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「ご迷惑をおかけします」の意味|前後に続く言葉14コ・言い換え

初回公開日:2017年07月19日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンでのメールのやり取りで「ご迷惑をおかけします」と言う表現をよく目にします。しかし、この表現は敬語として正しいのか、使いどころを間違えると相手に失礼にあたるのかなど、今回は「ご迷惑をおかけします」と言う表現の正しい使い方についてご紹介します。

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「ご迷惑をおかけします」の意味

ビジネスシーンのメールのやり取りでは「ご迷惑をおかけします」と言う表現をよく目にします。しかし、この表現は迷惑をかけるのは自分なのに敬語になっていて、正しい表現なのか迷ったことはありませんか。

果たして、「ご迷惑をおかけします」は正しい敬語なのかどうか考えてみましょう。

ご迷惑

「ご迷惑」の元は「迷惑」です。そもそも迷惑とはどういったことを指すのでしょうか。

コトバンクによると、迷惑とは人のしたことで不快になったり困ったりする・こと(さま)の意味です。

つまり「迷惑」とは、相手に何か不利益が生じたときや、困らせてしまったときに使用する言葉になります。目上の人や取引先の人などに不利益が生じたときや、不快な思いをさせてしまったときに「迷惑」という言葉を使うことは正しい使い方といえます。

名・形動](スル)
1 ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。「人に迷惑をかける」「迷惑な話」「一人のために全員が迷惑する」
2 どうしてよいか迷うこと。とまどうこと。
「一生の間煩悩の林に―し」〈倉田・出家とその弟子〉
[派生]めいわくがる[動ラ五]めいわくげ[形動]めいわくさ[名]

出典: https://kotobank.jp/word/%E8%BF%B7%E6%83%91-643302 |

「迷惑」の尊敬語

「迷惑」に「ご」をつけると、迷惑をかける相手に対する相手への尊敬語になります。

「ご迷惑をおかけします」は「迷惑をかける」の敬語ですが、尊敬語・謙譲語・丁寧語の関係について整理すれば、正しい敬語かどうか見えてきます。

次に「おかけします」をみていきます。

おかけします

「おかけします」の元は「かける」です。

ここで一旦、尊敬語・謙譲語・丁寧語の意味をおさらいしましょう。
・尊敬語:目上の人など、相手を立てるときに使うもの
・謙譲語:自分がへりくだることで相手を立てるときに使うもの
・丁寧語:「です」「ます」「ございます」など相手に対して丁寧に述べるときに使うもの

「ご迷惑をおかけします」の「おかけします」部分について、上記を踏まえ、尊敬語・謙譲語・丁寧語の関係を整理していきましょう。

「かける」の謙譲語

「かける」というのは自分がすることです。

「おかけします」という言葉は、

「おかけ」の「お」:迷惑をかけてしまう自分を下げている謙譲語
「ます」:丁寧語の「ます」

となるので、「ご迷惑をおかけします」は正しい敬語と言えます。

「ご迷惑」に続く言葉7コ

「ご迷惑をおかけします」が正しい敬語だとわかりましたが、それではどのように使っていけばよいでしょうか。

ここからは「ご迷惑」を使用した言い回しを7つご紹介します。「ご迷惑をおかけします」に似た文章でも、多少ニュアンスが違ってきますので、状況によって正しい言い回しを使ってみてください。

言葉1:〜をおかけします

基本となる「ご迷惑をおかけします」とは、「不利益を生じさせてしまいます」という言い方に言い換えることができます。

相手に不利益が生じることをわかっていながらお願いすることは、失礼な行為だと受け取られることもありますので注意して使いましょう。

言葉2:〜をおかけしました

一般的に謝罪は過去のことに対して行うことが多いので、「ご迷惑をおかけしました」は最もよく使う謝罪の表現といえます。

より深く謝罪が必要な場合は、「申し訳ございません」を付け加えましょう。「申し訳ございません」という謙譲表現にすることで、より丁寧な印象を相手に与えることができます。

また、「申し訳ございません」の前に「大変」を付け加えることで、深い謝罪の気持ちを伝えることもできます。

言葉3:〜をおかけすると思いますが

この先、将来的に相手に不利益が生じることが予想される場合は、こちらの表現が好ましいといえます。

「ご迷惑をおかけすると思いますが」に続けて「何卒(なにとぞ)よろしくお願いいたします。」と付け加えると良いでしょう。

また、「よろしくお願いいたします」の部分を「よろしくお願い申し上げます」と言い換えると、より丁寧な言い回しになります。

言葉4:〜をおかけするかもしれません

こちらも将来的に相手に不利益が生じる可能性がある場合に使用します。

「おかけすると思いますが」よりも相手に不利益を与える可能性が少ない場合に「おかけするかもしれません」を使用すると良いでしょう。

少しでも相手にご迷惑をおかけする可能性がある場合には、この言い回しを1文入れておくことをおススメします。相手も心づもりができるでしょう。

言葉5:〜をおかけすることも

上記の「おかけするかもしれません」と同様の意味合いですが、例えば、新しい職場で仕事をする場合の挨拶に使用するといいでしょう。

例文
今後ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、何卒よろしくお願いいたします。

挨拶の最後にこの文言で締めくくると、きちんとした人の印象になります。

言葉6:〜をおかけすることもあるかも

今後迷惑をかけてしまうかもしれない場合に、この一文をいれておくと良いでしょう。

例文
しばらくはご迷惑をおかけるすることもあるかもしれません。よろしくお願いいたします。

ケガなどで今までどおり仕事ができるか分からない場合に使用します。迷惑をかける可能性が低いと予想される場合には、この表現を使ったほうがよいでしょう。

言葉7:〜をおかけしますが

これから迷惑をかける事が確実に分かっている場合には「ご迷惑をおかけしますが」に続けてお詫びの言葉を続けます。

「ご迷惑をおかけしますが、何とぞご容赦下さいますようお願いいたします。」

また、「ご迷惑をおかけしますが」の部分を「ご迷惑をおかけすることと存じますが」と言い換えることで、より丁寧な印象を相手に与えることができます。

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「ご迷惑をおかけします」の言い換え語

「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」となにかと使ってしまいがちな表現ですが、単なる便利な言い回しとしては控えた方が良い場合もあります。

それでは、「ご迷惑をおけしますがよろしくお願いします」という表現を避け、相手に失礼のないよう、なおかつ頼みごとやクッション言葉として使用する際にはどうすればいいのでしょうか。

次に「ご迷惑をおかけします」の言い換え語をご紹介します。

言い換え1:お手数をおかけします

「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」という表現があります。「ご迷惑」の部分を「お手数」に言い換えた言い回しです。

てすう【手数】とは、ある事をするための労力や手間の事です。相手に何らかの依頼を願い出る場合にも用います。

「手数」に「お」を付けて「お手数」となります。「お手数ですが~」と使うこともできます。簡単な頼みごとの時に使用すると良いでしょう。

言い換え2:ご面倒をおかけします

相手が面倒だと思う事柄を依頼するときに、「ご面倒をおかけしますがよろしくお願いいたします。」と言い換えることができます。

【面倒】とは手間がかかったり、わずらわしい事です。そのようなお願いをするときに使用してみましょう。

言い換え3:ご不自由をおかけします

「不自由」の言葉どおり、相手の思うとおりにできないようになってしまう時や、今まではできていたことをこちらの都合でできなくなってしまった時に使用します。

例えば、オフィスの入り口が不具合のため使用できず、いつもとは違う出入口を使用してもらうときなどに使えます。

似た言葉で、「ご不便をおかけします」という言葉もあります。

言い換え4:ご心配をおかけします

周囲が心配してくれた時に使用します。体調不良で仕事をお休みした時に「大丈夫でしたか?」と声を掛けられたら「ご心配をおかけして申し訳ありません」と言うと、印象が良いでしょう。

もし仕事でフォローしてもらっていたら「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」の方が望ましいので、その時の状況によって言葉の選択は慎重にしましょう。

「ご迷惑をおかけします」の前につける言葉

「ご迷惑をおかけします」の前に言葉を付けることで、その言葉の印象が変わってきます。

さまざまなビジネスシーンにおいて、適切な言葉を選ぶことはとても大切なことです。同僚やお客様との関係を良好に保つために、クッション言葉や丁寧な表現を使いこなせるようになりましょう。

それでは「ご迷惑をおかけします」の前に付ける言葉をご紹介していきます。

言葉1:何かと

「何かと」とは1つの事ではなく、複数の事を指します。「色々と」と同様の意味です。

ご迷惑をおかけする事柄が1つではない時、「何かとご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします」と伝えると良いでしょう。

また1つの事をお願いしたつもりでも、付随して仕事が発生する場合もありますので、依頼内容をしっかり確認してからお願いしましょう。

言葉2:不慣れで

「不慣れ」とは慣れていない事です。あまり経験のない事柄をする時などに使用します。

「不慣れでご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」と事前に伝えておくと、あなたが慣れていないことをするので、スムーズに事が運ばない可能性があるなと相手も心づもりができます。

上手くやる自信がない時などに先に言っておくと便利な言葉でしょう。

言葉3:未熟なもので

「未熟」とは経験が少ない、経験が浅くまだ一人前ではないという意味です。不慣れはその事柄に対しての意味になりますが、未熟は自分自身を指します。

新人の時や職場が変わった時に「未熟なものでご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦くださいませ」と言うと、仕事に対しては未熟ながらも人間的にはしっかりした人だという印象がつき、今後の仕事がやり易くなるでしょう。

言葉4:初心者ですので

「初心者」とは初めて、または始めて間もない人、覚えたての人の事です。

上の「未熟」と同じ意味合いですが、対象となる物事をやり始めたばかりの場合は「初心者」を使うと良いでしょう。「未熟」は経験年数に直接関係ありませんが、「初心者」は期限がありますので注意が必要です。

「初心者ですのでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」と挨拶すると初々しい印象になります。ぜひ初めての時に言ってみてください。

言葉5:この度は

「この度は」というのは、「今回は」「今度は」と同じ意味です。ビジネスシーンなどフォーマルな場面では「今回は」ではなく「この度は」を使うのが適切です。

「この度はご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません」と、謝罪するときに使用すると良いでしょう。

また、これから迷惑をかける心配がある場合にも使用できます。
「この度はご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。」

言葉6:多大な

「多大な」は多くの、大きな、たくさんなどの意味で、たくさんの迷惑をかけた時に「ご迷惑」の前に付けて使用します。

謝罪する場面では次のように使います。
「多大なご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした」と言い、深くお辞儀をするのが望ましいでしょう。

「多大なるご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。」と言うと、失礼に当たる場合があるので注意して使いましょう。

言葉7:大変

「大変」とは「とても」という意味合いで使用します。

自分では少しのつもりでも、相手はかなり迷惑をかけられたと思っている場合があります。受け取り側の気持ちが推し量れない時は「大変」をつけて「大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません」と言っておいた方が良いでしょう。

また依頼する時も同様です。「大変ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」

「ご迷惑をおかけします」は定型文として使える

相手に不利益が生じた場合や、不快な思いをさせた時にすぐ使えるよう、「ご迷惑をおかけします」という言葉を定型文として覚えておくと便利でしょう。
基本的な以下2つ文を覚えておくと良いでしょう。

・基本的な謝罪
「ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。」

・将来的に迷惑をかけてしまう可能性がある場合
「ご迷惑をおかけしますが、何とぞご了承下さいますようお願いいたします。」

「ご迷惑をおかけします」の注意点

「ご迷惑をおかけします」は正しい言葉ですが、実はこの表現は使いどころを間違えると相手にとって失礼になるということを知っていましたか?

「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」と事あるごとに使ってしまいがちな表現ですが、単なる便利な言い回しとしては控えた方が良いと言えるでしょう。

迷惑をかけることをわかっているのに依頼する

つまり、「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」は「不利益を生じさせてしまいますが、よろしくお願いします」という言い方に言い換えることができます。一般的に、相手に不利益が生じることをわかっていながらお願いすることは、失礼な行為とされています。

この場合の言い回しとしておススメなのは「お手数をおかけしますがよろしくお願いします」という表現です。こちらの方が印象が良いでしょう。

状況によって使い分けよう

ビジネスシーンでは特にTPOを見極め、「ご迷惑をおかけします」の前後の文章にも気を配ることで、より丁寧で深い気持ちを相手に伝えることができます。

「ご迷惑をおかけします」の他にも、ご自身のメールの文章が正しい表現かどうか、相手に気持ちが伝わっているか、少しでも疑問に感じた場合は一度見直しましょう。敬語の使い方を普段から意識することで、相手に失礼のない正しい文章を送ることができるでしょう。

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