「感化される」の意味と使い方・類語・例文・「影響」との違い
更新日:2024年10月24日
「感化される」の意味と使い方
「感化される」という言葉の意味として、まず「感化」という言葉の意味は人に大きな影響を与えることで心や在りようを変えるという意味になります。「される」は受け身・尊敬として助動詞がついており、「感化される」で何かから大きな影響を受けて尊敬の念を抱き自分の考え方や行動を改めようとしているさまを表しています。
「感化される」の使い方
感化されるの使い方は何か心や行動に大きな影響を与えられて、そのことによって自分が行動を起こすという使い方をします。あるいは、自分がそういう行動を起こしたのは〇〇に感化されたから、というように使います。
大事なポイントとしては、「感化される」のですからその内容を良いものとして自分の中に取り込み、自分ですすんで実践しようとするところです。「〇〇に感化される」だけだと、大きな影響は受けたけれどまだ行動にはうつしていない、行動にうつすのは難しい、行動にうつす気はないというように受け取られます。
「感化される」を使った例文
・講演を聞いて感化され、自分の人生設計を考えなおすことにした
・呼んだ本に感化されていらない物は全部捨てた
・友達に感化されて一緒に出掛けるようになった
例文のように、何かに「感化される」ことで行動を起こした、という風に使うことが多いです。大きな影響を受けることで自分の考え方や行動を改めた、という風に使われます。本来の考え方や行動ではなく、新しいことをするのを「感化されたから」という理由づけで説明しています。
「感化される」の類語
「感化される」の類語として、大きな影響を受けたという意味では感銘を受ける、心を打たれる、感服する、などがあります。影響を受けて行動を改める、といった意味では薫陶を受ける、示唆を受ける、影響されるなどがあります。
「感化される」悪い意味と良い意味での使い方の違い
「感化される」という言葉自体には、悪い意味や良い意味というものはありません。ただ、考え方や行動を変えるほどの影響のなかには、良いものもありますが悪いものも当然あります。そのため、「友達に感化されたのか帰りが遅くなった」というように悪い意味で使われることもあります。
感化される、という言葉だけではなく、それと組み合わせたときの内容が良いことか悪いことかによって悪い意味での感化される、なのか良い意味での感化される、なのかに変わってしまいます。
人や他のものから影響を受けることは悪いことではなく良いこともあるのですが、中には影響を受けない方がよいこともあるのでなんでもかんでも感化されればよいというものではないということです。感化されたことで起こした行動が良いことなら良い意味、悪い行動になったなら悪い意味になります。
「感化される」の敬語表現
「感化される」の敬語はどうしたらよいのでしょぅか、見ていきましょう。
尊敬語
感化される、の場合は「れる」を使っているので、じつはそのままでも尊敬の意味がこめられています。丁寧な言い方としては「感化をうける」や「感化されて」、「感化なさる」といった使い方でもよいでしょう。
「感化される」と「影響」の違い
初回公開日:2018年05月29日
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