「然るべき」の意味と使い方・類語・敬語・読み方|目上
更新日:2024年10月04日
然るべきという言葉の使い方と意味例文など
然るべきとは、「そうするべき、そうするのが相応しい、当然である、当たり前だ」という意味があります。ビジネスで使われることの多い言葉で、例えば、態度や言動を改めない人へ対応や対策をとる時に、「然るべき処置をとる」などとして使います。
他にも「その書類を使ったら然るべき場所へ戻しておいてください」「そのような態度が続くならば、然るべき対応を取らせていただきます」などのように使います。
悪い態度にどう対応するか、そうすることが当然である、というような場面で使われますが、然るべきは親しい仲の間ではあまり使わない言葉です。
然るべき対応と使う場合
然るべき対応と使う場合は目に余る態度や言動に対して然るべき対応と使う場合がほとんどです。悪いことをすればそれなりの悪いことに対する対応を取り、良い事であれば良い事に対する対応を取るので、然るべきという言葉も相手の出方次第で変わってきます。
使い方としては「きちんと月謝を納めていただいているので、それなりの然るべき対応を取らせて頂きます。」や「そのような態度を取られるならば、こちらとしてもそれなりの然るべき対応を取らせて頂きます。」などと使いましょう。
然るべき場所と使う場合
然るべき場所と使う場合は、相手は場所をわきまえてくださいと言っています。然るべき場所に相談するとか、場所をわきまえて行動してくださいと相手は言っているので然るべき場所と相手が言ってくれば、今どういう状況なのかをよく考えて行動しましょう。
然るべき場所の使い方は「そのような問題が出てくれば、然るべき場所に訴えるしかないです。」や「然るべき場所で判断してもらいましょう。」また「そのような行動は然るべき場所で使いましょう。」などと使います。
然るべきタイミングと使う場合
然るべきタイミングと言って来たら、然るべき場所という使い方と少し違ってきます。然るべきタイミングとは行動に合わせた時間などを示しています。然るべきタイミングと言われたらその行動や言動に合わせた最適な場面などに、然るべきタイミングという言葉を使う事が多いです。
然るべきタイミングの使い方は「書類を提出するのがその時間なので、然るべきタイミングとしては、早めの10時頃から準備しておくのが無難でしょう。」と使いましょう。然るべきタイミングはなかなか使う場面が少なく、違った言葉に置き換えることもできるのであまり使わない言葉になります。
然るべき行動と使う場合
然るべき行動と使う場合は悪いことに対しても良い事に対しても「然るべき行動を取らせて頂きます。」と使う場面が多いです。例えば、「そのようなことをもし相手がした場合は然るべき行動を取らせて頂きます。」や「そのような行動をとれば、然るべき行動で示させていただきます。」などと使います。
然るべき行動とつく場合は良い事も悪いことに対しても行動をする事で対応しますが、ほとんどの場合は悪いことに対する場合への対応になります。
然るべき処分と使う場合
この場合は悪いことをした場合に使われます。然るべき処分と言った使い方をする場合は「そのような無責任な行動をした罪として然るべき処分を下します。」や「然るべき処分をしてその後の対応を考えます。」などと使います。あまり事態が穏やかでない場合、然るべき処分と使う場合が多いでしょう。
然るべきという言葉を使う場合は、ほとんどが悪いことへの対応や対策、処置について然るべきという言葉がついてきます。
然るべきという言葉の類語ってあるの?
然るべきの類語は、「それ相応」「似つかわしい」「適切」となります。相手の行動や言動に対して自然に生まれる対応や対策に対しての事を指すます。
然るべきと相手が言って来た場合はそれに相応に対する返礼や対処といった使い方もするので、良い場面でも悪い場面でもあまり相手に然るべきという言葉をなるべく使わせないのが良いとされます。
然るべきを敬語で使う場合はどうするのか?
然るべきを敬語で表すと「善処する」になります。善処という言葉もあまり穏やかでない場合に使うので、然るべきを敬語で善処しますと使って来てもただ言葉を丁寧にしただけで相手への不信感は拭えていないことを表しています。
使い方としては「こちらとしてもそれなりの誠意をもって対応させて頂きますが、その点につきましては至急検討して、善処させていただきたく申し上げます。」などと使います。なかなか善処という言葉自体を使う事がないので、然るべきという言葉を使わずに善処という言葉を使う場合はより事が重大である事を表しています。
初回公開日:2018年06月01日
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