集団討論のコツ|よく出るテーマ例と集団討論の進め方
更新日:2024年09月26日
「児童・生徒・保護者・地域の人々にとって魅力ある教師になるためには、どのようなことが必要ですか。大切だと思う順に3つ挙げなさい。」
「保護者から自宅学習の習慣づけのため、宿題をたくさん出してほしいと要望がありました。どのように対応するか、話し合ってください。」
「教員として力量を高めるために、どういったことが必要であると思うか。」
「学習意欲の低下が問題になっています。その中で『確かな学力』を身に付けさせるには、どのような取り組みをしますか。」
「運動会の徒競走で順位をつけないことについて、どう考えますか。話し合ってください。」
「国内旅行に出かけます。日本の美しい自然を楽しむとしたら、『春、夏、秋、冬』のうち、どの季節に出かけますか。みなさんで話し合って決めてください。その後、話し合いに参加して、考えたり、感じたりしたことを発表してもらいます。」
出典: http://book.jiji.com/kyouin/basic/ready_06.html |
教員採用試験では、8人前後のチームで40分前後の集団討論があります。だいたい5分以内で自分の意見をそれぞれが述べたあと、討論がスタートします。
公務員試験での集団討論の対策は?
集団討論において、重要なのはテーマに対する解答ではなく、そのプロセスです。よって、無理に奇をてらった素晴らしい意見を出そうとすると、なかなか発言が出来ないかと思います。
理想は、少なくとも5分に1回は意見を出すよう心がけましょう。
テーマの内容が難しく、自分の意見が出ない場合は周りの意見に耳を傾けてください。集団討論の利点は、テーマが難しくとも、周囲の力を借りられることにあります。周囲の意見を参考にしながら、自分の意見を少し付け足すだけ、もしくは自分もその意見に賛成するだけでも発言として成り立ちます。
公務員試験では特に協調性や社会性をよく見られる都道府県が多いです。そのため、討論の最中は「失敗しないこと」を念頭に行動するといいでしょう。素晴らしい発言や、リーダーシップ、まとめ役、書記やタイムキーパーなど、係りにならなくとも問題ありません。
むしろ、緊張している場合に係りを請け負うと、ミスをする可能性は高くなります。1度や2度のミスが原因で落とされることはありませんが、「ミスをした」ということで緊張が高まり、思ったような意見が出来ない場合があります。無理をせず、周囲に合わせて行動しましょう。臨機応変に対応出来るか。というのも集団討論では重要なポイントです。
集団討論本番!より良い進め方は?
司会、タイムキーパー、討論の時間が長い場合は書記を決めよう
それぞれがテーマを把握した後は、簡単な自己紹介後に司会、タイムキーパー、書記を決めます。基本は立候補で行います。書記は30分以上の長い集団討論の場合は必要になってきますが、基本的に個々でもメモは取っておくべきです。集団討論の中でも役に立つ上、メモを取る姿を試験管に見えるのも大切です。
テーマについて、個々の意見を聞く
まずは、集団討論のテーマについて、感じたことを全員が述べましょう。司会が時間を設定し、短い時間で要点のみを話してもらうとスムーズです。出た意見から、今回のテーマの論点をまとめ、どのような部分について具体的に深めていくか決定していきます。
集団討論では、時間が設定されている以上、手広く考えていくのは困難です。ピンポイントで議論する内容を決定し、より深めていくことで集団討論はより成果を出していきます。
与えられたテーマの現状を分析し、意見と交えながら深めていこう
例をあげて考えましょう。集団討論のテーマは「現代社会の問題についてあなたが出来ることはなにか」とします。
役割が決まった後、個々の現代社会の問題点について意見します。その後、出た意見から最近のニュースや時事問題と重ねて、より合った議題を1つ選び深めていきます。
集団討論が始まってからは、司会は全員の意見が聞けるよう質問していき、時にはタイムキーパーと確認を取りながら討論を進めていきます。最後に個々のチームで発表がある場合には、書記がまとめる時間も考慮する必要があります。また、集団討論では役割にあたっていない場合にもサポートをし、協調性を大切にしましょう。
集団討論の練習がしたい!そんな時は?
大学で集団討論の練習会をされているところもあります。各就職課に相談してみるといいでしょう。そのほか、Youtubeでも集団討論の動画が上がっていたり、友人同士で練習するのもおすすめです。
また、集団討論やディベートなどの就職に役立つ面接練習のための講習会もあります。ネットなどで調べてみると良いでしょう。
無理せず、いつも通りやってみよう!
集団討論で見ているものは、あなたの協調性やリーダーシップ、社会性ですが、無理に背伸びした自分を見せる必要はありません。
むしろ、背伸びした自分を見て採用されてしまうと、後々働くことが辛くなり、退職も余儀ないケースもあります。緊張しすぎず、社会人としてのマナーを守り、本来の自分を意識して集団討論に臨みましょう。
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初回公開日:2017年08月29日
記載されている内容は2017年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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