「勝手がわからない」の意味とは?ビジネス表現や例文も紹介
更新日:2024年10月21日
「勝手がわからない」以外にも「勝手」という言葉を使った慣用句があります。慣用句とは二語以上が結びついて、句全体で一つの意味を表すようになって定着したものです。
ここでは、「勝手」を使った慣用句の意味と例文を紹介していきます。
「勝手を知る」
「勝手を知る」というのは、勝手がわかると同じ意味で、その場所の様子に詳しかったり、その物の扱い方を知っていたりと、戸惑うことなく何かができる様子を表す慣用句です。
・彼は勝手知ったる我が家に上がりこみ、自分の家のようにくつろいでいる。
・海外に行った選手が、勝手を知る日本のチームに戻り活躍している。
「勝手が悪い」
「勝手が悪い」というのは、何かをしようとする際に自分の都合に合わなかったり、不便を感じたりする様子を表す慣用句です。
・このテーブルは使い勝手が悪いので、DIYで天板をリメイクした。
・今の家は駅から遠く勝手が悪いので、引っ越すことにした。
「勝手な熱を吹く」
「勝手な熱を吹く」は、聞かされる人の気持ちや立場を無視して良い気になり、自分一人で得意になって言いたい放題のことをいう様子を意味する慣用句です。
・上司は酒を飲んだ勢いで、「自社発展のため、売上倍増」などと勝手な熱を吹いている。
・寛容な友人相手に、勝手な熱を吹いてしまった。
「勝手が違う」
「勝手が違う」というのは、何かに接した時に、これまでの経験や知識から予測したこととは様子が違い、どのように対処したら良いかがわからずに戸惑ってしまうことを表す慣用句です。
・以前の職場とは勝手が違うため、慣れるまでに少し時間がかかりそうだ。
・強豪チームとの試合では、今までと勝手が違い、なかなかチャンスをものにできない。
「勝手がわからない」の正しい使い方を身につけよう
「勝手がわからない」という言葉は慣用句です。何かをする際に、その場所の様子やその物の扱い方がわからないために困惑することを意味します。
ビジネスで使用する際は、不特定多数の人に出すフォーマルな文書には向かない言葉なので注意しましょう。
敬語表現にしたい場合は、「この件に関しては勝手がわからないため、ご教示いただけますか。」などと、他の部分に敬語を用いて相手に敬意を表します。
この記事を参考に「勝手がわからない」の意味を理解して正しい使い方を身につけましょう。
初回公開日:2022年07月08日
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