事業内容の書き方と例・業種別の書き方|飲食/IT/アパレル/スーパー
更新日:2024年11月15日
何を書けば良い?事業内容の書き方
企業にとって、「事業内容」は、身分や立場を多くの人に紹介する、企業の顔のようなものです。事業内容によって、自分達がどのようなビジネスをしているのか、どのような方針で事業を展開しているのか、さまざまな企業や人々に伝えることができます。
とはいえ、自分達の会社を紹介する内容であれば、どんなことでも事業内容に書いて良いというわけではありません。事業内容にも、書き方のルールや法則があるので、書き方の基本は最低限守って書く必要があります。
そこで今回は、「事業内容の書き方」をテーマにして、事業内容の基本的な書き方や例文、さまざまな業界別の事業内容の書き方のポイントなどをご紹介していきます。
まずは基本から!事業内容の書き方
早速、事業内容の基本的な書き方についてご紹介していきます。事業内容にどのようなことを書けば良いのか、またどのようなルールに沿って事業内容を書くべきか、基本的なルールやマナーなどをご紹介していくので、事業内容の書き方でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
基本的な事業内容の書き方【1】:事業内容とはどのような項目か理解する
事業内容を考える際、そもそも事業内容とは、社会においてどのような意味を持つ項目なのか、理解しておく必要があります。事業内容という項目の社会的な意味や役割を把握することで、事業内容に書くべき内容なども考えやすくなるでしょう。
その為には、そもそも「事業」とは何なのか、理解する必要があります。「キャリアパーク!就活」によると、「事業」とは、以下のような意味になっています。
会社が行っている仕事
出典: https://careerpark.jp/13791 | 「事業内容」「業務内容」「職務内容」の意味とは?正しい使い分け方法 | キャリアパーク[就活]
つまり、会社全体で行っているビジネスやビジネスの方向性などが、「事業」ということになります。
上記のような背景から、「事業内容」には、会社全体で行っているビジネスの詳細などを書けば良いと予想できます。どのような業界のどんなビジネスを展開しているのかを、社会に向けて分かりやすく説明するのが、「事業内容」なのです。
基本的な事業内容の書き方【2】:具体的に書く
企業で行っている事業を、社会に向けて紹介するとなると、手掛けている事業やビジネスの良さをアピールしようとしてしまいがちです。しかし、事業内容の項目は、あくまでもどんな事業を手掛けている企業なのかを紹介する項目であり、ビジネスをアピールする宣伝の場ではありません。ですから、事業内容にビジネスのメリットや長所ばかり記載することは、避けた方が良いでしょう。
事業内容には、取り組んでいる事業の内容を具体的に記入するのがベストです。「どのような年齢層や業界を対象として、何をしているのか」を具体的に記入するだけで、事業内容としての役割は充分果たすことができます。
具体的な事業内容の書き方【3】:販売・設備・仕入れなどについても触れる
事業内容で、企業で行っている事業やビジネスの内容だけを紹介するだけでは、現実味や実現性に疑問を持たれる可能性もあります。そのような場合は、製品や材料などの仕入れの方法や販売ルート、工場や製造ラインの設備などについても、触れることをします。仕入れや販売ルート、設備などについて具体的に説明することで、事業内容の実現性の根拠を示すことができる為、上記のように他社や消費者に疑問を与えてしまうリスクを回避することができます。
とはいえ、あまりにも専門的な内容や、詳細すぎる記述は、避けた方が良いでしょう。専門用語が多用されていたり、詳細過ぎて長文になったりしてしまうと、事業内容がかえって分かりづらくなったり、読みづらくなったりする危険性があります。仕入れや販売、設備について振れる際も、できるだけ具体的且つ簡潔に説明することが大切です。
事業内容の例文
続いて、具体的にどんな事業内容を書いていけば良いのか、例文を通してご紹介していきます。以下は、あくまでも例文ですが、事業内容にどのようなことを書けば良いのか、参考にしてみて下さい。
【事業内容】20代~40代をターゲットにした、IT業界に関する情報記事の作成・情報の発信を行う。IT系情報サイト「○○○」を運営。日々、最新のIT業界の情報を収集し、IT業界に特化した専属ライターが記事を作成し、迅速に記事を公開して、最新情報を発信する。専属ライターは〇人所属。
【特徴】○人の専属ライターが所属している為、情報の収集・発信が大変迅速に行える。専属ライターはいずれもIT業界に特化しており、IT業界に関する知識が豊富なので、難しいIT業界の最新情報を、分かりやすく解説している記事は、ユーザーからの評判が高い。更新は、1日に平均〇回。最新情報が入り次第、常に更新しており、情報の発信が迅速。
業界別に見る!事業内容の書き方
上記では、基本的な事業内容の書き方や例文をご紹介しましたが、事業内容の書き方のポイントは、業界や事業の方向性によっても、大きく異なります。
そこで続いては、業界や職種別に、事業内容の書き方のポイントや注意点などについて考察していきます。この機会にぜひ、自社に合った業界や職種の事業内容の書き方について、考えてみて下さい。
業界別事業内容の書き方【1】:飲食
飲食店など、飲食に関するビジネスを行っている会社の場合、事業内容にはどのような種類の飲食を扱っているのか、明確に記載しましょう。一言で「飲食」と言っても、飲食や料理にはさまざまな種類があります。子供向けのメニューを扱っているファミリーレストランもあれば、高級志向のフレンチやイタリアンを取り扱っているレストランもあります。また、アルコールを取り扱っているかどうかによっても、表記を変える必要があるでしょう。
飲食に関するビジネスを事業内容で紹介する場合は、主にどのような種類の料理を扱っているのか、アルコールも取り扱っているのかなどについて、詳細に記載しましょう。また、「オーガニック」や「健康志向」など、展開している飲食店や料理のコンセプトについても触れることをします。
業界別事業内容の書き方【2】:IT
IT業界もまた、事業の範囲が非常に幅広い業界の1つです。「IT」と言っても、webサイトやアプリなどの制作をメインにしている企業もあれば、人工知能やロボットなどの研究に特化しているグループもあります。また、ITのシステムではなく、ITに関する機器などを製造・開発している企業も、「IT」に含まれる場合もあるのです。
ですから、IT業界の企業の場合は、自社で取り扱っている事業がどのようなものなのか、具体的に述べる必要があります。「webサイト制作」「ゲームアプリ開発・運営」「SEO対策」など、まずは自社の事業の方向性について具体的に述べ、その後で事業について詳しく紹介していくと分かりやすいでしょう。また、説明をする際は、一般の消費者でも分かるように、なるべく専門用語などを使わないで説明することをします。
初回公開日:2017年08月08日
記載されている内容は2017年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。