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「いらしてください」の意味と正しい使い方とは?例文もあわせて紹介

更新日:2024年09月20日

よく耳にする「いらしてください」という言葉をあなたは正しく使えていますでしょうか。この記事ではこの言葉の意味や使い方を詳しくお伝えします。この記事を読むと多用されている「いらしてください」を正しく使えるようになります。ぜひ最後まで記事を読んでください。

「来る」の意味での例文

「まもなく会議が始まりますので、会議室にいらしてください。」
「またぜひ自宅にいらしてください。」

以上が「来る」の意味での「いらしてください」の例文です。「いらしてください」は一般的に「来る」の意味で使われている言葉になりますので、一番使いやすい表現になります。ぜひ使い方を覚えてください。

「居る」の意味での例文

「午後3時に会議室にいらしてください。」
「すぐに戻りますので、ここにいらしてください。」

以上が「居る」の意味での「いらしてください」の例文です。「来る」の意味と似ていますが、こちらは「指定の場所に居てください」という意味を持ちますので混同しないようにしましょう。

「いらしてください」への返答方法

「いらしてください」と相手から言われた場合の返答は、「参ります」や「伺います」が一般的です。

ただし、この返答は「来る」意味での「いらしてください」の返答方法です。そのため、「行く」と「居る」の返答では不適切な場合があります。その場合は「かしこまりました」などの言葉を使い、適切な返答をするようにしましょう。

「いらしてください」の注意点

次の項目では「いらしてください」の注意点をお伝えします。今からお伝えすることに気をつければ、「いらしてください」を適切な場面で正しく使えるようになるでしょう。ぜひご確認ください。

無理に漢字で書かない

「いらしてください」は漢字で書くと「入らしてください」になります。しかし、漢字表記は滅多に使われることがなく、相手に疑問を持たせるだけですので、ひらがなで表記するようにしましょう。

目上の人に使うときはニュアンスを変える

「いらしてください」は「来てください」の敬語表現となります。直属の上司など繋がりが深い人には使っても問題ありませんが、それ以外の目上の人や社外の方には「来てください」とお願いすること自体が失礼にあたりますので、控えたほうが良いでしょう。

どうしても「いらしてください」を使いたい場合は「いらしていただけませんか」といった疑問文で相手を立てる表現にしたり、「いらっしゃってください」と言葉を略さずに丁寧な表現でお伝えしたりして、敬意を表すようにしましょう。

「ご足労」の使い方

似たような言い方に「ご足労」という言葉があります。ビジネスシーンでもよく使用される言葉ですが、「ご足労」という言葉は「わざわざ足を運んでいただいてありがとうございます」という意味を持っています。そのため、基本的には社外の相手方に対して「ご足労おかけして申し訳ございません」のように使用します。

これらを踏まえて考えると、上司に使用する場面はあまり多くはありません。例えば、わざわざ上司を呼び出すというシチュエーションに遭遇するならば別ですが、基本的には自分から出向く部下が多いでしょう。そのため、むやみに使用してしまうと間違った使い方となる事があります。

上司に用事がある場合、自分から行くことが大前提ですが、「わざわざ上司が自分の元へ足を運んでくれた」という状況ができてしまった際には、使用するようにしましょう。

使うシーンごとに最も伝わりやすい表現を選ぶ

「いらしてください」は「来る」「行く」「居る」といった複数の意味を持つ言葉です。そのため自身の「いらしてください」の言葉の使い方が適切でも、どの意味なのかが相手に通じない場合があります。

言葉を使いこなすには、どのように伝えたら相手に伝わりやすいかを考える必要があります。類語の方がわかりやすい場合は、そちらで伝えるようにしましょう。

「いらしてください」の言い換え表現

次のページ:「いらしてください」の英語表現

初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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