「壮行会」の意味|激励会・送別会との違いや内容・ポイントも紹介
更新日:2024年08月31日
ビジネスシーンでは度々、壮行会を開催する機会があります。
壮行会について何となくは知っていても、よく似た催しである送別会や激励会との違いは案外よく知らないものです。壮行会は、学生時代にも部活などで開催されることがありますが、ビジネスシーンでも同じ開催目的として考えて大丈夫なのでしょうか。
このように、壮行会について知っているようで知らないことを、この記事では紹介しています。よく知らないまま何となく言葉を使用していると、誤って相手に失礼を働いてしまう場合もあります。
この記事を読むことで壮行会や送別会、激励会の正しい開催意図を理解して、ぜひビジネスシーンに生かせるでしょう。
「壮行会」の意味
壮行会の読み方は「そうこうかい」です。壮行会の「壮行」という言葉には、旅立ちの前途を祝い応援する意味があります。
つまり、壮行会とは、これまで一緒に働いてきた上司や同僚が離れて行く際に、盛大に送り出す意味として使われる言葉であり、別れを惜しむものとは異なります。
しかし学生の時に、部活動などでも大会の前日にも壮行会は開かれた事はないでしょうか。ビジネスシーンと学生時代の壮行会とでは、開催目的が少し異なります。
ビジネスの場合
ビジネスシーンにおいての壮行会とは、会社の組織内で部署の異動により今いる部署を離れる際に催されるものを指します。海外への長期出張や転勤の際にも開催することもあるでしょう。
同じ組織内のままではありますが、新しい環境へ異動していく同僚や上司を前向きに祝い、開催される会合です。
学校・部活の場合
学生が学校で部活の大会などに出場するときも壮行会が催されることがあります。例えば、中学生のときに大きな大会の前日によく壮行会が開催されます。生徒の代表として、生徒会長が激励の言葉を述べたり、応援団が応援してくれることが一般的でしょう。
学生の時に開催される壮行会は、大会に出場する人を激励して送り出したいという気持ちを伝えることが目的になります。
「壮行会」と激励会・送別会の違い
壮行会とよく似た言葉として、激励会と送別会があります。一見すると違いが分かりにくく混同しがちですが、それぞれは開催意図が大きく異なります。
送り出す状況によって使い分ける必要があり、誤って開催してしまうと送り出す相手に失礼な印象を与えてしまうかもしれません。
それぞれの会合にはどのような違いがあるのでしょうか。言葉の意味と適切な使い方についても紹介します。
激励会の違い
壮行会と激励会は、どちらも相手の前途の活躍を応援する意味があるので、混同しがちです。
しかし、壮行会は送り出す人に向けるものであり、激励会は応援するだけであって送り出すものではないという大きな違いが有ります。
激励会は、相手が新しい取り組みをしたり、何か大きな仕事を任された際などに、応援し励す為に開催されます。
送別会の違い
壮行会と送別会は、どちらも意味は人を送り出す際に開催されることが共通点です。
しかし、壮行会は部署異動や転勤など、会社の組織内で離れる人へ向けるものであり、送別会は会社を辞める人に向けるものであるという大きな違いがあります。
ただし、今後戻ってこない可能性のある転勤の場合には、別れを惜しむということで送別会を開催する場合があります。主役になる相手の状況が判断しにくい場合には、上司や周りの同僚に相談してみるといいでしょう。
あくまでも、会社の組織を離れない人を送り出す場合には壮行会です。誤って送別会として開催しないように注意しましょう。
「壮行会」の内容
壮行会と聞いて、何をどういった流れですることが良いのか迷う時はないでしょうか。
一般的に壮行会には幹事がいて司会進行があり、場合によっては食事をしたり応援のメッセージを伝えるプレゼントを用意することもあります。
壮行会を開催する場合には、どのような準備が必要になるのか紹介します。
初回公開日:2018年03月29日
記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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