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「ご迷惑をおかけします」の意味|前後に続く言葉14コ・言い換え

更新日:2024年10月01日

ビジネスシーンでのメールのやり取りで「ご迷惑をおかけします」と言う表現をよく目にします。しかし、この表現は敬語として正しいのか、使いどころを間違えると相手に失礼にあたるのかなど、今回は「ご迷惑をおかけします」と言う表現の正しい使い方についてご紹介します。

「ご迷惑をおかけします」の意味

ビジネスシーンのメールのやり取りでは「ご迷惑をおかけします」と言う表現をよく目にします。しかし、この表現は迷惑をかけるのは自分なのに敬語になっていて、正しい表現なのか迷ったことはありませんか。

果たして、「ご迷惑をおかけします」は正しい敬語なのかどうか考えてみましょう。

ご迷惑

「ご迷惑」の元は「迷惑」です。そもそも迷惑とはどういったことを指すのでしょうか。

コトバンクによると、迷惑とは人のしたことで不快になったり困ったりする・こと(さま)の意味です。

つまり「迷惑」とは、相手に何か不利益が生じたときや、困らせてしまったときに使用する言葉になります。目上の人や取引先の人などに不利益が生じたときや、不快な思いをさせてしまったときに「迷惑」という言葉を使うことは正しい使い方といえます。

名・形動](スル)
1 ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。「人に迷惑をかける」「迷惑な話」「一人のために全員が迷惑する」
2 どうしてよいか迷うこと。とまどうこと。
「一生の間煩悩の林に―し」〈倉田・出家とその弟子〉
[派生]めいわくがる[動ラ五]めいわくげ[形動]めいわくさ[名]

出典: https://kotobank.jp/word/%E8%BF%B7%E6%83%91-643302 |

「迷惑」の尊敬語

「迷惑」に「ご」をつけると、迷惑をかける相手に対する相手への尊敬語になります。

「ご迷惑をおかけします」は「迷惑をかける」の敬語ですが、尊敬語・謙譲語・丁寧語の関係について整理すれば、正しい敬語かどうか見えてきます。

次に「おかけします」をみていきます。

おかけします

「おかけします」の元は「かける」です。

ここで一旦、尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味をおさらいしましょう。
・尊敬語:目上の人など、相手を立てるときに使うもの
・謙譲語:自分がへりくだることで相手を立てるときに使うもの
・丁寧語:「です」「ます」「ございます」など相手に対して丁寧に述べるときに使うもの

「ご迷惑をおかけします」の「おかけします」部分について、上記を踏まえ、尊敬語・謙譲語・丁寧語の関係を整理していきましょう。

「かける」の謙譲語

「かける」というのは自分がすることです。

「おかけします」という言葉は、

「おかけ」の「お」:迷惑をかけてしまう自分を下げている謙譲語
「ます」:丁寧語の「ます」

となるので、「ご迷惑をおかけします」は正しい敬語と言えます。

「ご迷惑」に続く言葉7コ

「ご迷惑をおかけします」が正しい敬語だとわかりましたが、それではどのように使っていけばよいでしょうか。

ここからは「ご迷惑」を使用した言い回しを7つご紹介します。「ご迷惑をおかけします」に似た文章でも、多少ニュアンスが違ってきますので、状況によって正しい言い回しを使ってみてください。

言葉1:〜をおかけします

基本となる「ご迷惑をおかけします」とは、「不利益を生じさせてしまいます」という言い方に言い換えることができます。

相手に不利益が生じることをわかっていながらお願いすることは、失礼な行為だと受け取られることもありますので注意して使いましょう。

言葉2:〜をおかけしました

一般的に謝罪は過去のことに対して行うことが多いので、「ご迷惑をおかけしました」は最もよく使う謝罪の表現といえます。

より深く謝罪が必要な場合は、「申し訳ございません」を付け加えましょう。「申し訳ございません」という謙譲表現にすることで、より丁寧な印象を相手に与えることができます。

また、「申し訳ございません」の前に「大変」を付け加えることで、深い謝罪の気持ちを伝えることもできます。

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初回公開日:2017年07月19日

記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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