上棟式での施工者の挨拶の仕方・例文・乾杯の掛け声の仕方
更新日:2024年07月29日
上棟式の挨拶ってどうすればいいの?
新築住宅を計画中の方、新築住宅を手に入れるために、いろいろと話を聞いたり調べたりして、行動していらっしゃるところでしょう。
その中で、新築住宅の建築にあたっては、さまざまな儀式があります。その中でも、一般的なものが以下の3つです。
・地鎮祭
・上棟式(棟上げ)
・完成お披露目会
この中でも、上棟式は、今後行われる新築工事の安全と怪我のないように祈る儀式です。ですので、上棟式は、工事に関わる職人の方たちへの感謝とねぎらいのための行事となります。
上棟式では、施主はその意味をこめて挨拶をします。挨拶の仕方をみていく前に、まずは上棟式の流れを簡単にみていきましょう。
上棟式の流れ
最近では、上棟式を行わなかったり、行っても略式の上棟式を行う人が増えて来ています。上棟式は、職人さんたちへの感謝の気持ちを伝える場でもありますので、せっかくなら気持ちを伝えて職人さんたちには気持ちよく仕事をしてもらいたいものです。
ここでは、略式の上棟式の簡単な流れを紹介します。ハウスメーカーや工務店、地域によっても異なりますが、上棟式を控える方は、参考にしてみてください。
1.棟梁が棟木に幣束を立て吹き流しなどを飾ります
2.建物の四方に酒・塩・米をまいて清め上棟の儀を行います
3.上棟の儀のあと、施主の挨拶、乾杯を行い直会(宴会)
4.工事に関わっている職人さんの紹介
5.施主から職人へご祝儀を渡す
6.お開き
上棟式に準備しておくもの
上棟式では、職人さんたちへの差し入れやお弁当など、準備物がある場合があります。これもハウスメーカーや工務店、地域によっても異なりますが、一般的に施主が用意すべきものを挙げておきます。
・塩・米・酒…建物の四方にまいて清める上棟の儀で使います
・水・塩・米・お神酒・鮮魚(赤身)・海の幸(昆布やするめ)・山の幸(野菜)・果物・鏡餅…お供えものです
・吹き流しなど…棟梁が飾ります
・お茶・お菓子…職人さんの休憩時の差し入れです
・昼食…職人さんの人数分必要です
・お酒やビール、料理など…直会(宴会)用です
・ご祝儀・引き出物…棟梁や職人さんへ渡すものです
結構たくさんありますので、早めに準備を始めましょう。ちなみに、引き出物は、赤飯やお酒、紅白まんじゅう、菓子折りなどを準備します。
ご祝儀の相場
ご祝儀は、職人さんたち一人ひとりに準備をします。ご祝儀の一人当たりの相場は、以下のとおりです。
・棟梁…2~3万円
・棟梁以外の職人さん…0.5~1万円
・現場監督・設計士…0.5~2万円
・ガードマン…0.1~0.3万円
これも、ハウスメーカーや工務店によっては禁止しているところもあるので、事前に確認しましょう。
上棟式での挨拶の例文
上棟式では、施主の挨拶があることは、先に書きました。では、具体的に上棟式での挨拶の例文をみてみましょう。ここで紹介するのはあくまでも例文で、施主は自分の想いを込めて挨拶をしてください。
上棟式の挨拶の例文1
本日は、皆さまのおかげで、無事に上棟をすませることができました。本当に感謝しております。
この場を借りて、皆さまに私の家族を紹介したいと思います。妻の○○、長男の△△…以上、○人家族です。家族一同、家の完成の日を楽しみにしております。
これからの工事に関しては、くれぐれも安全第一で、怪我をすることがないよう気をつけていただきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。
上棟式の挨拶の例文2
こんにちは。施主の○○です。今回は、○○ハウスさま及び関係者の皆さまのおかげで無事に上棟を済ませることができました。本当にありがとうございます。家の完成の日を私自身また家族ともども心より楽しみにしております。
今後工事がなされていきますが、皆さまには、くれぐれも安全第一で怪我がないように十分気をつけて作業を進めていただけたらと思っております。どうかよろしくお願いいたします。
また、本日は初めてのことで何かと失礼なことがあったかもしれませんが、どうかご容赦いただけたらと思います。本日は誠にありがとうございました。
挨拶に決まりはない
挨拶の内容は、基本的には安全で怪我がないことを祈り、職人さんたちへの感謝の気持ちを伝え、これからもお世話になる旨を伝えることができれば、形式はありません。家の完成への想いを、自分の言葉で伝えることが重要ですので、例文にこだわらず、自分の想いを伝えましょう。
上棟式の挨拶での乾杯の掛け声
初回公開日:2018年04月23日
記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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