Search

検索したいワードを入力してください

「見送る」の敬語表現は?使い方・例文・注意点について解説

更新日:2024年02月21日

「見送る」という言葉は多くの方が使ったことのある言葉でしょう。しかし「見送る」を敬語で表現しなければならないときに、正しい敬語が使えるでしょうか。本記事では「見送る」の意味や使い方に加え敬語表現も解説しています。正しい敬語表現を理解しておきましょう。

「見送る」という言い方は、目上の人に対してこのまま使える表現なのか、敬語表現にする必要があるのか迷ったことはありませんか。そもそも、「見送る」は「出かける人を見送る」という使い方と「返事を見送る」という使い方ができ、使い方によって意味が異なります。

この記事では、「見送る」の意味や使い方と敬語表現について解説しています。「見送る」を使う際の注意点も紹介しているので、あわせて覚えておきましょう。使い方による意味の違いを理解しておけば、意味に応じた敬語表現ができるようになるはずです。

「見送る」の敬語表現を習得できたら、別の言葉や言い回しを使った「見送る」を言い換える方法についても理解し、使える語彙の幅を広げていきましょう。

「見送る」の意味

「見送る」の意味は、主に二つありどちらの意味かによって敬語表現は、変わってきます。一つは、「出かける人を送る」意味でもう一つは、「今回は行動を起こさない」「取りやめる」「断る」という意味です。

日常生活で使われることが多いのは一つめの「出かける人を送る」でしょう。しかし、ビジネスの場では二つめの「今回は行動を起こさない」「取りやめる」「断る」という意味で使われることが多い言葉です。

「見送る」の使い方・例文

「出かける人を送る」という意味と、「今回は行動を起こさない」「取りやめる」「断る」という意味の二つの意味合いを持つ「見送る」の使い方例文ごとに紹介していきます。

どちらの意味合いでも使われることが多い言葉であるので、その場その場で「どちらの意味なのか」ということを正しくとらえることができるようにしましょう。

出掛ける人を見送る場合

出掛ける人を見送るときに使う「見送る」の使い方には、外出する人に対して使う場合の他、来ていたお客様を送り出す場合、この世からあの世に行ってしまう場合なども含まれます。

「お客様を見送る」「駅まで見送る」「玄関先で見送る」「亡き父を見送った」などの使い方では、語っている本人に対して相手が離れていく様を表現しています。

一定の場所までは寄り添って歩き、ある起点から先へは相手だけが進んでいくというイメージを持つと、ここで使う「見送る」の意味が理解しやすくなるでしょう。

相手からの提案・申し出を断る場合

ビジネスシーンで提案や申し出を断るときは、「お断りします」というよりも「見送らせていただきます」を使った方が、表現が直接的ではなくなり柔らかくなります

「ご提案いただいた内容は素晴らしいものでしたが、弊社の現状を考慮した結果、今回は見送らせていただくことになりました」という例文で考えてみましょう。

「今回は採用できない」ことを明確に伝えつつ、「見送る」という言い方で余韻を残し、再び提案できる可能性を感じさせる断り方になっています。

仕事の依頼を断る場合

仕事の依頼を断るとき、「この仕事はお断りします」と直接的な表現を使ってしまうと、相手の気分を害してしまい、二度と依頼がなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

大変残念ですが、今回は見送らせていただきます」といえば、「どうやら今回は都合が悪かったらしいが、次回はお願いできるかもしれない」という余韻を残せます。

「見送る」を使うときに、「大変残念ですが」や「今回はスケジュールが合わず」などの言葉を加えることで、相手への気遣いを感じさせられる丁寧な表現になります。

メールで物事を断る場合

相手に対し「断る」という意志をメールで伝えるときも「見送る」を使えます。口頭の場合に比べ、メールのような文字だけのコミュニケーションでは、発言者の表情が見えないため、「断る」と書いてしまうとその文字だけがダイレクトに伝わってしまいます。

冷たい言葉になってしまわないよう、「断る」とは書かずに「見送る」を使ってみましょう。ここからは、断るビジネスメールを書く際の「見送る」の使い方と例文を紹介していきます。

購入を断る

次のページ:「見送る」の敬語表現

初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests