Search

検索したいワードを入力してください

「おぜぜ」の意味とは?由来・語源や使われる地域についても解説

更新日:2024年11月08日

おぜぜという言葉の意味をご存じでしょうか。日常的に使う方もいれば聞き覚えがない方もいるでしょう。この記事では、おぜぜの意味や由来、例文、現在も使われている地域についても紹介します。おぜぜは方言なのか、どういう風に使うのか気になる方は、是非チェックしてください。

大人が会話の中で使用するときには、多少くだけた表現として使われるようです。

例えば「一生懸命おぜぜ稼いでおまんま食う」(一生懸命お金稼いで生活する)、「おぜぜがいくらあっても足りない」(お金がいくらあっても足りない)のように使います。

小説で使われている例文

小説の中でも、時代設定が現代のものではあまり目にしない表現でしょう。昭和以前の時代設定のものなど、おぜぜがより一般的に使用されていた時代設定の小説には登場するようです。

例えば、「なんぼ銭くれはってももう御免どす」(どんなにお金をくれたとしても、今後は断ります)などのように使われます。

「おぜぜ」が使われる地域

おぜぜはあまり使われなくなってきている言葉ですが、地域によっては日常的に見聞きする言葉でもあるようです。おぜぜは幼児語ですので、大人はぜぜこということが多いでしょう。

主に関西地方の方言とされていますが、千葉など少し離れた地域でも使われることがあるようです。

奈良県

奈良県は平城京が置かれるなど、古くから日本の中心となるエリアです。おぜぜという言葉も平安時代前期に生まれたという説もあるほど昔からある言葉のため、この地域では今でも使われているようです。

ただし、奈良県ではお金の中でも小銭を意味する言葉となります。

大阪府

大阪と言えば西日本の中心都市、古代から栄えた都市です。奈良県とも隣接している大阪でも、おぜぜという言葉は使われています。少し荒々しい言葉にはなりますが、ぜぜこという言葉も日常的に使われています。

お金という直接的な表現を避けるために使われることもあるようです。

その他

奈良、大阪以外では静岡県浜松市や千葉県でも使われているようです。言葉は中心都市から地方都市に伝播されていくこともあるため、少し離れた地域で同じ言葉が残っていることもあります。

方言と認識されずに、日常的に使用されている地域もあるでしょう。

「おぜぜ」の意味や語源を知ってみよう

おぜぜはお金を意味する幼児語です。似た言葉で大人が使う少し荒々しい言葉にはぜぜこというものもあります。関西地方などで日常的に使用されていることもあれば、まったく聞いたことのない方もいらしたのではないでしょうか。

同じ言語でも地域により様々な表現があり、好奇心をくすぐられた方も多いでしょう。おぜぜと同じように、旅行などの際に耳にした聞きなれない言葉の意味や語源を知ると、さらに面白い発見があるかもしれません。

初回公開日:2022年08月01日

記載されている内容は2022年08月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests