「ご活躍を応援しています」の正しい使い方は?場面別の例文も紹介
更新日:2024年08月26日
- 新天地での益々のご活躍をお祈り申し上げます。
- △△さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
- △△さまのご健勝と益々のご活躍をお祈り申しまして、乾杯!
- 末筆ながら、〇〇さまの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
心より
「心より」は、心の底から、自分の心がもとになって、という意味の言葉です。「ご活躍を」と結びついたときは、丁寧に気持ちを込めた言い方になります。
- ◯◯さんのご昇進、心よりご活躍を祈念いたします。
- この度のご活躍心よりお喜び申し上げます。
- 今後の更なるご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
- 末筆ながら、△△さまのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
お祈り
「お祈り」は、何かの実現を願うこと、という意味の言葉です。「ご活躍」という言葉と併せて使われることも多いでしょう。「ご活躍をお祈り申し上げます」は、「活躍するように祈っています」という意味になります。
「活躍」は人に対する言葉のため、企業などの団体の場合には適しません。使い方は、以下の例文を参考にしてください。
- 今後益々のご活躍をお祈りいたしております。
- ◯◯さんの益々のご活躍とご発展をお祈り申しあげます。
- 貴殿の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
- 末尾になりますが、○○様のより一層のご活躍をお祈り申し上げます。
祈念
「祈念」は、「きねん」と読み、願いが叶うようにお祈りする、という意味の言葉です。「ご活躍」と「祈念」を併せると、「ご活躍を祈念しております」という形になります。「活躍するように心から祈っています」という意味の表現です。
この表現は、ビジネスシーンで使用する機会が多いでしょう。目上の人、同僚、部下などの立場は関係なく使用できるフレーズです。
- このたびの◯◯さんのご就任、心からお喜び申しあげますと共に、△△さまのご活躍を祈念しております。
- 健康に留意のうえ、一層ご活躍されますことを祈念いたします。
- 大役へのご就任、お祝い申し上げますと共に、ご自愛とご活躍を祈念しております。
期待
「期待」は、○○になるといいな、と望みをかけて待つこと、という意味の言葉です。「ご活躍を」と「期待」を併せて「活躍を期待しています」と使った場合は、「活躍するように頑張って」という表現になります。
注意点は「期待」を使う場合は、目上の人には使えないという点です。「ご活躍を期待しております」と謙譲語を使っても、「期待」という言葉自体、立場が上の人が、下の立場の人に対して使用する表現になります。
「ご活躍を」と「期待」を使う場合は、同僚や部下に対して使うものと認識しておきましょう。例文は以下のようなものがあります。
- 本日から入ってきた○○さん、△△さんの活躍を期待しています。
- 新入社員の活躍に期待しています。
- 新しい環境での活躍を期待しています。
- 今回のプロジェクトに抜擢されたメンバーの活躍を期待しています。
拝見
「拝見」は、「見る」の謙譲語であり、敬意をはらって何かを見る、という意味の言葉です。「ご活躍」と併せて使う場合は、「あなたの活躍をよく見ています」と伝える際に、「ご活躍をいつも拝見いたしております」という表現をすることが多いでしょう。
- いつもご活躍を拝見いたしております。
- 社内報で○○君の記事を拝見し、ご活躍のようなので安心いたしました。
- △△さまのお体の様子を案じておりましたが、ご活躍のお姿を拝見して安心いたしました。
新天地
「新天地」は、今後自分が切り開いていく場所、これまでとは違う新しい環境、などを指します。「ご活躍を」と併せて使われるのは、転職や転勤、退職など、相手を見送る際に「新天地でのご活躍を応援しています」という言い方をすることが多いでしょう。
これは「新しい場所でも頑張ってください」という内容を表現しています。このほかにも以下のような言い方があります。
- ○○さまの新天地でのご活躍を心よりご祈念申し上げます。
- 新天地でのご活躍をご祈念いたします。
- 新天地での益々のご活躍ご健勝をお祈りいたします。
「新天地」を使う際の注意点としては、転職先などが決まっていない人や、後ろ向きの理由でその場所から去る人に対しては使わない方が賢明です。皮肉を言っているととらえられてしまう可能性があります。
初回公開日:2022年11月09日
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