「おぜぜ」の意味とは?由来・語源や使われる地域についても解説
更新日:2024年11月08日
「おぜぜがないなぁ。」
「おかあさん、おぜぜちょうだい。」
みなさんは、「おぜぜ」の意味は分かりますか?会話の中で自然に使用する方もいれば、初めて聞いた方もいるでしょう。中には、聞いたことはあるけど、正確な意味は分からないという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、「おぜぜ」の意味や語源、発音の仕方について解説しています。例文を用いて具体的な使い方もご紹介しますので、読み終えられた際には「おぜぜ」を使いこなせるようになるでしょう。
「おぜぜ」の意味を知らいない方はもちろん、日常的に使用している方も改めて言葉の意味を確認することで新たな発見があるでしょう。「おぜぜ」の意味を知りたい方は、是非チェックしてみてください。
「おぜぜ」の意味
おぜぜとは、お金やお小遣いという意味の幼児語ですが、現在はあまり使われていません。露骨にお金と言葉にすることが憚れるときに、恥じらいを込めて使われることが多いようです。
先ほどの例文に当てはめてみると、「おぜぜがないなぁ」は「お金がないなぁ」、「おぜぜちょうだい」は「お小遣いちょうだい」という意味になります。
「おぜぜ」の由来・語源
おぜぜの由来や語源には諸説ありますが、「銭」から変化した表現であることが有力な説です。
「銭」はもともと「せん」と読み、通貨単位の一つでした。古代より使用されていましたが、終戦後に現金単位としての役目を終えており、「銭」自体が少し昔風の言葉に感じられるでしょう。
「せん」が濁って「ぜに」となり、「ぜに」が「おぜに」に、「おぜに」から「おぜぜ」と変化したようです。
「おぜぜ」の発音
おぜぜの発音をローマ字で表すと、見たままの「ozeze」となります。しかし、濁音をはっきり発音すると、小さいころから使用している方は違和感を感じるようです。「おぜぜ」と「おじぇじぇ」の中間くらいの発音を目指しましょう。
身近に「おぜぜ」を使う人がいたら、真似してみてもいいでしょう。
「おぜぜ」は方言なの?
「おぜぜ」は関西地方の方言と言われており、関西地方特有の幼児語といえます。同じ意味で、ぜぜこという表現も使われるようです。こちらも少し古い表現であまり上品なニュアンスではないようですが、現在も日常的に使われています。
関西地方以外には、浜松や千葉など少し離れた地域でも使われています。
「おぜぜ」の使い方・例文
おぜぜの意味が分かっていても、使い方がわからないと意図しない意味に捉えられてしまうこともあるでしょう。
あまり上品なニュアンスではないため注意が必要ですが、身近なお金を示す言葉なので、会話に取り入れやすいと言えます。お年を召した方との会話で使用すれば、それをきっかけに会話が広がることもあるでしょう。
子供が使う言葉である
おぜぜは幼児語、つまり乳幼児が使用したり、大人が乳幼児に語り掛けたりする際に使われます。代表的な幼児語としてはわんわん・ブーブーなどがあります。
お菓子ほしいからおぜぜちょうだい!のように使われますが、わんわんなどと比較するとあまり一般的ではないでしょう。
会話での使い方
初回公開日:2022年08月01日
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