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「ございません」の意味と使い方を紹介!例文や英語表現も解説

更新日:2024年01月29日

普段からよく用いられる「ございません」という言葉を、本記事では「ございません」の意味やビジネスシーンでの正しい言葉の使い方を紹介していきます。「ございません」という表現を正確に扱い、社会人の言葉使いのマナー向上の参考にしてみてください。

ビジネスメールのやり取りで、相手の仕事の依頼に対して「大丈夫ですよ」と賛同する「問題ない」の敬語表現として「問題ございません」という表現を用います。

また、「ございません」は、漢字で「御座いません」と表すことができますが、メールでは読みやすいように、ひらがなで「ございません」と表します。

  • ご連絡いただきましてありがとうございます。ご提案頂いた日程で問題ございません。
  • 先日、ご提案いただいた企画の内容で問題ございません。今後とも、よろしくお願いいたします。

謝罪を伝える場合

謝罪を伝える際の「申し訳ございません」は、「弁解できる訳はない(そのことに対して効力ある理由はない)」意味なので、使用する状況は謝る他無い状況で使用されています。

「申し訳ございません」は現時点においての謝罪の際に使用しますが、過去に起こった出来事などに対しては「申し訳ございません」を過去形にした「申し訳ございませんでした」と表します。

  • 先ほどは、ご連絡いただきありがとうございます。電話に出られず申し訳ございませんでした。
  • この度は多大なるご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございませんでした。

あらかじめ謝意を伝える場合

相手の好意に対して「お礼の言葉」もでないという感謝の気持ちを伝えたいときに「お礼の言葉もございません」という表現を用います。

  • 先日は思いもかけぬ品を賜り、お礼の言葉もございません。

「ございません」の注意点

間違った使い方として挙げられる言葉は「とんでもございません」です。これは「とんでもない」の「ない」を「ございません」に言い換えた言葉と思われがちですが、「とんでもない」は1つのまとまった言葉として扱われます。

すなわち「とんでも」と「ない」を分けることはできないため、「ない」を「ございません」に言い換えることもできないとされています。「とんでもない」を丁寧な言い方にする時には「とんでもないことでございます」を使用します。

例えば、目上の人に「あなたの記憶力は素晴らしい」と褒められた時に、恐縮して「とんでもないことでございます」と謙遜の気持ちを示します。

ここで「とんでもございません」を使用すると間違った言葉遣いである上に、「とんでもない」を省略した「とんでも」を否定している(否定を否定=謙譲が無い)ことにもなると考えられます。

「ございません」の言い換え表現

「ございません」は「ありません」の丁寧語なので、「否定・打ち消し」の意味があります。

「ございません」の前に加わる言葉で、意味が変わってきます。ここでは「ございません」に代わる言葉を3点、確認していきます。

1:ありません

「何かが無い」というのを少し丁寧な言い方にすれば「ありません」となります。

社内で話す際には「店舗には在庫はありません」といった使い方ができますが、目上の方との会話やメールの文章では「ありません」と使用するのではなく、より丁寧な「ございません」を用いたほうがよいでしょう。

2:結構です

「問題ございません」の言い換えで「結構です」という言葉があります。「結構です」は、否定、肯定両方の意味で使うことができ、「問題ございません」は肯定的な「結構です」の意味になります。

ただし「結構です」は伝わりにくく、取引先や社内の目上の方に対しては、「結構です」を用いるのは控え「問題ございません」「十分です」といった言葉を使っていきましょう。

3:大丈夫です

「問題ございません」をより軽い表現として表したのが「大丈夫です」になります。具合が悪いときに、心配をしてくれた周りの人に「大丈夫です(心配いりません)」とつい使ってしまうこともあります。

一方「大丈夫です」を、「結構です」と同じく、肯定だけでなく丁寧な断り方として否定的な意味で用いられることもあります。「これ、いりますか?」との問いかけに対して「いりません」の意味で「大丈夫です」と答える人も増えてきています。

このように捉え方によっては肯定も否定の意味にとられる可能性もあるので、何が大丈夫であるのかを明確に表しましょう。

だたしビジネスシーンにおいては「大丈夫です」ではなく、「問題ございません」と用いるようにしましょう。

次のページ:「ございません」の英語表現

初回公開日:2017年11月25日

記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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