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「ご連絡」「ご連絡ください」は敬語として間違い?正しい使い方紹介

初回公開日:2017年10月18日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ご連絡」という敬語は、ビジネスの世界ではよく耳にする言葉です。そもそも敬語とは何か、「ご連絡」とは何かを説明します。さらに、この「ご連絡」はどのような場面において、誰が、誰に、どのように使っているかを、実例を交えて詳しく解り易く解説します。

敬語とは何か?

敬語とは、相手を敬う言葉です。さらに敬う方法には三種類存在し、各々に対応した三種類の敬語があります。これらを、使う相手、使う場面に合わせて適切・適宜に選択することが重要です。また、その選択と使用を誤ると、敬語が敬語でなくなり、使う人の品位を下げ、さらには相手に対して不快感を与えることにも繋がりかねませんので注意が必要です。

■尊敬語:自分よりも目上の人、或いは相手を敬い、立てたい時に使います。取引先の人は年の上下に関係なく、敬うべき相手です。
■謙譲語:自分を相手よりも下げた位置に置くことで、謙り、相手を敬う時に使います。
■丁寧語:「です」、「ます」、「ございます」を語尾に付けることで、丁寧さを表し相手に敬意を表現する時に使います。

「連絡」の敬語

連絡とは?

連絡という言葉には、以下の3つの意味がありますが、ここでは、3つ目の意味で論じていきます。

■お互いにつながり・関連があること。
■交通機関の接続状況を表す。
■関係のある人に情報を知らせること。

「ご連絡」は敬語?

「連絡」は以下のように、「ご」を付け「ご連絡」として、その前後に尊敬度を高める文言を置き、「尊敬語」と「謙譲語」として表現します。相手が「連絡」という行為をする際には、「ご連絡」として敬語にするのは当たり前です。

しかしながら、自分が「連絡」という行為をする際にも「ご連絡」と表現します。「ご連絡いたします」は、一見奇異に見えますが、これは間違っていません。連絡をする行為は自分ですが、その連絡を受けるのは相手ですから、相手の連絡を受ける行為に対して「ご連絡」と敬います。

また、「ご連絡いたします」は、「ご連絡」で相手を敬い、「いたす」で謙譲し、二重敬語のように見えますが、そうではなく丁寧さが高まるだけで間違ってはいません。従って、相手によっては、「連絡いたします」という表現でも支障ありません。

■尊敬語:「ご連絡をお願いします」「ご連絡をお待ちしております」
■謙譲語:「こちらから、のちほどご連絡いたします」「別途、ご連絡を差し上げます」「のちほど、ご連絡申し上げます」

「ご連絡」と「ご説明」は同類?

「連絡」は、相手の行為でも自分の行為でも、敬語にする際には「ご連絡」と表します。同じような言葉として、「ご説明」という言葉があり、「ご連絡」との類似点を以下に示します。

■尊敬語:「ご説明をお願いします」
■謙譲語:「ご説明いたします」「別途、ご説明を差し上げます」「のちほど、ご説明申し上げます」

「ご連絡」の使い方

連絡の方向

連絡とは、情報を伝えることですが、その伝える方向、つまり誰が誰に伝えるかが重要です。

■相手から自分に情報が伝わる
相手が持ってるいる情報、或いは相手が判断する情報を事前に提供依頼しておき、相手からの情報を待ち、そのあとで、情報が相手から自分あてと届く場合があります。

■自分から相手に情報を伝える
相手からの依頼によって、自分が持っている情報、或いは自分が判断した情報を相手に伝える場合があります。また、相手からの依頼が無い場合でも、過去の連絡実績にある相手には、情報を伝える場合もあると言えます。

「ご連絡」を使うタイミング(いつ使うのか?)

相手に連絡を依頼

■相手に依頼 
「ご連絡をお願いします」「ご連絡をお待ちしております」「ご連絡お待ち申し上げます」という敬語表現により情報提供を依頼します。なお、「ご連絡ください」という表現は、敬語表現であり間違いではありません。しかしながら「ください」という言葉は、断定的なニュアンスが相手に伝わり強引な印象さえ受けかねませんので、よほど親しい相手以外は、失礼になるので使用は控えるべきです。

■相手から連絡が届いた
情報提供の依頼した相手から情報が届いた際には、「ご連絡をいただき誠にありがとうございます」「わざわざのご連絡ありがとうございます」という敬語表現により、相手に感謝の意を伝えましょう。

自分からの連絡

■相手に連絡することを約束
その場での情報提供ができない場合は、「こちらから、のちほどご連絡いたします」「別途、ご連絡を差し上げます」「のちほど、ご連絡申し上げます」という敬語表現により、相手に情報提供を約束します。

また、この場合、「ご連絡」のあとに「いたします」「差し上げます」「申し上げます」という謙譲表現が付いていますので、相手によっては、「ご」を省き「こちらから、のちほど連絡いたします」「別途、連絡を差し上げます」「のちほど、連絡申し上げます」という敬語表現でも問題はありません。

■連絡する当日
「先般お約束いたしました打合せの日程につきましてご連絡いたします。」「先般、お問い合わせいただきました商品の仕様につきましてご連絡いたします。」「先般の会議でも議論になりました〇〇の件につきましてご連絡いたします」と、連絡を約束した相手に敬語表現で情報を伝えます。

どのような場面

ビジネスにおいては、さまざまな場面において、連絡が取り交わされるでしょう。

■会議の席上で
・会議での議論が白熱して、その席上では決まらず、結論は幹部に一任され、別途出席者に連絡することとなる場合があります。
・次の会議日程、内容は、通常はその場で決めますが、決まらない時は、別途連絡となります。

■店舗で
・物を買いに行った際に、欲しい商品が品切れの場合に、入荷日を店員と約束して連絡をもらう。
・欲しい商品はあったが、サイズ、色合いが合わないので、別の系列店舗には在庫がありそうなので、その情報を店員と約束して連絡をもらう。

■コールセンターで
・使い方が解らず、問い合わせたが、担当の社員が席空きなので、オペレータと約束して連絡を待つことにした。
・故障の原因を問い合わせたが、特定できないので、別途分析した上で連絡をもらう約束をした。

「ご連絡」を使った例文

会議の席上で

■会議での議論が白熱して、その席上では決まらず、結論は幹部に一任され、別途出席者に連絡することとなる場合。

会議では、司会者が、今回の商品の発売時期につきましては、常務以上の幹部で話し合っていただき結論を出した上で、今週末までに、本日の出席者にメールにて連絡いたします。と口頭で説明があり、その後に、以下の敬語表現を使った連絡がメールで出席者に届けられました。

関係各位
いつもお世話になっております。販売推進室の〇〇です。先般の会議では、皆さま方の活発な議論により、より良い商品ができ上がる期待感がります。主幹部門としても、皆さま方に心より感謝致しております。さて、本商品の発売開始時期につきましては、幹部で議論を重ねて結果、来年の4月上旬と致しました。取り急ぎ連絡をいたしました。なお、詳細日程につきましては、次回の販売企画会議において決定予定です。

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