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「まつわる」の使い方は?言葉の意味や例文・言い換え表現を解説

更新日:2024年11月07日

「まつわる」という言葉をご存知でしょうか。この記事では「まつわる」の意味や使い方について解説しています。あわせて例文も紹介しますので、例文を参考に「まつわる」が使われる場面をイメージしながら使い方を覚えられます。言い換えもできるように類語も覚えておきましょう。

「動物にまつわる映画が大好きです」は、「付随する」または「関連する」という意味を伝える使い方です。

「動物」というキーワードがあるため「そばについていて離れない」「つきまとう」という意味と間違えないように、きちんと読み解きましょう。「つきまとう」の意味を伝える使い方では「動物」が主語となり、「動物がまつわる」という表現になります。

ここでは「そばについていて離れない」「つきまとう」の意味で「まつわる」を使った例文を紹介します。

例文
・どうして幼い子は大人の足元にまつわるのだろう。
・親を亡くした猿の子どもは、動かなくなった親猿にまつわるのをやめなかった。

「まつわる」の言い換え表現

「まつわる」を別の言葉で言い換えることで、相手が話の内容を理解しやすくなることもあります。「まつわる」を言い換えるための言葉は複数あり、どれもが同じ意味を持った言葉というわけではありません。

伝えたいと考えている内容に一番近い意味を持つ言葉を選択して、「まつわる」を言い換えてみましょう。言い換え可能な語彙を覚えておけば、「まつわる」を使って伝わらなかったときでも、別の言葉で説明し直すことができるようになります。

まつわりつく

「まつわりつく」は「纏わり付く」とも書きますが、「まつわる」とほぼ同義の言葉です。「まとわりつく」には「関連する」という意味はありませんが、それ以外の「からみついて離れない」「そばにいて離れない」という意味は「まつわる」と共通しています。

「子どもが足にまつわりついてくる」や「海藻が体にまつわりついてきて、おぼれそうになった」のような使い方ができます。これらの例文は「まつわる」を使って、「子どもが足にまつわる」や「海藻が体にまつわるため、おぼれそうになった」と言い換えられます。

つきまとう

「つきまとう」は「付き纏う」と漢字で書くこともでき、同じ漢字を使う「まつわる」とも共通した意味を持ちます。「つきまとう」は、「離れずに、いつもそばに付き従う」「ある事情や気持ちなどが、ついてまわって離れない」という意味です。

「不審者につきまとわれる」「不安がつきまとう」などの使い方ができます。「まつわる」のように「からみつく」という直接的な意味や「関連する」という意味は持たないため、言い換え時には注意が必要です。

まといつく

「まといつく」は「纏い付く」という漢字表記もでき、「からみつく」「まつわりつく」という意味で使われます。「まつわる」と異なり「関連する」という意味はありませんが、それ以外の意味は共通しているため、言い換えにも使いやすい言葉です。

「子どもが親にまつわる」は「子どもが親にまといつく」と言い換えられます。「風で自分の髪が顔にまといついてくる」という使い方もできます。

「まつわる」の意味を理解して正しい使い方をしよう

「まつわる」の意味や使い方について、理解できたでしょうか。例文で紹介されている場面を考えながら、使い方を覚えることで、自分の言葉として使いこなせるようになっていくでしょう。

「まつわる」には3つの意味があるため、誤用を避けるためにも、意味ごとの基本的な使い方をしっかり把握しておきましょう。言い換えに使える類語の表現も覚えておけば、語彙力も増え、表現が豊かになるでしょう。

初回公開日:2022年08月16日

記載されている内容は2022年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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