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横書きでの手紙の書き方と例文・ビジネスシーン・封筒の書き方

更新日:2024年04月06日

正しい手紙の書き方は、縦書きの便箋を使って縦に書くというイメージですが、横書きの便箋で書くこともできます。横書きで手紙を書く場合の書き方で気をつけた方がよいこと、横書きで手紙を書く際の封筒の書き方のルールなどを例文を用いてご紹介します。

横書きでの手紙の書き方

日本語で手紙を送る際、縦書きの便箋を使って、和封筒に入れるというのがあらたまったやり方といわれています。しかし、横書きの便箋や洋封筒も多く売られており、こちらの方が種類も多く、一般的でしょう。カジュアルな手紙や、親しい間柄なら、横書きの便箋を使うことができます。では、横書きで手紙を書く際に、正しい書き方のルールはあるのでしょうか。

宛名

横書きの手紙の書き方は、まず始めに宛名から始めます。便箋の左上に、○○様とフルネームで書き、左詰めにします。

拝啓

縦書きの手紙でも、横書きの手紙でも書き方は同じですが、相手の名前を書いたら次に前文と呼ばれる頭語と時候の挨拶を書きます。頭語は、横書きの手紙の場合は宛名の下に左詰めで書きます。一般的な手紙の頭語は「拝啓」です。面識のない相手に出す手紙にも「拝啓」を使います。

○○様
拝啓
〇前文~
〇主文~

というように続きます。前文は、時候の挨拶です。前文の後、主文と言って本題に入ります。前文の前は一文字空けましょう。主文は、改行して一文字空けて書き始めます。

時候の挨拶は、カジュアルな手紙では省いても構いません。お詫びの手紙やお見舞いの手紙では、時候の挨拶を省いて本題に入った方がよい場合もあります。

前略

「前略」は、前文を省略する時の書き方です。お詫びやお見舞いの手紙の場合は、前文を省略して「前略」と書くのがいいでしょう。親しい間柄の人へ出す手紙も前略で構いません。

謹啓

目上の人やお客様への手紙には、頭語に「謹啓」を使います。「拝啓」よりも、丁寧な印象の手紙になります。

結語

手紙の本題である主文を書き終えたら、末文を書き加えます。末文は、結びの挨拶と結語からなります。結語は、先に書いた頭語によって変わりますから、注意が必要です。

頭語が「拝啓」なら、結語は「敬具」です。「前略」なら「草々」、「謹啓」なら「謹言」となります。また、差出人が女性の場合は、上のどの頭語にも「かしこ」という書き方もできます。

後付は、末文の次の行の右端に書きますが、右詰めにしないで、右側を一文字分空けておきましょう。

後付

結語の後が、後付と呼ばれるものです。後付の書き方は、日付と署名を二行に分けます。日付は下から二行目に、左に余白を二文字分空けて算用数字で書きます。年月日を書くのが正式ですが、月日だけでも問題ありません。お祝い事なら「〇年〇月吉日」という書き方でも構いません。

署名の書き方は、日付の下の段に、自分の名前をフルネームで記します。署名は右端に書きますが、右側を一文字分残して書くようにしましょう。

住所

住所は、便箋には書きません。封筒の裏に、差出人の住所と氏名を書きます。この時封筒は洋封筒を使い、横にして横書きで書きます。宛先の住所も同様に、横書きです。横書きの場合の、番地などの数字は算用数字を使いましょう。

横書きの手紙の書き方の例文

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初回公開日:2017年12月14日

記載されている内容は2017年12月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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