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引用時に使う記号・書き方|メール/レポート/論文/掲示板

更新日:2024年02月15日

皆さんこんにちは、今回は「引用時に使う記号・書き方|メール/レポート/論文/掲示板」と題して、「引用時に使う記号・書き方」の正確な情報と用法、またさまざまな分野で扱われる「引用時に使う記号・書き方」の用例についてご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。

論文作成の際に使われる引用記号では、主に「引用箇所をカギカッコでくくる」、「引用箇所を2字下げで示す」、「引用箇所を※印をつける形でカギカッコでくくり、後述でその※印の出典情報を示す」という方法が一般的に取られます。

A国では先進国との経済的協力が盛んであるため、「ブラジルで成功したコーヒー豆の販売促進技術への加工が大成功を納めた」(※1)という水谷氏の提唱も確約されてくる。(※1:水谷博『ブラジルで見られた大成功への軌跡』○○社、初版:○年○月○日)

このように、先に※印を付ける形でカギカッコでくくっておき、その後述で※印付きのカッコでくくった内容の情報元を明らかにする方法も多く採用されています。

2字下げによる引用

カッコでくくる引用方法も従来多く取られていましたが、最近では「2字下げによって引用箇所を示すこと」が非常に増えてきています。これは、2字下げによって引用箇所を示し、自分の論述とはっきり区切ることができるその技術が、さらに読者にとっては読みやすくなることに起因します。

B国の進展理由については諸説あります。
(2字下げ)B国の経済活動は2010年以降より活性化され、特にC国との政治的連携がさらに純利益の確保を急がせている。

このように、2字下げすることによって「引用箇所」がはっきりわかり、どの文章が著者の論述でどの箇所が引用なのかをはっきり読者へ示すことによって、その論文やまたは書籍での論述内容への曲解なども避けることができるようになります。

カギカッコによる引用

先述のように、カギカッコで引用箇所をくくる方法は「論述のうちで引用箇所を示すこと」になるため、場合によっては読者にとって読みづらくなることがあります。このカギカッコをはじめカッコの記号をもって引用を示す場合は、一文ずつを短く区切っておき、比較的引用箇所を明確に示せるようにすることが大切です。

引用情報と注釈

引用情報を示す記号として、(注)という記号もよく使われます。この(注)という記号は読者に対して「特に注意してください・留意してください」と呼びかけるための記号となり、自分の論述を呼んでもらう際に必要な情報を、補足的に読者へ示すための記号となります。

D国はなるべくしてこのような政治的危機に陥ってしまったのだ(注1)。
(注1)本村順規『D国による大規模な反乱』(○○社、初版:○年○月○日)において、「D国に基づく経済的利潤は、主に戦争によって獲得した一時しのぎの成果にしか過ぎない」とある。

このように、あらかじめ(注)という記号を施しておくことによって後述に読者の視点を辿らせ、その後述において自分の論述への補強を企図する方法が取られます。

引用する範囲

引用する範囲については論述内容によって違ってきますが、一般的には「必要箇所だけを引用する・抜粋すること」が望ましく、引用するのに必要ない箇所までを引用することによって、かえって理解しづらくさせてしまう場合があります。論文試験の場合には減点対象にもなります。

この場合も引用記号の働きが効果を発揮し、必要な引用箇所だけを抜粋することを心がけた上で正確に記号を施すことによって、読者側では「その論文の著者による意向」がはっきりと理解できるようになります。

引用や注釈に用いる記号

先述でもご紹介しましたが、引用と注釈は非常に似た働きをする場合があり、そのいずれにせよ、「他人の文章や情報を引用したことの事実」をはっきり読者に知らせるために記号が使われます。

この記号については先でお伝えしたように、カギカッコや丸カッコの記号、(注)記号、2字下げによる引用表示(この表示も記号になります)などを用いて、とにかくわかりやすく引用した箇所を知らせることが大切です。

さらに引用時・注釈時に用いる記号としては、上記の記号とは別に「著者名と作品タイトル」だけをもって記号に代える場合もあります。たとえば、天川裕司「A国での経済的循環」(注1)によれば、などとしておき、後述でその引用した内容を述べるという注釈時の記述法になります。

アンダーラインも記号となるのか

基本的にアンダーラインも引用したことを示す際の記号となります。論述の中の文章にアンダーラインを引くことによって読者に注目させておき、注釈を付ける場合と同じ方法で、後述でその引用内容を述べておくという、後述式の引用の仕方となります。

引用時に使う記号の書き方

多くの論文や書籍などにおいて、引用時に使う記号の書き方は先述のように、「文中の中で引用記号を使って示す」か、「(注)などを付けて後述でその引用内容を示すか」の2つになります。

・これほど大きなドグマによって、A国の人々はその生涯を魅了されていた(注1)。
・「これほど大きなドグマによって、A国の人々はその生涯を魅了されていた」(著者名「作品タイトル」出版社名、初版年月日)

この2種類の形が一般的に使われ、アンダーラインの引用記号を使う際にも(注)をアンダーライン記号の末尾に付けておき、後述でその引用内容を示す形になります。

掲示板での引用時に使う記号

インターネット上の掲示板などで有名な掲示板での引用ですが、どの場合でも「他人の文章や情報を引用した場合」には、必ずその引用したことを示す記号の提示が必要です。その際の記号も先述でご紹介した記号となり、多くの場合はカッコでくくったり、論文の場合と同じく2字下げで示す場合が多いです。

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初回公開日:2018年04月18日

記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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