窓際族の過ごし方とは?なりやすい人の特徴や脱却する方法を紹介
更新日:2024年06月20日
窓際族で居続けるとどうなるのか
窓際族の過ごし方や特徴などを見て、どう思ったでしょうか。中には、いるだけで給料がもらえてうらやましいと思った人もいるでしょう。
しかし、10年先を見据えた時にはどう思うでしょう。当然、いるだけで給料がもらい続けられるほど甘くはありません。
会社に出勤さえしていれば、将来安泰という時代は終わったのです。いつ、明日から来なくて良いと言われても不思議では無い社会になっています。仕事が無くなった時に、自分のスキルですぐに仕事が見つかる人がどれくらいいるでしょうか。
窓際族で居続けた場合、どうなるのか紹介していきます。
スキルが身につかない
窓際族で居続けると、業務量が圧倒的に他の社員と違うため、当然スキルや経験値に差が出てきます。窓際族から脱出できたとしても、何年も窓際族でいたとすれば、同期の職員などとは大きな差が開いているでしょう。
また、万が一、会社が倒産したりリストラされたりした場合、何もスキルが身に付いていない状態でスタートすることになります。リストラなどされた場合は、次の会社へは中途採用となります。何もスキルが無い状態で、どのような職種が見つかるでしょうか。現状は厳しいものといえるでしょう。
スキルが無い=職が無いという状態にもなりかねない危険な状態を生んでしまうのです。
左遷やリストラの可能性がある
窓際族は前述のとおり、重要な仕事を任せてもらえない人達のことを意味します。つまり、会社から、今の職場には必要ないという扱いを受けているわけです。そのため、遠くの支社に急に転勤になったり、いわゆる左遷となったりすることが考えられます。
また、現在の日本は、窓際族という言葉ができたころの日本とは違い、終身雇用制度で安泰というわけではありません。仕事ができない人を雇う余裕は無いという会社が増えているのが現状です。仕事ができないという扱いをされている窓際族の人は、いつリストラをされてもおかしくない状況にあります。
そういった危険性と隣り合わせで暮らしているのが窓際族であるという認識を持ちましょう。
周囲からの視線をストレスに感じて鬱っぽくなる
窓際族は、ほぼ仕事をせずに給料をもらっているため、忙しく働いている同僚達からは冷ややかな視線を浴びせられてしまいます。自ら望んで窓際族になったわけでは無くても、周囲からは偏見の目で見られるため、精神的にも辛い状況に陥ってしまうのです。
その中でも出勤を続け、仕事の無い日々を仕事をしているフリをして過ごすには、精神衛生上も良く無い環境といえます。
次第に毎日の出勤でさえ苦痛に思えてきても何ら不思議ではありません。中には鬱病を疑わざるを得ない状況にまで追い込まれてしまう人もいるでしょう。
楽そうで良いと思われるようなポジションでも、毎日何もすることが無いという苦痛にさらされていれば、適度に仕事があった方が良いと思えるものなのです。
窓際族から脱却するためにできること
窓際族で居続けることに、恐怖に感じた人もいるのではないでしょうか。万が一、自分がその立場に置かれた時に先々の不安を考えると、抱える精神的負担はとても大きいでしょう。とはいえ、すぐに転職をしようと思っても、中々簡単には決心できないものです。
窓際族から脱却するために、自分自身の行動を変える必要があります。まずは自分にできることから変えてみてはいかがでしょうか。
社内のコミュニケーションを増やす
先にも述べましたが、窓際族になってしまう人の特徴としてコミュニケーション不足があげられます。とはいえ、急に自分自身のコミュニケーション能力をあげるのは難しいことです。まずは、一歩踏み出す勇気を持って、社内の人に明るく声をかけてみてはいかがでしょうか。
例えば、今までは、このタイミングでは声をかけなかったり、挨拶しなかったりした場面でも声をかえてみるなど、コミュニケーションの取り方を変えてみましょう。
コミュニケーションは、声をかけるだけではありません。明るい声や、元気な声で挨拶するだけで周囲の印象はガラッと変わるものです。少しの意識から変えてみてはいかがでしょうか。
積極的に仕事をもらいに行く
窓際族の人の特徴のもう1つに、消極的な側面があります。仕事が与えられていないのであれば、同僚のお手伝いを積極的に行うなどの努力している姿を見せれば、次第にチャンスが訪れる可能性があるでしょう。
できないと思われているからこそ仕事が与えられていないので、その印象を変える一歩として、周囲の見る目を変える必要があります。積極的になったという印象を持ってもらいましょう。
積極的になったという印象は、仕事に対してやる気があると思われます。その積み重ねで、窓際族脱却のタイミングがやってくる可能性を高めましょう。
部署異動を検討する
環境を改善することで、急に仕事にやる気が生まれたり、能力を発揮できたりというケースはあります。今の部署が合わないと感じているのであれば、思い切って部署異動願いをしてみるのは選択肢の1つといえるでしょう。
転職をせずに環境を変えるのであれば、検討する価値はあります。
初回公開日:2022年10月03日
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