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「もし」の敬語表現・もしの使い方と例文・別の敬語表現

初回公開日:2018年03月15日

更新日:2020年05月24日

記載されている内容は2018年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「もしよかったら理由を伺っても」という表現をどこかで聞いたことはないでしょうか。相手の言葉に断りを入れた場面などで耳にするかと思われる表現ですが、この表現はビジネス場面での使い方としては問題はないのでしょうか。「もし」を含めた敬語表現などについてご説明します。

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「もし」の敬語表現使えていますか?

「もしよかったら理由をお伺いしても?」。どこかかで聞いたことのあるような表現です。ビジネスなどの場面で御断りを入れたときなどに聞く言葉です。しかし、この一文、ビジネスの場面などで使われる敬語表現としては正しいのでしょうか。結論からお答えしましょう。「もし」を使ったこの一文は敬語表現としては実は間違いです。

「もし」って敬語で使ってしまっても大丈夫なのですか?

「もし」という言葉をそのまま使って敬語表現にしてしまっても大丈夫なのでしょうか。先にお答えしました。「もしよければ理由をお伺いしても?」。この一文は実は正しい敬語としては成り立っていませんと。どこに問題があったのでしょうか。

「もしよければ理由をお聞かせ願っても?」。正しいようですが間違いです。問題がある部分が訂正されていません。先の一文で敬語として問題があったのは「もし」という冒頭の件ですので、他の部分をいじっても駄目です。では、「もし」の敬語表現とはどういった言葉になるのでしょうか。例文や置き換えなどを使いながらご説明していきましょう。

「もし」の敬語での使い方って?

「もし」という言葉をそのまま使ってしまうと敬語としては間違いですとお伝えしました。では、「もし」という言葉を敬語で使いたい場合はどのような言葉を用いるのが相応しいのでしょうか。また、どのようにして置き換えれば敬語として問題のない表現になるのでしょうか。順を追ってご説明していきましょう。

敬語の種類をおさらいしましょう

日本語の敬語表現は主に三つに分けられるとされています。それぞれの敬語の種類や使い方、またどんなものがあるのかなどきちんとご存知でしたか。「もし」の一文を考えるのにあたって、まずは敬語の種類についておさらいしてみましょう。

敬語の種類を使い分けられていますか?

「もし差支えがないようでしたら理由をお伺いできますか?」。さて、この一文を貴方は見抜くことができるでしょうか。目上の人を敬って使われる敬語、相手に対して敬意を表して使われる敬語、どちらの意味でもあり日常からもっとも用いられる敬語と混ぜ込んでいます。

日本語の敬語表現にはいくつかの種類があると前述しました。詳しく見ながらご説明していきましょう。

敬語は主に三つの分類が成されます

繰り返しになりますが、日本語の敬語表現は大きく分けて三つに分類されます。「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」と分けられています。「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」。それぞれどんな場面で使われる敬語表現でしょうか。

日本語の敬語表現は助動詞などの使い方一つでも変わってきます。「もし差支えがないようでしたら理由をお伺いできますか」の一文も使いながら、詳しく見ていきましょう。

尊敬語

「尊敬語」とは目上に当たる人物に向かってその人物の所作や言葉を敬って用いられる敬語表現になります。先程の例文を見てみましょう。「もし差し支えがないようでしたら理由をお伺いできますか」という一文の中に「尊敬語」の敬語表現がありました。「差し支えがないようでしたら」の部分が尊敬語の敬語表現に当たります。

もしこれを尊敬語なしに表したならどんな表現になるのでしょうか、何もない一文に置き換えてみましょう。敬語表現を無しにしてみます。この場合ですと「問題なければ」などに置き換えられます。「差し支えないようでしたら」という一文の「ないようでしたら」という表現がここでは相手の仕草を敬った言葉として用いられていました。

謙譲語

「謙譲語」とは目上の相手に対して自分の所作や言葉を譲って下げることによって、相手に敬意を表す敬語表現です。先程の一文をもう一度見てみましょう。「もし差し支えないようでしたら理由をお伺いできますか」。この一文では、「お伺い」と表した部分が「謙譲語」を用いて相手に敬意を表した部分になります。

では、もしこれを置き換えればどのような表現になるでしょうか。敬語表現なしの言葉に置き換えてみましょう、「訊いても」となります。「訊く」という表現を「お伺い」としたことによって、自分の言葉や所作を下に譲って謙譲語での敬語表現とさせていました。

丁寧語

「丁寧語」とは立場や相手を問わず、相手に対して敬意を表して使われる表現で、「です。ます。」と表現される言葉になります。つまり、ここで用いられている文章も丁寧語になるといえます。

先の一文を最後にもう一度見てみましょう。「できますか」という件がありました。「できます」という「です。ます」表現の疑問形になりますので、この部分が丁寧語にあたるといえます。

もしこれを置き換えるとしたらどんな言葉になるでしょうか。「できるか」となってしまいます。気心知れた友人ならともかくも、とてもビジネス場面で使えた言葉ではないといえます。

それぞれの敬語の使い方

「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」と順を追ってご説明してきました。例文を使って、もしそれぞれの言葉を使わなかったならどのような表現になるのかもご説明してきました。いかがでしたでしょうか。貴方はきちんと敬語表現の種類をご存知の上で、それぞれの場面に相応しい敬語を使い分けていらしたでしょうか。

目上の相手の動作や言葉に敬意を表して相手の所作や言葉そのものを立てる際には「尊敬語」。目上の人物に対して自分の所作や言葉を下に譲って相手に敬意を表する際には「謙譲語」。相手や立場、場面を問わす、敬意を表して使われるのが「丁寧語」です。

メールで使いたい場合は?

ここまで敬語の種類についてご説明してきました。では、「もし」という言葉に立ち戻ってみましょう。もし、この言葉をビジネスメールなどで使いたい場合はどのような表現に置き換えられるでしょうか。

「もし差支えがないようでしたら理由をお伺いできますか」をここでも用いて見ていきましょう。その前にこの一文を少しいじります。「もし差支えがないようでしたら理由をお伺いしてもよろしいでしょうか」。

「できますか」という件を「よろしいでしょうか」という謙譲語に置き換えたことでより丁寧な文章に置き換えました。では、本題に入りましょう。「もし」という表現はどのように置き換えればいいのでしょうか。

「もしも差支えがないようでしたら理由をお伺いしてもよろしいでしょうか」。いかがでしょうか。「もし」という表現に助動詞を加えて置き換えました。助動詞を加えたことによって「もし」の日本語としての表現印象が変わりました。

「もし」を敬語で表現するときの例文は?

「もし」という表現を敬語で用いる場合にはどんな言葉や表現に置き換えていけるでしょうか。ここではいくつかの例文をご紹介してみます。

もしよければ

「もしよければ」。このままでは敬語としてはNGだとここまで見てきて頂いた皆さんはもうお解りでしょう。では、どのように置き換えればよいでしょうか。「もしもよろしければ」ではいかがでしょうか。

前述していた例文と同じく助動詞を加えてもしという言葉を少しいじりました。また「よければ」の部分に「よろしければ」と使ったことで尊敬語としての表現に置き換えました。

「もしもよろしければ理由をお伺いしても構いませんか」。いかがですか。随分ときちんとした日本語を使った文章ができあがりました。

もしなければ

「もしなければ」。こちらも上記と同じく置き換えていってみましょう。「もしもないようでしたら」。「こちらで問題がもしなければ」という一文を差し替えてみます。「こちらで問題がもしもないようでしたら」となります。

「もし」の部分に同じく助動詞を加え、「もしも」と差し替えました。また「なければ」の一文を「ないようでしたら」と謙譲語表現に置き換えました。いかがでしょうか。助動詞一つの使い道でコロッと表情を変えてしまうのが日本語です。

もしよかったら

「もしよかったら」。ここまで見てきて頂いた皆さんにはいうまでもなく、このままではいけないともうお気づきでしょう。置き換えてみましょう。「もしもよろしければ」または「もしもよろしかったら」と差し替えてみます。

「ご都合かもしよかったら」を例文に置き換えてみましょう。「ご都合がもしよろしければ」または「ご都合がもしもよろしかったら」となります。随分と丁寧できちんとした文章になりました。

「もし」の別の敬語表現例は?

では、そもそも「もし」の敬語表現とはどうなるのでしょうか。ここまでは「もしも」と差し替えた表現をご紹介してきました。そもそも「もし」という表現に別の敬語表現はあるのでしょうか。ここまでご紹介してきた中で、日本語の敬語表現は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」と大きく分けられていますとご説明してきました。

では、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を用いて置き換えられる表現は「もし」と同じ意味合いを持つ言葉の中にあるのでしょうか。また、「もし」を用いて三つの敬語表現に差し替えるなどはどうなのでしょうか。また、「もし」という言葉を別の表現に置き換えることなどはできるのでしょうか。

こちらでは「もし」を別の表現に置き換えたものをご紹介しましょう。「もし」と同じ意味合いを持つ、「万が一」や「仮に」という表現をご紹介してみます。

「もし」という言葉を別の言葉に置き換えれないでしょうか?

「もし」という言葉はその後の言葉に被せて仮定の表現をつくる言葉です。先の例文を見てみましょう、「もし差支えがないようでしたら理由をお伺いしても」。これは、仮に差支え、問題が無いということでしたらという意味の一文でした。では、「もし」という表現は同じ意味合いを持たせた言葉でどんなものに置き換えられるでしょうか。

「万が一、差し支えなければ理由をお伺いしても」。これはいかがでしょうか。その後の言葉に被せて仮定の表現を作る「もし」と同じ意味合いの「万が一」という言葉に差し替えてみましたが、いかがですか。意味合いとしては「もし」と同じ表現になります。

「万が一」。「仮に」。これらの表現が、「もし」と同じ意味合いを持つ言葉としては挙げられるでしょう。どちらも後の言葉に被せて仮定を続けるものですので、こちらの表現を用いても問題はありません。

「もしも」。「万が一」。「仮に」と使い分けましょう、

「もし」の謙譲語

「もし」という言葉は敬語としては間違いだと繰り返しご説明しながら見てきました。では「もし」という言葉に前述した敬語表現の中で、置き換えられるものはあるのでしょうか。「もし」を謙譲語で使いたい場合はどのような言葉や表現が使えるでしょうか。

結論から行きましょう。「もし」という言葉そのものに謙譲語を用いた表現はありません。ですから、先に挙げたように助動詞などを挟んで「もしも」と置き換えた後にくる言葉を謙譲語に差し替えることによって謙譲語での敬語表現としましょう。

「万が一」や「仮に」を用いた表現も謙譲語表現ではありませんので、これらの言葉に置き換えた場合でも、その後に続く言葉を差し替える必要があります。

前述してきた一文の中では、「もしもないようでしたら」という例文が、謙譲語に置き換えた表現となります。同じく置き換えた表現を用いて「万が一ないようでしたら」「仮にないようでしたら」となります。

「もし」の尊敬語

「もし」を用いた尊敬語表現。ではこちらはどうでしょうか。こちらも結論から申し上げましょう。「万が一」や「仮に」と置き換えたとしてもこのままでは尊敬語表現にはなりません。また、「万が一」も「仮に」も尊敬語ではありませんので、成り立ちません。

こちらの場合も謙譲語で「もし」を用いたい場合と同じく、その後に続く言葉を差し替えて尊敬語と置き換える必要があります。「もしもよければ」を用いてみましょう。「もしも」の後に続ける言葉を尊敬語と置き換えます。

「ご都合がもしもよろしければ」や「ご都合がもしもよろしかったら」などとなります。「よければ」という一文を「よろしければ」や「よろしかったら」という尊敬語に置き換えたことで、尊敬語としての表現に差し替えました。

また、「万が一」や「仮に」を使った場合では、「ご都合が万が一よろしければ」「ご都合が仮によろしかったら」という表現になります。

正しい場面での「もし」を使い分けていこう!

「もし」の敬語表現・もしの使い方と例文・別の敬語表現
※画像はイメージです

順を追って「もし」の敬語表現や別の表現例などについてご説明してきました。いかがでしたでしょうか。「もし」という表現のもつ意味合い、日本語の敬語表現について、「もし」の別の表現例などと、例文や差し替えた文章も使ってご説明してきましたが場面によって相応しい使い方を貴方はきちんと使えていたでしょうか。

こちらでご説明した表現や例文などをぜひともうまく活用して頂ければ嬉しいです。また、「もし」と同じ意味合いを持つ「万が一」や「仮に」などの表現も上手に取り入れてビジネス場面などで使っていきましょう。

「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」などの敬語表現も場面や相手に合わせて相応しいものを選びながら取り入れて、上手く活用して下さい。敬語の種類や相手と場面に合わせた言葉のチョイスなどをご説明してきました。この記事がもしも貴方のお役に少しでも立てるようでしたら光栄ですと括らせて頂きます。

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