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「自署」の意味と使い方・読み方・似た言葉との違い|署名/捺印

更新日:2024年03月23日

今回は「自署」の意味と使い方・読み方・似た言葉との違い|署名/捺印と題して、「自署」の意味と使い方・読み方・似た言葉との違いについての詳細情報のご紹介をはじめ、「自著」に関するさまざまな「お役立ち情報」のご紹介をします。ぜひご参照ください。

一般的に「自署をお願いします」と言われた場合は、「本人情報を確認する」という点で「実印による押印」も同時にする必要がある場合が多いです。

この印鑑(特に実印による押印)というのも「その記載者・押印者が、書類に記載された情報を持つ本人であること」を証明するための手続きとなるため、印鑑によってさらに「その本人情報が正規の物であること」を証明するための大事なポイントに見られる場合が多くなります。

押印

押印(おういん)というのは「印鑑を押す・ハンコを押す」ということをそのまま言い表している言葉となり、下記でご紹介します「捺印」の場合とその点は変わらない意味合いを持つ言葉となります。

しかし「押印」の用途には基本的に「ワープロなどの活字による氏名の横に押す印鑑」という意味合いがあるため、「その記載者がその氏名を持つ本人かどうか判らない」という場合でも構わずに押せる印鑑のことを指します。

つまり「押印」というのは、「本人情報を確認する点」においてそれほど重視せず、とにかく「印鑑を押す・ハンコを押す」という行動だけに着目した呼び方となるため、自署を行なう際にはあまり見られない言葉の使い方となります。

捺印

捺印(なついん)というのは「押印」の場合と違い、基本的に「手書きによる氏名記載の横に押す印鑑」のことを言い、つまり「その氏名を持つ本人であることを、第三者に対して証明すること」を目的とした行動を指しています。

つまり「自署」という言葉が使われる際には「押印」よりもこの「捺印」の方がセレクトされて使用され、「本人情報を確認すること」にポイントを置いた重要書類などによく使われる、本人確認を重視した場合の言葉となります。

そのため「捺印」の場合は「押印という言葉が使われる場合と比べて、比較的「重要書類に名前を記載するタイミング」で使用されることが多くなり、「押印」の場合よりも厳粛な場面で使われる言葉の印象が強まります。

自筆など

先でご紹介しましたが「押印」と「捺印」の違いに見られるように、「名前をワープロなどの活字によって記載する場合」と、「名前を手書きなどの自筆によって記載する場合」との2とおりの記載方法が認められる場合、「自署」や「押印・捺印」という言葉の使われ方も自然と変わってきます。

自筆というのはよく「筆跡鑑定」などで使用される「本人確認の決め手」となる重要な情報を取得する場合の一手段となるため、ワープロ打ちによって氏名を記載する場合などに比べると、その書類の重要度は当然変わってきます。

「自筆」と「自署」の関係性

自署する場合は必ずこの「手書きによる署名」が使われ、ワープロなどの活字による記載は「本人情報の確認」ができなくなるため、その用途・方法は必ず区別されて認識されます。ワープロによる署名の場合、特にその本人によって氏名が記載されなくても「他人による記載」が可能であるため、「自署」が持つ本来の意味合いがなくなってしまいます。

自署の場合は押印を省略する理由

さまざまな用途で扱われる契約書などにおいても、「自署欄」が設けられてある場合、「印鑑・実印の必要はない」と言われる場合があります。

これは「自署すること」によって「その記載者が本人であることを証明していること」になるため、わざわざ「本人であることを証明する押印」をすることによってその本人証明が重複してしまうことになるため、あえて押印の方を省略するケースが認められます。

しかし一般的には「自署」と「押印」の両方を必要とするケースの方が多いため、ほとんどの契約書の類ではこの「自署」に加えて「実印を持参してください」という案内がよく見られます。

「自署」が使われる例文

「自署」という言葉は古くから日本において使用されている言葉であり、その例はたとえば近現代文学作品やドキュメント類、あるいは法律関係書類などにおいても、その分野を問わずに散見されています。

・その書類に自署してください。
・本人確認が必要のため、必要書類に自署と捺印をよろしくお願いいたします。
・車掌の姓名を自署さしてすぐに帰した(寺田寅彦『雑記』より)。
・自署された他の人々の寄書がある(宮本百合子「中條精一郎の家信抄」より)。

「自著」の英語表記と意味

「自署」という言葉を英語に直すと、それぞれの単語や表現の用途に配慮した上で、以下のようにご紹介されます。

・self-signed(自署)
・sign(サイン、名前、自署)
・named(氏名が記載された、自署)
・reputation(氏名、氏名記載、自署)
・degree(称号、名前、自署)
・title(タイトル、自署、名前)
・name-title(名前、タイトル、自署)
・nomination(指名、名前、自署)」

「自署」という言葉は基本的に「self-signed」となりますが、他の言葉と関連しながら上記のように置き換えられます。

「自著」の英語表現と意味

次のページ:「自署」の正確な意味と用法を把握しましょう

初回公開日:2018年05月28日

記載されている内容は2018年05月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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