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「早急なご対応」の意味と使い方・類語と例文4つ・敬語表現

初回公開日:2017年07月28日

更新日:2020年05月22日

記載されている内容は2017年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

会社の場合、敬語を使ったビジネスメールは、社内では上司や他部門の社員、社外では取引先に使用されています。今回は「早急なご対応」の意味や使い方や、似たような意味を持つ言葉、さらにビジネスシーンでの早急なご対応をお願いするコツや注意点、文例を紹介します。

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「早急なご対応」とは

予想外の事態が起こり、上司や取引先などのビジネスの相手に、急ぎの対応をお願いする時に使うのが「早急なご対応をお願いします」という言葉です。

この記事では「早急なご対応」という言葉の意味や具体的な使い方、類語の「早速」「早々」「迅速」などとの使い分け、実際に上司や取引先に早急に対応してもらうためのコツなどについて解説しています。

上手く使えると便利な言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。

「早急なご対応」の意味

「早急」の意味は「非常に急ぐこと」であり、 「対応」は「周囲の状況などに合わせて物事をすること」なので、具体的な行動を指示しているわけではありません。

「早急なご対応を願います」という言葉は、「(予期せぬことが起こったので、誠に申し訳ありませんが)至急対応してください」と、相手に依頼する時の丁寧な表現として使われます。

「早急なご対応」という言葉が使われる場面

「早急なご対応」という言葉は何か突発的な事態に陥り、現場に応じた作業を大至急で相手にお願いする時に使われます。しかし、こちらにとっての「突発的な事態」への対応は、相手にとっても「突発的な事態」です。

「早急なご対応をお願いします」だけでは、命令のニュアンスがあるので、「申し訳ありませんが」などのお願いする気持ちを表す言葉を付け加えると、対応を依頼された相手も快く作業をしてくれるでしょう。

「早急なご対応」の使い方と類語・例文

ここでは、ビジネス敬語としての「早急なご対応をお願いします」という言葉の使い方や、類語の「早速」「早々」「迅速」という言葉について解説していきます。

「早急」「早速」「早々」「迅速」4つの言葉は微妙にニュアンスが違うので、使い分けに注意しましょう。特にビジネスの場では頻繁に使われる「早急なご対応」と「迅速なご対応」についての違いに注意して見てみましょう。

ビジネス敬語としての「早急なご対応」

「早急なご対応」の「ご対応」という言葉では、指示や命令に近いニュアンスを持つ「対応」に尊敬語の「ご」をつけて、「対応していただきたい」を丁寧にした言い回しです。

メールに「早急なご対応をお願いします」だけ書いても、相手から「突然、大急ぎの用事を持ち込まれた」と迷惑に思われることもあるので、「早急なご対応をお願いします」の前に「申し訳ありませんが」をつけると、相手も快く協力してくれるでしょう。

「早急」の類語3つ

ビジネスの場で頻繁に使われる「早急なご対応をお願いします」の「早急」には、意味の似た言葉が3つあります。それは「早速」「早々」「迅速」です。

ここでは「早急」と類語の「早速」「早々」「迅速」の違いと使い分けのコツを勉強していきましょう。類語をたくさん知って、うまく使い分けることができると、ビジネスもスムーズに進みます。

類語1.「早速」

「早速」は「すみやかなこと」「すぐ行うこと」「すぐに」を意味する言葉ですが、文章の途中からしか使えない形容動詞の「早急」とは違い、形容動詞・副詞の「早速」は文章の最初につけてもかまいません。

使用例として「早速お返事をいただき、ありがとうございます」「早速だが、上海でのビジネスの話をしよう」「早速ご報告していただきたいことがあります」などがあります。

類語2.「早々」

早々は「はやばや」と「そうそう」の2つの読み方があります。「早々」は「早急」と違って自分や目下の人や友人、知人などには使えますが、目上の方に使うと失礼な印象を与えます。

「中学時代の後輩は入社早々から仕事の面倒をみてくれた」「彼は結婚早々、札幌に転勤になってしまった」「マイホーム購入早々に出た転勤辞令だったが、子どもの学校のこともあり、単身赴任することにした」などの使用例があります。

類語3.「迅速」

「迅速」は物事の進捗や行動が速いことを意味します。「早急」は自分の行動には使えませんが、「迅速」は自分の行動に対しても、相手側の行動に対しても使うことができます。

ビジネスでは「迅速なご対応ありがとうございます」という表現が頻繁に使われます。

他に「警官は迅速に現場にかけつけた」「通勤用車両は迅速な乗降のために扉を大きくした」「契約後、迅速に資金が振り込まれた」などの表現例があります。

「早急なご対応」と類語の例文4つ

例文1

ビジネスのメールで使われることが多い「早急にご対応いただき誠にありがとうございました」という言葉は、突発的な出来事に対して自らの予定を変更して処理してくれた相手への感謝の思いが込められています。

メールだけでのやりとりはドライな関係になりやすいですが、「早急にご対応をお願いします」と「早急にご対応いただき誠にありがとうございました」を一対で使うように習慣づけておくと、相手と良好な関係が築けます。

例文2.

ビジネスメールで使われる「この度は迅速なご対応ありがとうございました」という言葉は、思いがけず相手がすばやく対応してくれたことへの感謝の表現です。

「早急なご対応をお願いします」とメールを送った後、相手の対応が速くて適切に処理できた時に、報告メールの文中に「迅速なご対応ありがとうございました」と一言添えると相手に喜ばれます。

「早急なご対応をお願いします」とワンセットで使うとよいでしょう。

例文.3

「〇〇商事の件、メールで送付しましたので早急に対処をお願いします」の「対処」は、「対応」と似たニュアンスで使われることが多い言葉です。

「対応」は 周囲の状況などに合わせて物事をすることで、「対処」はある事に対して適当な処置をとることを指し、「対処」は「対応」よりも範囲が限定的です。

使用例に「取引先の倒産に対処した」「倉庫の火災への対処に保険をかけた」「顧客からのクレームに対処する」などがあります。

例文.4

「○○○工業の件、期日は○月○日になっているので、早急なご対応をお願いします」という文章では期日が明確に示されています。このように早急な対応をお願いする時には、必ず期限を明確に記載することが大事です。

メールを送る時に「可能なかぎり」「できる限り」などの期限が曖昧な言葉ではなく、「×月×日×時までにご返事をお願いします」と返答期限を指定しておけば、相手も要件を忘れることなく対応してくれます。

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敬語は相手を苛立たせることがありますが、怖がらせることもあります。同じ店員のミスに腹を立てた客でも、「責任者を呼べ!」と怒鳴る客と、落ち着いた声で「責任者の方にお目にかかりたいのですが」と言う客では、後者の方が店員にとって怖い存在です。

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早急なご対応をお願いする時の注意点

ここでは上司や取引先に「早急なご対応」をお願いする時の注意点について説明します。ポイントは4つあります。

1.迅速に依頼すること
2.メールの見出しで急ぎの依頼内容であることを伝える
3.案件の回答期日や急ぎの理由を明確に書く
4.返事が遅れている場合は、督促メールをだけでなく、電話や口頭でも「早急なご対応をお願いします」と伝え、急ぎの案件があることを思い出してもらう

具体的な方法についてみていきましょう。

1.迅速に依頼

相手に依頼しなければいけない緊急の案件がまわってきたら、自分の抱えている案件は後回しにしてでも、即座に上司や取引先にお願いのメールを送り、必要があれば電話します。

相手もたくさんの案件を抱えているため、突発的な事態に早急な対応が必要になった場合、スケジュール調整しなければならないケースが多いので、自分の片付けたい急ぎの案件を、速く処理したい気持ちを抑えて、まずは相手に連絡することが大切です。

2.メールや依頼内容

急ぎの案件があることを取引先に確実に伝えるには、メールで依頼するのがよいでしょう。
メールのタイトルに「急用」「至急」などの文字を入れておくと、相手が至急の案件が入ったことに気づきやすくなります。

相手がメールをフォルダー分け設定していない場合もあるので、メール送信だけではなく、必ず電話や口頭で「お忙しいとは思いますが、早急なご対応をお願いします」と、相手に急ぎの案件があることを伝えましょう。

3.期日や急ぎの理由

メールで上司や取引先に早急な対応をお願いする時は「可能な限り」「できる限り急いで」などの曖昧な言葉ではなく、「×月×日×時までにご返事をお願いします」と日時を指定し、理由を書き添えましょう。

例えば「上司に売上データを急いで送ってほしい」と依頼するメールに、「来季の売上目標を決める会議の資料として使いたいので、売上データを〇月〇日〇時までに資料を送ってください」と理由を書き添えるとよいでしょう。

4.メールだけでなく口頭でもリマインド

上司に送ったメールが期限間近になっても返答が帰ってこない場合、改めて「お忙しいところ申し訳ありませんが、早急なご対応をお願いします」と催促のメールを送ります。そして、もう一度口頭で催促します。

この時に相手を急かし過ぎず、失礼のないように丁寧に対応することが大切です。多忙の余り、こちらが送ったメールを見ていない可能性もあるので、口頭で早急な対応が必要な案件があることを思い出してもらうことが重要です。

ビジネスシーンで「早急なご対応」を正しく使おう

この記事ではビジネスメールを書くケースを中心に「早急なご対応」という言葉の意味や使い方、「早急」の類語「早速」「早々」「迅速」との使い分けについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

「早急」の類語「早速」「早々」「迅速」や、「対応」の類語「対処」との使い方の違いに注意して、メールで頻繁に出てくる「早急なご対応をお願いします」という言葉を使いこなして、ご自分のビジネスを円滑に進めてください。

ビジネスにおいて正しい敬語を身に付けよう

社会人になると、上司・先輩・同僚・後輩・お客様・取引先の担当者など、性別も年代も価値観も立場も全く違う人とコミュニケーションを取る必要が出てきます。

特に先輩や上司、お客様や取引先などの目上の方に、親しみの気持ちを保ちながらも距離感を調節していくためには「敬語」の使い方が重要です。

周りの人たちと良好なコミュニケーションをとり、自信を持って仕事をしていくために、正しい敬語の使い方を身につけましょう。

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