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「引き受ける」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月14日

「引き受ける」という言葉は敬語にするのが難しいと感じることは無いでしょうか。「引き受けます」では物足りない感じがしますし「お引き受けいたします」は過剰な感じがします。「引き受ける」を敬語で言うには、言い換える方法は、などについて解説します

「引き受ける」と伝える場面は少ないです。「かしこまりました」「承知いたしました」「喜んで」「ありがとうございます」、などで「引き受けた」ということが相手に伝わるためです。

「引き受ける」をよく使うのは、引き受ける時ではなく断る時です。「ご依頼の件、大変申し訳ないのですが、こちらではお引き受けいたしかねます」や「出張ですが、取引先との予定が被ってしまっておりまして、申し訳ないのですがお引き受けいたしかねます」などの使い方ができるでしょう。

「お引き受けいたしかねる」以外の断る時の敬語表現

依頼などを引き受ける場合は、「引き受ける」と伝えなくても「分かった」というだけで充分なことが多いでしょう。

このため「引き受ける」や「引き受ける」の敬語表現をよく使うのは、引き受ける時ではなく断る時です。断る場面では「引き受けられない」と言葉にして伝える必要があるからでしょう。

致しかねる

「引き受けられない」や「お引き受けいたしかねる」などの表現は、依頼やお願いを断る時に使います。「致しかねる」とだけ言う場合もあります。

「恐れ入りますが、致しかねます」や「お引き受けしたいところなんですが、申し訳ありません。致しかねます」、「ご依頼にはお応え致しかねます。ご了承くださいませ」などの使い方ができるでしょう。

お受けできない

引き受ける場合は「承知しました」や「かしこまりました」、「喜んで」、「ありがとう」などの言葉だけで充分なことが多いでしょう。

しかし、断る場面では「申し訳ありません」「恐れ入りますが」などの言葉だけでは「貴方の気持ちは分かったけれど、結局どういう対応になるのか」という疑問を持たれてしまうこともあります。

申し訳ないという気持ちを伝えた後に、「引き受けることはできないです」や「お引き受けすることはできかねます」、「お受けできないです」などの言葉を言い添えた方が丁寧です。

「引き受ける」の敬語への言い換え

「引き受ける」という言葉は、「かしこまりました」や「承知いたしました」などの言葉に言い換えた方が自然なことも多いです。

「コピーをお願いできますか」などの場合は「お引き受けいたします」と言っても良いですが、「かしこまりました」や「承知いたしました」と言う方が自然な話の流れになるでしょう。

お引き受けいたします

「引き受ける」の敬語表現は「お引き受けいたします」になります。「ご連絡いたします」と同じ形式の二重敬語にあたるので、耳触りだと感じる人がいる可能性があります。

謹んでお受けいたします

役職などを引き受けると伝える場合は、「お引き受けいたします」とだけ言うよりも「謹んでお引き受けいたします」あるいは「謹んでお受けいたします」と言う方が丁寧でしょう。

「慎んで」と書いてしまうと、反省しながら引き受けるというような意味になるので、メールなどで書くときには変換ミスに気を付けましょう。

「引き受ける」を使いこなそう!

「引き受ける」という言葉は、敬語にすると丁寧語の「引き受けます」になります。この形でも敬語なのですが、なんとなく物足りない敬語になってしまいます。

謙譲語にしようとすると「お引き受けいたします」になり、二重敬語が気になります。「引き受ける」は敬語にしづらい言葉であると言えます。

「ご連絡いたします」が定着しているように、「お引き受けいたします」という二重敬語も定着しているため、違和感なく聞こえるでしょう。しかし、気になるという場合は「承知いたしました」や「かしこまりました」などの言葉に言い換えるのも良いでしょう。

「引き受ける」とその敬語表現を使いこなせるようになりましょう。

初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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