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「ややこしい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

初回公開日:2018年03月30日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

時折耳にする「ややこしい」という言葉。では意味や由来は?敬語表現ではなんと言うの?実は京言葉が由来!?意外と知らない「ややこしい」という言葉について、関西弁や京都弁など様々な例題を見ながら、敬語表現についても紹介していきます!

「ややこしい」の敬語表現について

普段のなにげない会話の中で「ややこしい」という言葉を聞いたことがあるでしょう。でもこの「ややこしい」という言葉の敬語表現を知っていますか。今までしっかりと考えたこともないし、知らないという方も多いでしょう。そもそも由来もよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では「ややこしい」の由来や敬語表現、その例題など、さまざまなパターンを紹介していきます。

「ややこしい」という言葉の意味・由来

まず始めに、「ややこしい」という言葉について簡単に説明していきます。「ややこしい」は、こみいっていて・わかりにくい・複雑で・めんどう、といった意味があります。主に西日本方面で使われているそうです。

「ややこしい」という言葉の由来は、「ややこ」と「しい」に分けるとわかりやすいです。「ややこ」とは、あかご・あかんぼう、「しい」は形容詞となります。(子どものように)扱いにくい、を形容詞にしたものです。 嬰児(ややこ)が語源の京言葉ではないか、というものが有力だと言われています。

ですので、もともとは東日本方面の方はあまり使わない言葉なのではないでしょうか。しかし最近では、関西出身のお笑い芸人さんが番組内の会話で何気なく使っていたり、子ども向けの教育番組でも使われていて、なにげなく聞いてはいるので違和感はないでしょう。現在は全国的に使う言葉となっています。

関西弁や京都弁ではなんと言うの?

「ややこしい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
※画像はイメージです

関西弁ではなんと言うの?

関西弁では「ややこしい」「ややこい」と言うことが多いです。または、「やあこしい」「やあこい」とも言うそうです。例題としては、「なんやややこしい話になっとんちゃうか。」「ややこしいなるさかい後にしてえや。」といったものです。普段テレビで何気なく聞いていて、聞き馴染みのあるあまり違和感のない言葉遣いではないでしょうか。

京都弁ではなんと言うの?

京都弁では普通に「ややこしい」と言われています。京言葉が由来なのではないか、と言われているので、やはり言い方はそのままです。

そもそも京言葉とは

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そもそも京言葉とは、京都は千年以上続く日本の都でもあるため、京言葉を「方言」という捉え方はしません。京都弁・関西弁、などの言い方もするので、方言ではないという事実には驚いた方も多いでしょう。

京言葉は大きく2つの種類に分けられます。1つ目は、町方(まちかた)言葉です。その中でも分類があり、職人言葉・中京(なかぎょう)言葉・花街(かがい)言葉・農家言葉、の4つに分類されます。2つ目は、御所言葉です。宮中などでも用いられます。また、町方の上流階級婦人などでも用いられます。

基本的な敬語の種類について

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「ややこしい」の敬語表現を学ぶ前に、基本的な敬語の種類について学んでいきましょう。基本的な敬語の種類について、みなさん覚えていらっしゃるでしょうか。学生時代に勉強したけれど、普段はなんとなくで使っているという方も多いでしょう。学生時代に習った敬語の復習も兼ねて、基本的な敬語の種類について見ていきましょう。

敬語の種類

敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあります。とくに尊敬語と謙譲語は、きちんと把握して正しく使い分ける必要があります。基本的な敬語について改めて少し勉強していきましょう。

1 尊敬語

尊敬語は2種類に分類することができ、①言葉そのものが変わる言い回し②動詞の前後を装飾する言い回し、となります。

①の例ですと、「行く・来る・いる→いらっしゃる・おいでになる」「言う→おっしゃる」「見る→ご覧になる」などと、言い換える形になります。②の例ですと、「帰る→お帰りになる」「書く→書かれる」「話す→話してくださる」などと、語頭に「お・ご」をつけ、語尾を「なる」にする形の言い換えが多いです。

2 謙譲語

謙譲語は、自分や話の中に登場する人物とその動作を、へりくだった表現にして相手を高めるものです。尊敬語は相手を高める表現、謙譲語は自分がへりくだる表現、ということになります。謙譲語は自分の行為で使うことが基本です。

謙譲語も尊敬語と同様に、①言葉そのものが変わる言い回し②動詞の前後を装飾する言い回し、の2種類に分類されます。①の例ですと、「会う→お目にかかる」「言う・話す→申し上げる」「聞く・引き受ける→承る」という形になります。②の例ですと、「受ける→お受けする」「持つ→お持ちする・お持ちいただく」という形になります。

3 丁寧語

丁寧語は、言い回しを丁寧にし、話を聞いている相手に敬意を表す言葉です。また、内容を問わず丁寧に表現したい時にも使われます。丁寧語の基本は、「です・ます・ございます」となります。丁寧語は、尊敬語や謙譲語と組み合わせて使うことも多いので、1番使われる敬語と言えるでしょう。

「ややこしい」の敬語での使い方

「ややこしい」の敬語表現は何か、と聞かれてもなかなかピンとこない方も多いでしょう。そういえば聞いた記憶がないかも、と思う方もいるでしょう。さまざまな場面での例を見ながら、使い方について学んでいきましょう。

「ややこしい」の使い方

形容詞である「ややこしい」の使い方の例文をいくつか紹介させていただきます。とてもややこしい・悩ましくややこしい・なかなかややこしい・非常にややこしい・それはややこしい、などの「~ややこしい」というパターン。ややこしいこと・ややこしい注意・ややこしい形式・ややこしい敬語・ややこしい説明、などの「ややこしい~」というパターンの2つがあります。

メールでの使い方

友人や親しい方とのメールでは、そのまま「ややこしい」と使うことができるでしょう。しかし、目上の方にメールを送る場合には敬語にする必要があります。敬語表現については次の「仕事での使い方」で紹介していきます。

仕事での使い方

仕事で「ややこしい」を使う場合には、敬語にする必要があります。しかし実は「ややこしい」という言葉に敬語表現はありません。つまり、違う語句に言い換える必要があるということです。文章の内容によって、複雑・煩雑または煩わしい・繁雑・難解・込み入った、などと言い換えることができます。

それでは「ややこしい」を違う語句に言い換えて、敬語表現にした例文をご紹介していきます。

「ややこしい」を敬語表現する時の例文

それではさっそく「ややこしい」を敬語表現する時の例文を見ていきましょう。先ほどの「仕事での使い方」で書いたように、「ややこしい」の敬語表現はありません。ですので、違う語句に言い換えて敬語表現をした例文をいくつか見ていきましょう。

敬語表現した例文

「ややこしい手続きがあって、もう少し時間がかかりそうなの。→複雑な手続きがありまして、少々お時間いただいてもよろしいでしょうか。」「今やってるのがちょっとややこしい仕事なんだよ。だから忙しくて。→現在少々煩わしい仕事をしておりまして、あまりお時間をとれない状況となっております。」

「このことが世間にバレると、かなりややこしいことになるんだけど。→このことが世間に知れるととても大変な事態になります。」「校則がめちゃくちゃややこしくてさ。→とても複雑な校則となっております。」

「このややこしい説明どうにかならないの。→この難解な説明をわかりやすくすることは可能でしょうか。」「ややこしい説明になっちゃってごめん。→繁雑な説明になってしまい申し訳ありません。」

上記のようにさまざまな言い方ができるということがわかりました。あまり聞きなれない単語もありますが、ぜひ参考にしてください。

「ややこしい」の別の敬語表現例

先ほどの「『ややこしい』を敬語表現する時の例文」に書いたように、明確な敬語表現のない「ややこしい」という言葉を他の語句に言い換えて表現をする例文を紹介させていただきました。ですので先ほどの内容が、このタイトルの「『ややこしい』の別の敬語表現」ということになります。

「ややこしい」の丁寧語

仲の良い先輩同僚との会話では、あまりにも堅苦しい敬語だと逆に距離を感じすぎて、適切じゃないということもあるでしょう。そんな時にちょうどいい言葉が丁寧語です。丁寧語は先ほど紹介したように「です・ます」をつける敬語となります。

尊敬語や謙譲語をくっつけずに、丁寧語のみをつけると適度な敬語となります。「『ややこしい』を敬語表現する時の例文」で紹介した例文を使って、丁寧語での例文を紹介させていただきます。

丁寧語を使った例文

「ややこしい手続きがあって、もう少し時間がかかりそうなの。→ややこしい手続きがあって、少し時間がかかりそうなんです。」「今やってるのがちょっとややこしい仕事なんだよ。だから忙しくて。→今やっている仕事が少しややこしい内容で、手が空きそうにないんです。」

「このことが世間にバレると、かなりややこしいことになるんだけど。→このことが世間に知れるとかなりややこしいことになるんです。」「校則がめちゃくちゃややこしくてさ。→校則がとてもややこしいものなんです。」

「このややこしい説明どうにかならないの。→このややこしい説明、もう少しわかりやすくなりますか。」「ややこしい説明になっちゃってごめん。→ややこしい説明になってしまいすみません。」


尊敬語や謙譲語に比べて、丁寧語のみの文章は、言い換えることも楽だということがわかりました。ぜひ今後の参考にしてください。

これで「ややこしい」の敬語表現は完璧です

いかがでしたでしょうか。「ややこしい」という言葉についてさまざまことを学んできました。「ややこしい」の由来が京言葉だということに驚いた方も多かったでしょう。敬語の種類について昔学校で習ったけどあまり明確に覚えていなかった、という方も思い出すことができたでしょう。

何気なく使っていた「ややこしい」という言葉に敬語表現がないとは、驚きでした。敬語表現がないと、敬語で話したい場合には他の語句に言い換える必要があるため、文章の内容によって言い換える語句を考えるのはひと手間かかることです。ですが慣れればそれほど大変な作業ではなくなりますので、数を重ねて繰り返し頑張っていきましょう。

「ややこしい」という言葉以外にも、敬語表現のない言葉はたくさんあるでしょう。この機会に調べてみると面白い発見があるでしょう。これからもさまざまな言葉の敬語表現を知り、どんどん知識を増やしていきましょう。

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