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2017年12月23日

「マニアック」の意味と使い方・由来・「マニア」との違い

普段の生活でよく耳にする「マニアック」。「オタク」を示す否定的なイメージが強い言葉ではありますが、本来の意味を理解している人は多くないのではないでしょうか。この記事では、「マニアック」の語源や同義語、意味や使い方を解説。ぜひ「マニアック」を使いこなしましょう。

「マニアック」の意味と使い方

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辞書的な「マニアック」の意味

まずは辞書的なマニアックの意味を押さえておきましょう。デジタル大辞泉の語釈を引用すると、

[形動]ある事に極端に熱中しているさま。

出典: https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%8... |
このようにあります。つまり広い意味では、何かに極端に熱中している様子を指す言葉だということです。日本ではしばしば、「マニアック」は「オタク」とほぼ同義の言葉として用いられますが、それは「マニアック」の意味の一部であるにすぎません。

また「マニアック」は形容動詞である点も注意点です。つまり「マニアック」単体として用いられることはなく、「マニアックな〇〇」といった用法でしか使われないということです。

「マニアック」の意味の由来

語源はギリシャ語で「狂気」

「マニアック」という言葉の意味の語源は、ギリシャ語で「狂気」を表す「madness」から来ています。この「madness」から「マニア」という言葉が生まれ、そこから「マニアック」が派生語として登場しました。

これらのどれも、「狂気的なほどに、自分の趣味に熱中する様子」という意味が含まれています。現在の私たちが、マニアックな人たちに対してどこか恐ろしい印象を抱いてしまうのも、この「狂気的な」意味がもたらすものであるということでしょう。

英語での「マニアック」

英語での「マニアック」は、熱中する様子や、その対象という意味に加えて、双極性障害という精神病を表す言葉でもあります。この病気は簡単に説明すると、極端に気分が高まる状態と、極端に気分が落ち込む状態を繰り返すというものです。

英語の双極性障害を意味する「マニアック」は、この極端に気分が高まる状態の際に、ものすごい熱中状態に陥ることから来ています。昔の人には、この双極性障害の症状が、趣味に極端に熱中する人と同じように見えたのでしょう。

コレクターとしての「マニアック」

「マニアック」の意味で、私たち日本人が最もイメージしやすい意味が、このコレクターとしての意味でしょう。昔からある切手収集や骨董品コレクターを始め、プラモデルのコレクター、アイドルの生写真など、コレクターを意味する「マニアック」は私たちの生活の中で頻繁に目にします。

また、この「マニアック」の中には、たくさんの情報を集める人も含まれています。そのため政治・経済に詳しい知識人や、スポーツ・芸能に詳しい人も、ある種「マニアック」だという意味に当てはまるでしょう。

どちらにせよ、それらを集める様子は興味のない人からしたら、やはり「狂気的」であることに違いはありません。

「マニアック」と「マニア」の意味の違い

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「マニアック」と「マニア」の意味の違いは何でしょうか。私たちは普段の生活の中で無意識に使い分けていますが、実際に細かい意味の違いを聞かれたときに、正確に答えられる人は多くはないでしょう。「マニアック」と「マニア」の意味の違いを考える際に最も注目すべき点は、その「品詞」です。

「品詞」とは、日本語や英語などの言語において、単語が果たす役割によって分けられた、いわばグループのようなものです。日本語では「名詞」、「動詞」、「形容詞」、「形容動詞」があります。これらの役割の違いから、「マニアック」と「マニア」の意味の違いを見ていきましょう。

品詞の違いから見る「マニアック」と「マニア」

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まず「マニアック」の品詞は、最初に見たように「形容動詞」です。形容動詞の役割としては、「マニアックな〇〇だ」のように、後に続く名詞の様子や性質を説明するものがあります。一方、「マニア」の品詞は「名詞」です。

つまり「マニア」そのもので意味を成すことができます。用例としては「○○マニア」というようになります。

このように「マニアック」と「マニア」に限らず、似ている言葉は「品詞」で区別して考えると、その意味の違いが明確になることが多いです。特に「マニアック」と「マニア」の場合は、二つの言葉の品詞の違いが、それぞれの言葉の用いられ方に直接影響しています。

つまり品詞を理解すると、その言葉の正しい使い方まで理解できるということです。ぜひ品詞の理解を怠らないようにしましょう。

「マニアック」の意味の言い換え表現と同義語

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「マニアック」の意味の言い換え表現は、たくさんあります。それらは私たちが普段何気なく使っている言葉ばかりですが、多くの人たちは、それが「マニアック」の言い換えだと認識せずに使っていることでしょう。

ここでは「マニアック」の言い換え表現として、いくつかの同義語をご紹介します。

サブカル的な

まず一番使われる言い換え表現である「サブカル的な」の紹介をしましょう。「サブカル的な」の本来の意味は「サブカルチャー的な」という意味です。サブカルチャーとは、具体的に言うと、アニメや音楽などのことを指します。最近ではそれらに熱中する若い女の子たちのことを「サブカル系女子」と表現することも一般的になりました。

この「サブカル的な」という言葉には、前述のサブカルチャーに熱中する、のめり込む人たちが背景にあります。元々は単なるアニメ好き、音楽好きであった人たちが、自分たちの趣味に狂気的なまでにはまり込む様子を見て、この「サブカル的な」という言葉が生まれました。

つまり、ここにも狂気的なという「マニアック」の語源と共通するものがあるということです。

オタク・オタッキー

2000年代、盛んに飛び交った言葉である「オタク」。皆さんご存知のように、これも「マニアック」の言い換え表現になることができる同義語です。最近では「サブカル的な」に覇権を奪われてしまってきていますが、今もなお残り続ける言葉です。

元々「オタク」という言葉も、趣味に熱中する人という意味から来ています。この言葉が流行った背景には、アニメやゲームに狂気的にハマる人々がありましたが、それ以前にも鉄道オタクやアイドルオタクなど、同義の言葉はたくさんありました。

現在では、海外でも「Otaku」として通用するほどの有名な日本語になりましたが、意味の根幹には「マニアック」と同じ共通点があります。

メジャーの対義語としての「マイナー」

「マニアック」の言い換え表現の一つに「マイナー」があります。これは今までご紹介してきた同義語とは異なり、「熱狂的な」という意味を含んだ言葉ではありません。「マイナー」の意味は「少数派」です。これがなぜ「マニアック」の言い換え表現になるのでしょうか。その理由は「マニアック」の派生的な意味にあります。

「マニアック」は、熱狂的なほどに何かに熱中することだと説明しましたが、その時マニアックな人は往々にして「少数派」になりやすい傾向にあります。そうでなければ周囲から「狂気的だ」として引かれませんし、熱中しているとも言えません。つまりこの「マニアック」であるがゆえの「少数派」として、「マイナー」が同義語になっているということです。

マニアックな人の意味と特徴

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「マニアックな人」というと、どんな人を思い浮かべるでしょうか。またその人たちの特徴はなんでしょうか。これを明らかにするには、やはり「マニアック」という言葉の意味を考えるとよいでしょう。

これまで「マニアック」の意味は、「熱狂的・狂気的なまでに何かに熱中する様子」とご紹介してきました。またそれゆえに、「少数派」になりやすいという説明もしました。それと、これまでの説明を踏まえると「マニアックな人」とは、

・狂気的に自分の趣味に熱中する人
・マイナーな趣味を持つ人
・周囲から何か違うと思われるくらい熱中している人

こんな風に言えるでしょう。これらに当てはまる人は、形はどうであれ「マニアック」だということです。

マニアックを使いこなそう

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これまで「マニアック」という言葉についてじっくり見てきました。実は知らなかった語源や同義語もあったことでしょう。「マニアック」という言葉の意味自体は、決して否定的な意味ばかりではありません。ぜひこの記事を参考に「マニアック」という言葉を使いこなしてみてください。

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