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「お礼」の敬語表現・お礼の使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年09月08日

皆さんこんにちは、今回は「お礼」の敬語表現・お礼の使い方と例文・別の敬語表現例と題して、「お礼」にまつわる正確な敬語表現やその用法、またさまざまな場面における用例についてご紹介します。「お礼」はあらゆる分野で大切ですので、ぜひご参考にしてください。

「お礼」の敬語表現

「お礼」というのは話者が相手に感謝の意を表明するときに使う表現であり、これはビジネス上のやり取りでもプライベートでの連絡交換でも変わらず、きちんとした敬語表現で相手に伝えなくてはいけません。このお礼の言葉を言うときに失礼な表現をしてしまうと、それだけ対人マナーを問われる場合もあるため、重々気を付けておきましょう。

・お礼申し上げます。
・感謝申し上げます。
・大変うれしく存じます。
・大変感謝しております。
・とても励まされました。
・本当にご貴重なご助力をありがとうございました。
・大変ご貴重なご助力とご支援を、ありがとうございました。

他にもいろいろと謝意を伝える表現はありますが、特にビジネス上のやり取りではこの「謝意を伝える言葉」というのが非常に大切になりますので、日頃から感謝の意をきちんと敬語表現をもって伝えられるよう練習しておきましょう。

「お礼」の敬語での使い方

先述しましたように、ビジネス上のやり取りでは「お礼を伝える言葉・敬語表現」というのはとても重要なもので、さまざまなビジネスシーンで謝意を伝える際には正式に認められる謝意の表明の仕方が問われます。どんな場面においても、きちんと謝意を伝えられるようにしておくことが大切で、それは日頃からの敬語表現の練習をしておくことでカバーできます。

・ありがとうございました。
・感謝申し上げます。
・感謝いたします。
・お礼の言葉もございません。
・謝意を申し上げたいと存じます。
・深く感謝いたしております。
・多謝。
・陳謝。
・誠にありがたく存じます。

これらの言葉が一般的にビジネス上で謝意を述べる際の言葉・敬語表現となりますが、どんな表明の場合でも「申し上げます」、「存じます」などの、一般的に敬語表現として見なされる表明の仕方を覚えておく必要があります。

敬語の種類

日本語には大きく分けて3種類の敬語表現があり、1つ目は尊敬語、2つ目は謙譲語、3つ目は丁寧語であり、それぞれの敬語表現は場面や状況に合わせて使い分けられます。

尊敬語は「目上の人や立場が上位にある人に対して使われる一般的な敬語表現」で、主にビジネス上のやり取りにおいて頻繁に使われる敬語表現となります。「○○される・なされる」といった、相手の言動を立てる敬語表現になります。

謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にへりくだって敬意を示す敬語表現」を意味し、これはビジネス上のやり取りでもプライベートの多くの場面でも使われるきわめて一般的な敬語表現です。

丁寧語は「不特定多数の人々に公示できる丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を指し、主に「です・ます調」によって当たり障りのない表現が採られ、ポピュラーな敬語表現と言ってよいでしょう。

「お礼」での言葉の使い方

お礼を述べるときには「存じます」や「申し上げます」といった、一般的に敬語表現として認められる表現をすることが大切で、自分だけにわかる言い方や、相手にとって少しでも不快になる表現をすることはタブーです。

「感謝します」よりも「感謝いたします」や「感謝申し上げます」という言い方、また「嬉しく感じます」よりは「嬉しく存じます」、さらに「ありがとうございました」よりも「深く感謝いたします・申し上げます」といった、さらに上級の敬語表現をすることが望ましく、敬語表現として丁寧な口調であればあるほど、相手への心象も良くなるでしょう。

メールでの「お礼言葉」の使い方

特にビジネスメールで使われる敬語表現にしても先述でご紹介しました「お礼の敬語表現」がそのまま使われ、「申し上げます」や「存じます」などといった、第三者から見てもきちんと敬語表現として成り立つ、きれいな言葉でその旨を述べることが大切です。

・プロジェクトの参加させていただき、誠にありがとうございます。
・この度はご協力くださり、誠に感謝申し上げます。
・多大なご尽力を賜りまして、深く感謝申し上げます。
・この度は弊社による企画にご参加くださり、深く感謝いたします。多謝。
・大変嬉しく存じております。

「多謝」というのは主に文末に置く言葉で、「皆々さまに深く感謝申し上げます」という言葉を重ねて伝える表現になります。メールでは当然「文語表現」の形式となりますので、会話と違って多少堅苦しい表現になってもかまいません。きちんと「伝えるべき旨」を敬語をもって伝えるということを心がけましょう。

お礼メールの件名

ビジネスメールでもプライベートでのメール交換でも、どんなメールにしても、その本文を書く前に件名というものがあります。これは相手に「どんなメールが来たのか」ということを一目瞭然で知らせるためのもので、急にメールが来た際でも「あ、お礼のメールか」と相手がすぐにわかることを前提にして、相手への安心と納得を引き寄せる重要なタグになります。

・○○企業説明会へのご招待をありがとうございました
・資料をお送りくださり誠にありがとうございます
・先日は誠にありがとうございました
・先日のプレゼンテーションでのご協力を感謝いたします
・今後ともどうぞよろしくお願いします
・ご注文をいただきまして誠にありがとうございます
・陳謝

件名には句読点をつけるのは好ましくなく、サラッと読める体裁にしておくことがコツです。読むより見るという感覚です。

手紙でのお礼の書き方

まずお礼の手紙(お礼状)を送る際には、そのお礼状を送るタイミングをしっかりと把握しておきましょう。だいたいお礼状を送る期間は、お礼をするべき機会を経た後、2日から3日以内が理想的です。もし遅れてしまった際には「なぜ遅れたか」という理由をしっかり明記しておきましょう。

さらにお礼状を送る際には、どんなお礼をするのかというジャンル分けがされ、結婚式や出産祝い、また入学式、卒業式、内定祝い、就職祝い、新装開店のお祝いなど、前もってどんな形式のお礼状を書くのかということをあらかじめ把握することが大切です。

お礼状を書くときの一般的な形式として、冒頭と末尾に置く言葉がまずあり、さらにお礼状を書いた年月日を記す箇所を設けることも必要です。冒頭には「謹啓」や「拝啓」が使われ、末尾には「謹言」や「敬具」という言葉をつけ添えます。こうした規則的な言葉の意味合いも、あらかじめ調べておきましょう。

「お礼」を敬語表現するときの例文

先述のようにお礼状にはいろいろな種類があり、まず「何のお礼状を書くのか」ということをあらかじめ知っておくことが大切です。そしてお礼状を書くときのマナーをきちんと把握することが必須になります。

拝啓 春草萌えいづる季節を迎え、皆さまにおかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度は、わたくしどもの長男○○の大学入学に際しまして、非常にお心のこもったお祝いの品々をいただき、誠に深く感謝申し上げます。
皆さまの常のご助力ご支援によって支えられ、この度、晴れて大学合格の運びとなりました。改めまして、心より深く感謝申し上げます。
今後とも、親子ともども益々誠意を尽くして励んでまいりたいと存じますので、どうかご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎではございますが、まずはお礼申し上げます。
敬具

返信の御礼

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初回公開日:2018年04月04日

記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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