「呼ぶ」の敬語表現・呼ぶの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年07月24日
「呼ぶ」の敬語表現
敬語で「呼ぶ」を表現する時にはどんな言葉の使い方をすればよいのでしょうか。敬語の種類と使い方を例を挙げながら紹介します。
「呼ぶ」の敬語での使い方
敬語を使って話す時に「呼ぶ」と言いたい場合はどんな言い方をすれば敬語としておかしくないのでしょうか。まずは敬語の種類と使い方を説明します。
敬語の種類
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。「尊敬語」と「謙譲語」は自分より立場が上の人に対して使います。「丁寧語」は丁寧に話したければ誰に対して使ってもおかしくありません。例えば、アルバイト先で年上と年下、先輩と後輩などで言葉の使い分けをするのは大変だと思う人は、全員に対して丁寧語に統一して話してもだいじょうぶです。
敬語の使い方
敬語の使い方をそれぞれの敬語の種類別に例を挙げて紹介します。
丁寧語の使い方
丁寧語は語尾に「です」や「ます」を付けて話す言い方です。適度に名詞や動詞の頭に「お」を付けて話します。丁寧語を使って「呼ぶ」という表現をする場合の例を挙げます。
・お呼びしますので少々お待ちください。(呼ぶ→お呼びします)
・呼ばれるまでお待ちください。
・順番が来たら呼ばれます。
・用がある時は呼んで下さい。
などです。語尾に「です」や「ます」や「下さい」を付けます。
尊敬語の使い方
尊敬語は決まった型の動詞や、または尊敬の助動詞「られる」「れる」「なされる」「される」「お~なる」などを使って話します。尊敬語は相手の物や行動や状況や家族などを指して使います。尊敬語を使って「呼ぶ」を表現する例を挙げます。
・奥様がお呼びになっています。(呼ぶ→お呼びになる)
・お荷物を運ぶ時はお呼びになって下さい。(呼ぶ→お呼びになる)
・お子様をお呼びになりますか?(呼ぶ→お呼びになる)
・お呼びしたら受け付けにお越しになって下さい。(呼ぶ→お呼びする)
などです。
謙譲語の使い方
謙譲語は自分の行動や身内の物を指して言う時にへりくだった表現方法として使います。決まった動詞(承知、拝見、伺う、参る、など)を使ったり、謙譲語の助動詞の「いただく」や「致す」や「申し上げる」などを動詞の語尾に付けて話します。謙譲語を使って「呼ぶ」という言葉を使いたい時の例文を挙げます。
・お呼びいたしますのでしばらくお待ちください。(呼ぶ→お呼びいたす)
・お呼びいただきましたらすぐに参ります。(呼ぶ→お呼びいただく)
・お呼びいただくまで待たせていただきます。(呼ぶ→お呼びいただく)
・お子様をお呼びいたしましょうか?(お呼びいたす)
などです。
敬語のメールでの使い方
メールの場合は、対面していないので態度や表情で尊敬やへりくだった気持ちを伝えることができません。その分直接話す時よりも丁寧な言葉遣い(文章)を使いましょう。ビジネスのメールの場合の文の最初は「いつも大変お世話になっております。○○(会社名など)の○○です。」で始めます。そして文の最後は「引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。」で終わります。
メールでよく使われるフレーズ
初回公開日:2018年03月06日
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