チャタるの意味とは?由来やチャタリングする時の対策方法を紹介
更新日:2024年06月12日
キーボードがチャタるようになると、キーを1度だけ打ったつもりでも2回以上打ったと認識されるため、文字入力の際に思うように入力できなくなります。
例えば、ローマ字入力で「チャタリング」と入力しようとしたとき、Aのキーでチャタリングが発生していると、「チャアタアリング」のように余計な「ア」が入力された状態になります。
キーボードがチャタる原因
キーボードがチャタる原因としてまず考えられるのは、マウスと同様に静電気やゴミ・ホコリです。これらによる接触不良により、チャタリングが起こることがあります。
ワイヤレスキーボードの場合、Bluetoothの無線干渉も原因の1つです。
Bluetoothの無線は2.4GHzの電波を利用していますが、他のBluetoothを使う機器やWi-fiルーターなど、同じ周波数の電波を使う機器が近くにあると、電波同士が干渉して誤動作を起こす原因となることがあります。
また、キーのスイッチ部分の摩耗などによる不具合や、設計ミスや部品の不良などが原因で接触不良を起こしていることも考えられます。
キーボードがチャタる時の対策方法
キーボードがチャタる時は、マウスの時と同様にまずは静電気を逃がすことから始めましょう。
まずはキーボートとパソコンとの接続を切ります。有線式キーボードであればケーブルを抜き、ワイヤレスキーボードなら電池を抜いて、電気が供給されない状態にします。その後5分~10分ほど放置してからもう一度接続して、動作をチェックしましょう。
ワイヤレスキーボードの場合は、パソコンとのBluetoothの無線接続環境も見直してみましょう。
近くにWi-fiルーターなど2.4GHzの電波を使う機器がある場合は、できるだけ離すか周波数が5GHzのものに変えるといいでしょう。また、キーボードと受信機をなるべく近づけたり、可能であればBluetoothのチャンネルを変更したりするのも対策になります。
キーボードを掃除することでチャタリングが収まることも多くあります。チャタリングが起きているキーやその周辺のキーを取り外し、ホコリやゴミ、汚れなどを取り除きましょう。
キーボードの掃除には、エアダスターやウェットティッシュなどを使います。ウェットティッシュを使う場合は、静電気が発生しにくいOA機器用のものが良いでしょう。
以上の対策で改善しない場合は、やはりマウスの時と同様にチャタリング防止ソフトを使うという方法もあります。
チャタリングチェックツールを使って確認
キーボードやマウスの動作がおかしいと感じた時には、チャタリングが発生しているかどうかを確認するため、まずはチャタリングチェックツールを使って確認してみましょう。
ネット上には機能がシンプルなものから豊富なものまで、さまざまなチャタリングチェックツールが公開されています。その多くはダウンロードの必要がなく、ブラウザ上で利用できるため、ネット環境があれば簡単にチャタリングのチェックができます。
直らない時は買い替えかカスタマーサポートへ連絡
上述した対策方法を試してもまだチャタリングが起きる場合は、マウスやキーボードの寿命または初期不良と考え、買い替えてしまうのも1つの解決方法です。
マウスやキーボードによっては保障があり、保障期間内であれば修理や交換ができる場合もあります。マウスなどのメーカーのカスタマーサポートに問い合わせて、確認してみましょう。
「チャタる」の意味と対策方法を知ろう
「チャタる」とはマウスやキーボードなどで、ボタンやキーを1回しか入力していないのに2回以上入力される現象のことで、「チャタリング」とも言います。
マウスやキーボードがチャタる原因は静電気やホコリ、故障などさまざまです。考えられるそれぞれの原因に合った対策方法を覚えておき、チャタリングが起きた際には1つ1つ試してみることをおすすめします。
そして、どうしてもチャタリングが改善しない場合は、チャタリング防止ソフトの導入や、マウスなどの買い替えも検討してみましょう。
初回公開日:2022年09月06日
記載されている内容は2022年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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