、「詮無い」の類語になる意味は「無益である(無駄である・甲斐がない)」です。

無駄

「無駄」の意味は、「しただけの効果や効用のないこと(役に立たないこと)」と「無駄口」の2つです。「詮無い」の類語になる意味は前者の「しただけの効果や効用のないこと(役に立たないこと)」で、「詮無い」よりも一般的によく用いられています。

徒爾

「とじ」と読みます。意味は「無益・無駄」で、「詮無い」の類語になります。一般的にはあまり見聞きしない上に、使用されている漢字が難しいため、使える時に使ってみると良いでしょう。

不毛

「不毛」の意味は、「見るべき成果がない」です。「そのことに合った成果が得られない(無益・無駄)」ことを表す言葉ですので、「詮無い」の類語になると言えます。

「詮無い」は方言?方言にもなる地域とは

「詮無いって方言?」と思われることもありますが、「詮無い」は標準語です。古文にも登場しており、辞書でも標準語として説明されています。そのため、どこの地域で使用しても問題はありません。

山口弁「せんない」

山口県の方言には、「せんない」という言葉があります。これは主にひらがな表記で用いられており、標準語としての「詮無い」とは別の扱いになります。山口県の方言としての「せんない」にある意味は、「面倒くさい・つまらない」です。「つまらない」は「無益な」につながるとも言えますが、「詮無い」と方言「せんない」は別物になります。

「詮無い」は方言ではない!正しく解釈しよう

「詮無い」の意味は、「仕方ない・甲斐がない・無益だ」です。「困る人・意味のないこと・しただけの効果などが得られないこと」などを、表す時に使用します。方言と思われることもありますが、全国共通の標準語です。

類語には「果敢ない・むなしい・無駄・徒爾・不毛」などがありましたが、表す内容によってはこれらに言い換えた方が良い場合もありますので、「仕方ない・甲斐がない・無益だ」の言葉も含め、状況や内容に応じた使い分けをしましょう。

初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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