「ややこしい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年07月16日
「ややこしい」の敬語表現について
普段のなにげない会話の中で「ややこしい」という言葉を聞いたことがあるでしょう。でもこの「ややこしい」という言葉の敬語表現を知っていますか。今までしっかりと考えたこともないし、知らないという方も多いでしょう。そもそも由来もよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では「ややこしい」の由来や敬語表現、その例題など、さまざまなパターンを紹介していきます。
「ややこしい」という言葉の意味・由来
まず始めに、「ややこしい」という言葉について簡単に説明していきます。「ややこしい」は、こみいっていて・わかりにくい・複雑で・めんどう、といった意味があります。主に西日本方面で使われているそうです。
「ややこしい」という言葉の由来は、「ややこ」と「しい」に分けるとわかりやすいです。「ややこ」とは、あかご・あかんぼう、「しい」は形容詞となります。(子どものように)扱いにくい、を形容詞にしたものです。 嬰児(ややこ)が語源の京言葉ではないか、というものが有力だと言われています。
ですので、もともとは東日本方面の方はあまり使わない言葉なのではないでしょうか。しかし最近では、関西出身のお笑い芸人さんが番組内の会話で何気なく使っていたり、子ども向けの教育番組でも使われていて、なにげなく聞いてはいるので違和感はないでしょう。現在は全国的に使う言葉となっています。
関西弁や京都弁ではなんと言うの?
関西弁ではなんと言うの?
関西弁では「ややこしい」「ややこい」と言うことが多いです。または、「やあこしい」「やあこい」とも言うそうです。例題としては、「なんやややこしい話になっとんちゃうか。」「ややこしいなるさかい後にしてえや。」といったものです。普段テレビで何気なく聞いていて、聞き馴染みのあるあまり違和感のない言葉遣いではないでしょうか。
京都弁ではなんと言うの?
京都弁では普通に「ややこしい」と言われています。京言葉が由来なのではないか、と言われているので、やはり言い方はそのままです。
そもそも京言葉とは
そもそも京言葉とは、京都は千年以上続く日本の都でもあるため、京言葉を「方言」という捉え方はしません。京都弁・関西弁、などの言い方もするので、方言ではないという事実には驚いた方も多いでしょう。
京言葉は大きく2つの種類に分けられます。1つ目は、町方(まちかた)言葉です。その中でも分類があり、職人言葉・中京(なかぎょう)言葉・花街(かがい)言葉・農家言葉、の4つに分類されます。2つ目は、御所言葉です。宮中などでも用いられます。また、町方の上流階級婦人などでも用いられます。
基本的な敬語の種類について
「ややこしい」の敬語表現を学ぶ前に、基本的な敬語の種類について学んでいきましょう。基本的な敬語の種類について、みなさん覚えていらっしゃるでしょうか。学生時代に勉強したけれど、普段はなんとなくで使っているという方も多いでしょう。学生時代に習った敬語の復習も兼ねて、基本的な敬語の種類について見ていきましょう。
敬語の種類
初回公開日:2018年03月30日
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