「ご無沙汰しております」のメールでの使い方と例文・返信方法
更新日:2024年07月31日
メールで「御無沙汰しております」を使うとき
久しぶりにやり取りをする相手に対しては、一般的によく「ご無沙汰しております」ということばを使います。このことばは社会人として働いているとよく耳にすることばですが、メールではどのように使えばいいのでしょうか。また、「ご無沙汰しております」というメールが送られてきた際に、どのような返信をしたらいいのでしょうか。
今回は、しばらくやり取りのなかった相手にメールを送る際の「ご無沙汰しております」ということばの使い方について説明します。使い方は難しくはないため、一度読んでよく理解しておくことをおすすめします。
「ご無沙汰しております」の意味
「ご無沙汰」とは、わかりやすく言うと「連絡がない」状態を指します。「沙汰」は「便り」や「知らせ」という意味であるため、「ご無沙汰」は便りや知らせがない状態のことを表しています。
「ご無沙汰しております」という表現は、最近連絡をとっていなかったことに対するお詫びの気持ちを表したことばです。久しぶりに会う相手と交わす最初のことばとして、あいさつの役割を果たします。
同じような意味を表すことばとしては「お久しぶりです」がありますが、「ご無沙汰しております」のほうがより丁寧な言い方です。「お久しぶりです」を使っても間違いではありませんが、ビジネスでのやり取りや目上の人に対して使うときは、「ご無沙汰しております」を使うことをおすすめします。
「ご無沙汰しております」を使うタイミング
「ご無沙汰しております」ということばを使うのは、メールなどで久しぶりに連絡をとるタイミングです。しかし、ここで疑問をもっている人もいるのではないでしょうか。それは、どれくらい期間が空いたら「久しぶり」に当てはあるのかということです。
これは、人それぞれの感覚にもよりますが、一般的には2~3ヶ月以上間が空いたときに使うのが好ましいです。人によっては1ヶ月程度で使用している場合もありますが、一度「ご無沙汰しております」を短い期間の間隔で使ってしまうと、次に使うときも同じようにしなければならなくなってしまうので注意しましょう。
なかには少しくらい間隔が空いたとしても、使い分けをするのが面倒だという理由から常に「お世話になっております」しか使わないことにしている人もいます。一般的な使われ方を考慮しつつ、自分に合った使い方を身につけていくことが必要です。
「ご無沙汰しております」のメールでの使い方
メールで「ご無沙汰しております」ということばをつかうにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。ここではその基本的な使い方について説明します。
また、目上の人に対して使う場合やビジネスで使用する場合の注意点についても触れていきます。「ご無沙汰しております」は相手に配慮するために使うことばでもあるため、使い方に気をつけて相手との関係性を向上させられるようにしましょう。
基本的な使い方
「ご無沙汰しております」という内容のメールを送る際は、このことばを冒頭のあいさつとして用い、文章を書き始めましょう。内容的にも、久しぶりの連絡となってしまって申し訳ないといった趣旨を含めるようにすると全体がうまくまとまります。
なお、一般的に「ご無沙汰しております」ということば自体に謝罪の意味が含まれていると認識されているため、「ご無沙汰しております」のあとに「申し訳ございません」や「心よりお詫び申し上げます」といった言い回しを続ける必要はありません。
また、かなり親しい間柄である相手であれば「お久しぶりです」と言い換えても問題ないこともあります。しかし、基本的には「ご無沙汰しております」を使うべきです。丁寧な言い回しをされて嫌な気分になる人はいないため、迷うときには必ず「ご無沙汰しております」を使うようにしましょう。
目上
目上の人に対しても、「ご無沙汰しております」ということばはそのまま使用することができます。「ご無沙汰しております」はそれだけ丁寧な言い回しだということです。
目上の人に対して「ご無沙汰しております」というメールを送るときは、とくに最近連絡を怠っていて申し訳ないという気持ちが伝わるような文面になるよう気をつけましょう。自分の近況について説明するだけでなく、相手の体の状態をいたわるような内容をメールに盛り込むことも忘れないでください。
ビジネス
ビジネスメールで「ご無沙汰しております」という文言を使うのは、たいてい久しぶりに何か用事が発生したときです。「用があるけれど、久しぶり過ぎて連絡がしづらい」といったときに、ぴったりのあいさつだと言えます。
特別に親しい間柄であれば別ですが、ただビジネス上のつながりがあるといった程度の関係性では、「用はないが、近況が気になった」という理由でメールが送られてきても、相手は困惑してしまいます。誰でも仕事の関係者から連絡があれば、忙しくてもどうにか時間を見つけて確認しようとするため、主だった用がないのに連絡を入れるのは迷惑になる可能性が高いです。
メールでの「ご無沙汰しております」と「お世話になっております」の使い分け
初回公開日:2018年02月15日
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