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「時間がかかる」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年01月14日

「時間がかかる」という言葉を正しく使えていますか。家族や友人に対して使うこと以外にも、お仕事をする上で上司やお客様にも使用する場面はありますが、相手によってその表現方法は変わってきます。今回は「時間がかかる」の敬語表現について正しい使い方や例文をご紹介します。

「時間がかかる」という言葉にも別の表現として「お手数を掛けます」や「手間をとらせる」と言葉そのものが変化する敬語がありましたが、この2つの変化した言葉以外にも「時間がかかる」の意味を持つ言葉が存在しました。

「時間がかかる」を敬語にしたとき、その言葉を「待ちます」の敬語に置き換えた際にも同じ表現ができます。「待ちます」という言葉にも相手に時間をかけてもらうという意味が含まれており、「時間がかかりますよ」と「待ちますよ」と並べると同じことを意味しているのが分かります。

それでは、この「待ちます」という言葉も敬語で表現してみることにしましょう。

お待ちいただく

「待ちます」を目上の相手に対して敬語表現する場合、尊敬語では「お待ちいただく」という表現になります。この「お待ちいただく」の言葉は、「時間がかかる」の敬語である「お時間をいただく」と同じ意味を持つ言葉として使うこともできます。

例えば、「会議が終了するまでお時間をいただけますか」の「お時間をいただく」という言葉と、「会議が終了するまでお待ちいただけますか」の「待ちます」という言葉が、どちらも相手に対して時間がかかることを伝える表現として捉えることができています。

このように同じ意味を持つ例文を見比べてみることによって「待ちます」と「時間がかかる」には同じ意味として使用できることが分かり、「時間がかかる」の別の敬語表現として用いることは可能といえるでしょう。

「待ちます」の他の敬語表現について

「待ちます」を敬語表現すると「お待ち申し上げております」や「お待ちになってください」といった表現方法もあります。しかし、これらの言葉には「時間がかかる」という意味は一切含まれていません。

例えば、「お客さまのご来店をお待ち申し上げております」という文には謙譲語が使われていますが、相手に対して自分が時間や労力を割いた表現にはなっていないことが分かります。これを「お客さまのご来店をお時間がかかるようにいたします」と言葉を置き換えても、そもそも何を表現しているのかが分からなくなっています。

「お待ちになってください」の言葉についても「時間をかけてください」に変えて比べてみると、2つの文はそれぞれ意味の違う言葉として表現されていることが分かります。以上のことを踏まえてると「待ちます」の全ての敬語表現が「時間がかかる」と同じ意味として使用できるとは限らないことを覚えておきましょう。

「時間がかかる」の敬語を理解してできるビジネスマンになろう!

「時間がかかる」という言葉は日常会話やビジネスにおいて、とても多く使われている言葉です。また、表現方法によってその言葉の形や意味が変化していきます。特に目上の方やお客さま相手に対して使うときは、細心の注意を払っておいたほうがいいでしょう。正しい敬語表現で相手に失礼のないように時間がかかることを伝えていきましょう。

初回公開日:2018年03月03日

記載されている内容は2018年03月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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