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過日の意味と使い方・3つの例文と一緒に覚えておきたい表現

更新日:2024年11月15日

「過日の人事異動によって、こちらの部署に配属されました。」「過日」はこのような限られたシーンで用いられる言葉ですが、ビジネスにおいてはよく用いられています。重要なビジネスチャンスで失敗しないよう、この「過日」の意味と使い分けを確認しましょう。

過日の意味

「過日」は、「過ぎ去ったある日」という意味を持ちます。半年や一年前など、主に遠い過去を表現するときに用いられます。

明確な期間設定はありませんが、「昨日」や「一昨日」のことを「過ぎ去ったある日」だとは感じないでしょう。 「過日」は、一般的には数ヶ月以上前のできごとを指します。短くても、一週間以上前のことに対して使うようにしましょう。

書き言葉として使われる

「過日」はもっぱら書き言葉で使われる単語であり、話し言葉としてはあまり用いられることはありません。日本語には、書き言葉としては良く使っても話し言葉ではあまり使わない、あるいはその逆の言葉が意外とたくさんあります。

「過日」もその一つであり、「過日は○○でした」などの「言い」方はあまりしません。使ってはいけないという訳ではありませんが、不自然さを感じさせてしまうこともあるでしょう。

目上の人に使える丁寧な表現

ビジネスメールなどで、目上の人や取引先などの外部の人に文章を送るときなどにも「過日」という表現を用いることができます。すこし「堅い」イメージのある「過日」という言葉は、敬語を使うべき相手に使っても差しさわりないほどには十分に丁寧な表現です。

公的な場でよく用いられる言葉であると認識して良いでしょう。また、ビジネスシーンでは「過日」を使用する機会が非常に多いと言えます。

過日の使い方

「過日」はメールや手紙で多く使われるフォーマルな書き言葉です。ここからは、「過日」を用いたメールや手紙の例文や「過日」と同じような意味を持つ類語を紹介しながら、「過日」をどのように、どのような意味で用いるのが正しいのかご紹介していきます。

「過日」を使う場である文章は形として残る物なので、ここで誤った使い方をしてしまうとそれが後々まで相手の手元に残ってしまうことになるのできちんと正しく使いましょう。

メール/手紙における過日の例文

では、実際に「過日」を使った文はどのようなものがあるでしょうか。以下に、実際に目にすることが多い「過日」を使った文章の例をご紹介します。

現代、取引や連絡の多くはメールでやり取りされるようになってきているので、ビジネスメールでの「過日」の登場頻度は高いでしょう。以下のような表現を見たことがある人は多いのではないでしょうか。

例文1:過日お目にかかりました折

「過日お目にかかりました」では「昔に会ったことがある」を意味します。講演などで「お初にお目にかかります」などのような挨拶を聞くことがあります。この言葉自体は「初めてお会いする」という意味であり、「過日お目にかかりました」の反対の意味を示します。

「折」は、「○○のときに」という意味の丁寧表現なので「過日お目にかかりました折」で「この前に会った時に」という意味の丁寧表現になります。

例文2:過日はお忙しい中

メールの文面で見る場合は、このような例文が多いのではないでしょうか。「過日はお忙しい中ご対応していただきありがとうございました。」などのように使われます。

これは、「この前はお忙しいところ対応していただいてありがとうございました。」という意味です。この例文には、相手の手間を労うという日本の社会人としてのマナーがあらわれています。

例文3:過日、書類を郵送致しました

このような表現も目にする機会が多いのではないでしょうか。契約を交わしているときなどに、相手の郵送作業が終わったことを知らせるメールでよく見かけます。

この文の意味は「書類の発送が完了した」という内容を示しています。こちらから必要書類を送らなければならないシーンでも「過日必要書類を郵送いたしました。」というようにそのまま使うことができます。

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初回公開日:2017年11月16日

記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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