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「おべっか」は方言?意味や使い方・各地の言い方もあわせて紹介

更新日:2024年04月27日

「おべっか」という言葉を知っていますか。この記事では、「おべっか」の意味や使い方、地域別の言い方を紹介します。上手に使うためのポイントも解説しているので、使い方を知りたい人や意味と方言が気になる人はぜひチェックしてください。

「おべっか使いってどんな意味?」
「おべっかはどこの地域の方言?」
「おべっかを使うのは悪いこと?」
「おべっか」という言葉を聞いたり使ったりしたことはありますか。あまり良い印象を持っていない人もいるかもしれません。

本記事では、「おべっか」の意味や上手な使い方の解説と、「おべっか」という言葉を使った例文、地域別の方言も一緒に紹介しています。

この記事を読めば、「おべっか」がどういう意味で使われている言葉かわかるでしょう。効果的に使うために注意しておきたいポイントや、どこの地域で使われている方言なのかも知ることができます。

「おべっか」の意味や各地の方言が気になる人や上手に使いたい人は、ぜひチェックしてください。

「おべっか」の意味

「おべっか」とは、人の機嫌を取るときに言うお世辞のことです。本心からではない口先だけの言葉を指し、相手に媚びへつらうというニュアンスを持ちます。

人に気に入られるために必要以上にほめそやすことを意味し、良い意味では使われない言葉です。

「おべっか」は方言?その語源と由来

「おべっか」は全国的に使われている言葉なので、方言ではなく標準語です。地方によっては「おべっか」を表す方言があります。

由来は諸説ありますが、口が上手いという意味の「弁口(べんこう)」の頭に「御」を付けた「御弁口(おべんこう)」が語源だと考えられています。北海道の方言で「おべっか」を「べんこ」と言いますが、こちらも「弁口」が由来と思われる言葉です。

また、神事や祭事に使う炊事の火を表す「別火(べっか)」を語源とする説もあります。

「おべっか」の使い方

「おべっか」は、自分に良い印象を持ってもらいたい人に対して使います。また、人間関係を良くしたり場の雰囲気を和ませたりしたいときにも役立つでしょう。

「おべっか」が役に立つシチュエーションを3つ解説します。

雰囲気を良くしたい場合

職場やグループなどの人間関係や雰囲気を良くしたいときには、お世辞としての「おべっか」が役に立つでしょう。お世辞だとわかっていても、ほめられて悪い気はしません。

ただし、わざとらしい「おべっか」は逆効果です。口先だけと思われて悪い印象を与えてしまいます。相手の気分が良くなる程度の「おべっか」で場を盛り上げましょう。

相手と仲良くなりたい場合

友人になりたい相手や気になる異性には、意識していなくても「おべっか」を使っていることがあるかもしれません。上手に相手をほめれば、好印象を与えて仲を深める助けになるでしょう。

また、職場の上司や先輩といった目上の人に取り入りたい場合にも使われます。この場合は、媚びて気に入られようという下心が見えると逆効果です。相手や周りの人に悪い印象を持たせないように注意しましょう。

自分の要望を通したい場合

上司や取引先に要望を通したい場合は、自分に好印象を持ってもらえる方が通りやすくなるでしょう。そのためには、日頃から上手に「おべっか」を使って良い印象を持ってもらうことが大切です。

その場しのぎの「おべっか」では口先だけだと見抜かれてしまうので、話術のスキルを磨いておきましょう。

また、自分の印象が良くてもギスギスした雰囲気の中では要望が通りにくいです。相手の気分を良くする「おべっか」は、場の雰囲気を良くする助けにもなります。

「おべっか」の例文

「おべっか」という言葉を使った例文を3つ紹介します。

「あの人は私をほめますが、ただのおべっか使いです。」

「同僚は上司に気に入られるためにおべっかを使っています。」

「彼は彼女におべっかばかり言っています。」

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初回公開日:2022年07月22日

記載されている内容は2022年07月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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