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「了承を得る」の意味とは?正しい使い方と類語や英語表現について紹介

更新日:2024年03月24日

「了解を得る」の正しい意味や使い方をご存知でしょうか。この記事では、「了解を得る」の意味や使い方、尊敬表現などを紹介しています。また、ビジネスシーンで役立つ英語での言い回しも併せて紹介しています。「了解を得る」について知りたい方は本記事を参考にしてください。

すでに解説した通り、「了承を得る」は敬語や謙譲語には当たらないため、了承した本人がいる、いないに関わらず社外などの公の場で使用するには相応しくない表現です。

そのため、「了承を得る」という表現を使用する場合は社内のみに留めておくようにしましょう。また、社内でもとくに目上の人に使用する場合は、別の言い回しをする、敬語に直すなどの配慮が必要です。

「了承を得る」の言い換え表現

「了承を得る」という表現を言い換える場合は、どのような表現があるのでしょうか。シーンに合った言い回しができるように、「了承を得る」の言い換え表現を確認しましょう。

「承諾を得る」

「了承を得る」の言い換え表現として「承諾を得る」という言い回しがあります。「承諾」には「相手の意見や要求を受け入れる」という意味があり、「了承」よりも同意や許可、請け合いの意味が強く込められています。

そのため、契約や取引などで約束事や手続きなどを認めるときに使われます。「承諾を得る」の例文は以下の通りです。

・「上司の承諾を得たのち実行します。」
・「子ども祭りの参加には保護者の承諾を得なくてはなりません。」

しょう‐だく【承諾】
〘名〙
① (古くは「じょうだく」) 相手の申し入れや頼みを同意してひきうけること。ききいれること。承引。承知。

出典: https://kotobank.jp/word/%E6%89%BF%E8%AB%BE-532471 |

「了解を得る」

「了承を得る」には「了解を得る」という言い換え表現があります。この「了解」には、「内容や事情を理解して認める」という意味があり、「了承を得る」よりもさらに踏み込んだ言い回しになります。

「了承を得る」は「事情を汲み取って納得する」という意味のため「理解する」という意味は含まれていません。この点を除けば、「了承を得る」も「了解を得る」も似たような表現といえるでしょう。

しかし、近年では「了解」をカジュアルに「分かった」という意味として使われる場面が増えたため、ビジネスシーンで「了解」を用いることは減っています。

りょう‐かい〔レウ‐|リヤウ‐〕【了解/×諒解】
[名](スル)
1 物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「―が成り立つ」「来信の内容を―する」

出典: https://kotobank.jp/word/%E4%BA%86%E8%A7%A3-149916 |

「了承を得る」の尊敬表現

「了承を得る」は基本的に目上の人に対して使うことはできません。しかし、了承を得ていることを目上の人に説明しなければならないケースもあります。そのような場合でも、失礼にならないようにするにはどのような言い回しをすればいいのでしょうか。

以下では、「了承を得る」の尊敬表現を紹介していきます。

「ご容赦くださいますよう」

「了承を得る」を尊敬語に言い換えた表現に、「ご容赦くださいますよう」という表現があります。この表現はお詫びする場合に用いられます。

「容赦」には「大目に見る」「許す」という意味があり、尊敬語である「ご~ください」と丁寧語の「ます」を付けて敬意を表しています。

「ご容赦くださいますよう」は相手にこちらの言い分を許容してもらうときに使う表現です。目上の人に用いること自体に問題はありませんが、丁寧な言い回しをしていたとしても相手との関係が悪くなったときに使う言葉なのでなるべく使わないようにしましょう。

よう‐しゃ【容赦】
[名](スル)
1 ゆるすこと。大目に見ること。
「もう遣り切れないと云った様子を先刻から見せている津田を毫も―しなかった」〈漱石・明暗〉

出典: https://kotobank.jp/word/%E5%AE%B9%E8%B5%A6-653032 |

「ご承知おきくださいますよう」

事前に知っておいて欲しい事を丁寧に伝えたい場合は、「ご承知おきくださいますよう」という表現を使います。この表現は、「承知」という言葉に「心に留める」という意味の「おく」と敬語の「ご~ください」を合わせて敬意を表しています。

「ご承知おきくださいますよう」という表現自体は、丁寧な言い回しであるため目上の人に使っても問題ありませんが、謙譲語である「承る」から連想して目上の人に用いるべきではないと感じる人もいるため注意しましょう。

同じような表現に「ご承知おきください。」という表現がありますが、この言い回しでは有無を言わさない印象を与えてしまうためビジネスシーンでは「ご承知おきくださいますよう」と言うようにしましょう。

「ご了承くださいますよう」

相手からの許可を得る際に使える「了承を得る」の尊敬表現の1つに「ご了承くださいますよう」という表現があります。

この表現は、相手に理解して受け入れてもらうときに使う表現で、尊敬語の「ご~ください」と丁寧語の「ます」を付けることで、非常に丁寧な言い回しになっています。取引先や上司など、目上の人に用いることができ、口頭のみならずメールでも使うことのできる表現です。

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初回公開日:2017年12月01日

記載されている内容は2017年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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