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「しかし」の敬語表現・しかしの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年01月25日

「しかし」はよく用いられる接続系の役割がある言葉ですが、ビジネスシーンにおいては敬語表現にしてみると良いでしょう。「しかし」もビジネスシーンで使えますが、何回も接続詞を要する時もあるため、「しかし」と同じ意味で使える言葉を学んでおくことはためになります!

「混ぜた色は赤色と青色ですので、紫色になります」

上記は、「ですので」を使用した例文です。「ですので」が持つ意味は「そういうわけなので」なので、「赤と青を混ぜた」=「そういうわけ」の部分になり、「(そういうわけ)なので」に続く部分が「紫色」になります。

「でしたので」の例文

「親犬はチワワとダックスフンドでしたので、その子犬はチワックスと呼ばれます」

上記は、「でしたので」を使用した例文です。「でしたので」は「前述を断定しながら関連性ある次の言葉につなげる」の意味を持つため、「親犬の犬種」と「子犬の名称」という関連性ある言葉をつなげる部分に「でしたので」を使っています。

「したがって」の例文

「茶色の卵からは茶色の毛を持つ鶏が生まれ、白色の卵からは茶色の毛を持つ卵が生まれます。したがって、卵の色と鶏の毛の色は同じということです」

少々長い文になりましたが、上記の文は「したがって」を使用した例文になります。「したがって」は「前があって起きることにつなげる」時に使う語でしたが、基本的に「句点の後」に来ます。

「なのですが」や「でしたので」などは「◯◯でしたので」のように別の言葉とつなげて使用しますが、「したがって」は「◯◯です。したがって、◯◯」のように一旦文を区切って、文頭に使うことが多いです。その点は、「しかし」も同じです。

「しかし」を別の敬語表現にしてみると?

「しかし」の別の敬語表現も確認しておきましょう。

しかしながら

「しかし」を、少し改まった言い方にしたものです。また、「しかし」は「しかしながら」を短くしたものではないかという推測的な説もあります。

「しかしながら」は「そのまま・そっくり・全て」という意味と「結局・要するに」の意味があり、「しかし」と類語になるのは後者の意味です。「しかし」の少し改まった言い方ということで、敬語表現としてはビジネスシーンでも使えます。

ところが

「ところが」には接続助詞としての意味、接続詞としての意味があります。「しかし」の類語にあたるのは、接続助としての意味「前の事柄から予測されることと相反する内容を導く」です。一般的には、ストーリー性を伴う話をする時に使われることが多いとされます。

それでも

「それでも」は接続詞で、「そうであっても」の意味があります。「前の事柄とは相反する内容を導く」使い方をされるため、「しかし」とは類語なります。敬語表現としての意味合いは含まれていませんが、何か自分の意見を主張する時に使われること多い印象です。

でも

「でも」は「それでも」を省略した接続詞で、2つ意味があります。1つは「前の事柄を肯定しながらも、それが結果として予想されるものに反する内容を導く語」という意味です。簡単に言えば、「前の内容を肯定するが、その肯定内容によって起きる結果とは反した内容につなげる時に使う」のが「でも」ということです。

もう1つは「前述の事柄に対して弁解や反論などをする時に使う語」の意味で、こちらの意味が「しかし」の類語になります。前に述べた内容とは反対のことを述べる時に、使う意味です。敬語表現としては適さないので、ビジネスシーンでは「それでも」を使った方が良いでしょう。

しかるに

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初回公開日:2018年02月25日

記載されている内容は2018年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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