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役職に「様」や「殿」はつけるべき?社内・社外の使い方

更新日:2024年01月15日

ビジネス文書を作成する際には、目上の相手(上司、取引先、顧客)に対して、敬うことを心掛けようとして、若い社員は、つい役職名の後ろに様をつけてしまいます。これは間違いです。では、役職名と様をどのように表現すれば、目上の相手に失礼にならないのかを紹介します。

様と殿の違い

前述の繰り返しになりますが、「様」は、相手に敬意を表すために「名前」の後ろに付けます。但し、役職名がある場合は、「役職名」+「名前」+「様」と表現し、「役職名」の後ろには付けません。「殿」は、古い時代には、目上の相手への敬称と用いられましたが、現代においては、目下の人に対して用いる場合が多く、目上の人には使いません。

肩書とは?

肩書とは、社会的地位或いは、職業・役職名などを指します。この「肩書」の扱い方が、メディアでは、政治家と一般人との間には、かなりの差があるようです。例えば、一度だけ政権を取った中で、大臣を経験した場合には、「○○衆議院議員」とは言わず、「〇〇元環境大臣」とメディアは奇異な表現をします。

一般人は、会社を定年退職しても「元会社員」とは言わず、「無職」と言われます。一部の人々を除き、70歳を過ぎた人々は「無職」が当たり前です。しかし、その無職の人々は「元会社員」「元自営業」「元看護士」なのです。

役職と様のメールマナー

「役職と様」の文化

最近は、どこの会社にも「メール」という大変便利なツールが導入され、仕事の円滑化、効率化に繋がっています。しかしながら、その便利なツールも使い方を誤ってしまうと、社内は混乱に陥る場合があります。これまでに、社内の場合は、役職名のみとして「様」を付けないと紹介してきました。ところが、その文化を充分に理解していない新米管理者も存在します。

メールで社内が大混乱!

〇〇営業部長様
□□課の△△です。
先般の〇〇について報告します。

新米の△△課長が、その部下と一緒に取り組んだ仕事の報告を上司である〇〇営業部長に報告したメールです。△△課長は、気を利かせて、部下に情報共有のつもりでCCをしたのです。このメールを見た〇〇営業部長は、「△△課長は何で様を付けてるんだ。CCしているので、部下も恥をかくことになる。困ったもんだ。」と呆れます。

一方、賢い部下も、「様を付けてはいけないことを知らないのかな」と呆れます。また、マナーを知らない部下は「変だけど、課長が使っているのだから正しいはずだ」と間違った解釈をします。この△△課長は、上司、部下双方からの信頼感を無くすことになります。

メールは、受け取った側が消さない限り、残ってしまいます。従って、△△課長の汚点が消えるのには時間が必要です。このように事態にならないようにしましょう。

役職と様をつけるのは二重敬語?

社外には、身内に対して役職名も付けない!

前述しましたように、役職の後には、一部例外を除いて、「殿」も「様」も付けません。付けてしまうと二重敬語となり、取引先には、個人さらには会社の資質を疑われることになります。また、社外に対して身内を呼ぶ場合、社長であっても役職名は付けません。

「弊社の〇〇は、只今、外出しております」と、名前のみで社外へ伝えます。社長と同姓の社員がいる場合もあるので、「弊社の社長の〇〇は、只今、外出しております」との表現でも結構です。なお、「弊社の〇〇社長は、只今、外出しております」は、良くありません。

私生活でも、身内に対して敬称は付けない!

夫が、他人に対して配偶者のことを「うちの奥さんは、」「うちの嫁さんは、」という表現を耳にすることが多くなりました。いずれの表現も誤っているといえるでしょう。「奥さん」は、他人が、他人の妻を敬って「さん」を付けて呼びます。自分が言っては良くありません。

また、後者の場合、そもそも「嫁」の使い方が間違っており、「嫁」は、「息子の妻」のことです。それに「さん」を付けてしまうとなんとも奇異な表現になってしまいます。正しくは、妻、女房、家内です。

敬称を上手に使い、ビジネスを円滑に!

社外へのビジネス文書の冒頭には、役職名、敬称が並びます。受け取った側は、これが不味い表現になっていると、以後の文章を読む気になれず、商談に影響する事態にもなりかねません。このような事態を避けるには、日常において、社内でも正しい表現の啓蒙が重要です。役職名、敬称を上手に使い円滑なビジネスに繋げて下さい。

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初回公開日:2017年09月14日

記載されている内容は2017年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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