「趣味趣向」の意味と使い方・「趣味嗜好」との違い・誤用例
更新日：2024年01月26日
「趣味趣向」は「趣味嗜好」や「趣味思考」と読み方が似ている言葉が多いため、間違えて使ってしまうことも多々あります。例えば、先ほど出てきた「趣味趣向品」ですが、コーヒーやたばこや食べ物などについて言いたいときには「趣味趣向」ではなく、「趣味嗜好」と言います。「趣味趣向」は「趣味嗜好」の間違いと考える人も多く、使い方には注意が必要です。
「趣味嗜好」と「趣味思考」を間違えて使ってしまうこともあります。友人や親兄弟など、親しい間柄の人に間違えて使ってしまった場合は笑って済まされますが、もし、仕事で間違えてしまった場合は、恥をかいてしまいます。使い方には気をつけましょう。
「趣味趣向」の同義語
「趣味趣向」の同義語を調べてみると、「趣味嗜好」が多く出てきました。「趣味趣向」と「趣味嗜好」は読み方も意味も似ています。「趣味嗜好」以外にも「趣味趣向」に似た意味や表現の言葉はあるのでしょうか。どの言葉も多少意味は違ってしまいますが、「趣味趣向」と似ている意味を含む言葉をご紹介します。
好み
「好み」は好きなものの傾向や、好むもののことを言います。好みのタイプや、好みの柄など、さまざまな使い方ができます。また、何か選ぶときの希望や注文するときにも「好み」が使われます。例えば、接客シーンで、「何かお好みのものはございますか？」と聞くことがあります。自分の希望を伝えるときにも「好みのタイプは」と使うことができます。
こだわる
「趣味趣向」とは多少意味が違ってしまいますが、「こだわる」という言葉があります。「こだわる」は物事をとことん追求することや、ちょっとしたことをすごく気にしたり、気持ちがとらわれてしまうことを言います。こだわるには他にも難癖やケチをつけるというあまり良い意味では使われない意味も含まれています。
好き嫌い
「好き嫌い」は幅広いシーンで使うことができます。例えば「好き嫌いがはっきりしている人だ」と使われます。「好き嫌い」という言葉も「趣味趣向」とは多少意味や使い方が変わってきますが、似たような意味を含む言葉です。
「趣味趣向」の漢字の書き方
近年ではパソコンやスマートフォンなどの電子機器が普及して、漢字を書く機会も少なくなりました。「趣味趣向」を漢字で書いてくださいと言われると、書けるか不安な人も多いのではないでしょうか。「趣味趣向」の漢字は難しそうに見えますが、実はとても簡単です。
「趣味趣向」の中で難しい漢字は「趣」という漢字です。しかし、この漢字は「趣味趣向」の中に2つ入っているので、「趣」さえ覚えてしまえば、あとは簡単に書くことができます。「趣」は「そうにょう」に「取」を付け加えるだけです。
メールなど便利な物がたくさんあるので、手で漢字を書く機会が減ってしまいましたが、たまには手書きで手紙など書いてみるのもいいものです。手で書くことで、頭も使います。いざというときに書けないと恥をかくこともあるので、たまには手書きを意識してみてはいかがでしょうか。
「趣味趣向」を大切に
趣味を持つということはとても良いことです。趣味があれば、人生の楽しみが増えますし、休暇のリフレッシュにもなります。趣味趣向が合う人がいれば、同じ趣味を分かち合って、コミュニケーションの輪が広がり、さらに楽しむことができます。
もし、趣味がない、または、何か趣味を見つけたいという人は、自分がなんとなく興味があるものから手を出してみてはいかがでしょうか。もし、それが合わなかったら、また違う興味が湧いたものに挑戦してみればいいのです。たかが趣味でも、趣味趣向が合う人と知り合えたら、人生がとても楽しく感じることができます。
初回公開日：2018年05月02日
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