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3月の季節の挨拶の使い方とは?|漢語調・口語調それぞれ紹介

更新日:2023年12月15日

おりおりの季節を織りなす心のこもった「季節の挨拶」は、読む人の気持ちを和ませ、手紙を書いた人の心遣いを感じさせるのではないでしょうか。この記事で、季節の挨拶の書き方やビジネスシーンなどでの使い方を理解し、メールや手紙で適切に使えるようにしましょう。

口語調の「季節の挨拶」は、お礼状などあらたまった書状で使われる漢語調の「季節の挨拶」と趣が異なり、はがきのような簡易の書状で、親近感のあるカジュアルな表現として使われます。

ここでは、3月の「季節の挨拶」として使う口語調のフレンドリーな慣用句や結びの言葉を紹介します。

3月上旬に使える慣用句・結びの言葉

3月上旬の季節の挨拶に使える慣用句

  • 春を迎えたと言え、まだ寒い日の続く今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか。
  • 一雨ごとに春雨めいてくるこの頃、お達者でお暮らしでしょうか。
  • 庭のネコヤナギの花も咲き春の訪れを一段と感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
  • 寒のもどりもようやく和らぎ、過ごしやすい季節となって参りました。
  • 春の暖かさよりも冬の名残の寒さを肌に感じる日々が続いています。

3月上旬の季節の挨拶に使える結びの言葉

  • 春とはいえまだまだ寒のもどりもございます。お身体ご自愛下さい。
  • 朝晩はまだまだ冷え込みますので、お身体お労り下さい。

3月中旬~4月上旬に使える慣用句・結びの言葉

3月中旬~4月上旬の季節の挨拶に使える慣用句

  • このところ春の長雨が毎日続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。
  • 近くの菜畑でモンシロチョウを見かける季節になりました。その後、いかがお過ごしでしょうか。
  • 畑の春大根も大きくなり春真っ盛りのなか、皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。
  • 春うららかな日々が続きますが、皆様ご健勝でお過ごしのことと存じます。
  • 近くの専門学校の実習生も卒業式を迎え、校門前も春めいて賑やかになっています。

3月中旬~4月上旬に使える結びの言葉

  • 春を迎え、新天地でのさらなるご活躍をお祈りしています。
  • 躍動の春です。皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。

3月全般に使える慣用句・結びの言葉

3月全般に使える季節の挨拶の慣用句

  • 桜の便りも各地から寄せられる春本番となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 魚市場で浅春の貝を見かける今日この頃、ご健勝でお過ごしのことと存じます。
  • 彼岸桜も咲き始め紅色の映える春めいた季節になりました。皆様にありましてはお健やかにお過ごしのことと拝察しております。
  • 卒業式も終え、のんびりとお過ごしのことと存じます。

3月全般に使える結びの言葉

  • 季節の変わり目です。お体を大切になさるよう祈念申し上げます。
  • 桜の開花時は春の長雨がつきものです。体調には十分気をつけてお過ごし下さい。

【漢語調】3月の季節の挨拶の例文

3月の季節の挨拶は、漢語調のものと口語調のものに区分けされ、それぞれがビジネスシーンとプライベートなシーンで表現に若干の違いが見えます。

ここでは、漢語調についてこの2つのシーンで例文を紹介し、その違いを見ていきましょう。

ビジネスの場合

  • 余寒の候(寒さが残る季節)
  • 遅春の候(暦としては春であるが、肌寒く花の開花も遅れている季節)
  • 仲春の候(3月の季節)

プライベートの場合

  • 春とは言え、寒さが残る季節となりましたが……(「余寒の候」の言い換え)
  • 春とは言え、まだまだ肌寒く花の開花も遅れていますが……(「遅春の候」の言い換え)
  • 春三ヶ月の真ん中にありますが……(「仲春の候」の言い換え)

【口語調】3月の季節の挨拶の例文

「口語調」による3月の季節の挨拶は、ビジネスシーンとプライベートなシーンで表現に若干の違いが見えます。

次は、この2つのシーンごとに例文を紹介し、その違いを見ていきましょう。

次のページ:3月の季節の挨拶を理解して適切な場面で使おう

初回公開日:2017年12月18日

記載されている内容は2017年12月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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