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同意書と承諾書の違い・書き方と例文・テンプレート

更新日:2024年06月27日

約束ごとや職場で必要な同意書と承諾書の区別ができないとおっしゃる方のために、同意書と承諾書の違い、同意書と承諾書の書き方、同意書と承諾書の例文、そのテンプレートの入手などについてわかりやすく、コメントしますので、確かめてみてはどうでしょうか。

同意書と承諾書の違いは?

まず同意書と承諾書とは、どのように違うかを確かめてみましょう。

内容が異なる意思表示!

同意書と承諾書の違いは「賛成するか」「聞き入れるか」の違いといえます。どちらも同じように見えますが、同意書は他人の意見に対して賛同する意思表示です。これに対して、承諾書は他人の申し入れに対してこれを受け入れる意思表示をいいます。

もっとわかりやすくいえば、同意書は「この意見に異議はないです」という返事ですが、承諾書は「わかりました。この件について私も協力しましょう」という返事です。

同意書とは?

この同意書とは、そこに提示された内容に同意した事を証明する書類です。例えば、未成年者がアルバイトをする時に親権者がこれを認めますと雇い主に提出する書類が同意書です。このような同意書は、他人の意見とかその意思に賛同しますという書面といえます。

承諾書とは?

これに対し、承諾書とは相手の要望などに対して「はい承知しました」とい意思表示を証明する書類です。ここに承諾とは他人からの申し入れや依頼に対してそれを受け入れるという意思表示なのです。例えば、会社の採用試験を通過した新入社員が、その採用を受け入れるという意思を表示するために、必要事項を記入して提出する書類などです。

同意書と承諾書それぞれの書き方

次に、同意書と承諾書のそれぞれについて、その書き方をご紹介します。

同意書の書き方

同意書を書くときの基本姿勢は、これを書くために、そのケースにおいて「押さえておくべき事項」を正確に抑えるということです。

このように抑えておくべき事項は、そのケースにより多少は異なりますが、ここでは標準的な事項をピックアップしておきます。

A.同意書の「タイトル」つまり「表題」を同意書の「文頭」に記載します。

B.同意する相手方の宛名を記載します。その宛名は、個人のときにはその氏名を書き入れます。相手方が企業や法人の団体の時には、その企業名や法人としての団体の名称を記載します。

例えば株式会社〇〇〇や、社団法人×××、財団法人YYY、公益法人△△△のように書き入れます。

C.同意の内容を正確に記入します。これが意思表示として最も重要な項目です。具体的には、「私、△△△△は、〇〇〇について同意します」と記載します。

D.同意したときの日付を記載します。例えば平成30年10月15日と記載します。

E.同意した自分の住所・氏名を記載します。
例えば西京都武蔵市吉寺3丁目24番5号、武蔵緑太郎と記載します。

最も重要な同意の内容については、「〇〇〇」と1文で記載できる時は、その内容を書けば足りますが、その内容が複雑なケースでは「下記の内容について同意します」と書いて、その下段に箇条書きなどで詳細に書き入れる工夫が大切です。

承諾書の書き方

それでは、承諾書の書き方はどうでしょうか。この承諾書の基本的な書き方は同意書に準じた姿勢で良いでしょう。

そこで、承諾書の「タイトル」を表題として文頭に記載し、承諾の相手方の企業名、団体名、個人の氏名などをきちんと記載します。そして承諾の内容、承諾したときの日付、承諾者の住所・氏名も正確に記載します。

しかし承諾の場合は、申し入れに対する承諾ですから、契約に条件がつけられるのが通例です。やや法的にいえば「停止条件」とか「解除条件」などがこれにあたります。

停止条件がついている時は「停止された条件が成就したときは承諾の効果が生じます」と記載します。これに対し「解除条件」がついている時は「下記の事項に該当したときにはこの承諾を解除します」というふうな記載をしておきます。条件の内容が複雑な時は、その内容を箇条書きで明確にしておきます。

同意書と承諾書の例文

これらの例文については、同意書の例文と承諾書の例文を分けてご紹介します。

同意書の例文

次のページ:承諾書の例文

初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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