Search

検索したいワードを入力してください

「呼ぶ」の敬語表現・呼ぶの使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年03月06日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2018年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「呼ぶ」という時の敬語での言い方を紹介しました。敬語の種類と使い方についても解説しました。そしてタクシーを呼ぶというような状況に応じた「呼ぶ」の敬語表現も例文を挙げて紹介しました。さらに気を付けなければいけない二重敬語についても説明しました。

data-max-num-ads=8 data-matched-content-rows-num="2" data-matched-content-columns-num="4" data-matched-content-ui-type="image_stacked" data-ad-format="autorelaxed">

「呼ぶ」の敬語表現

敬語で「呼ぶ」を表現する時にはどんな言葉の使い方をすればよいのでしょうか。敬語の種類と使い方を例を挙げながら紹介します。

「呼ぶ」の敬語での使い方

敬語を使って話す時に「呼ぶ」と言いたい場合はどんな言い方をすれば敬語としておかしくないのでしょうか。まずは敬語の種類と使い方を説明します。

敬語の種類

敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。「尊敬語」と「謙譲語」は自分より立場が上の人に対して使います。「丁寧語」は丁寧に話したければ誰に対して使ってもおかしくありません。例えば、アルバイト先で年上と年下、先輩と後輩などで言葉の使い分けをするのは大変だと思う人は、全員に対して丁寧語に統一して話してもだいじょうぶです。

敬語の使い方

敬語の使い方をそれぞれの敬語の種類別に例を挙げて紹介します。

丁寧語の使い方

丁寧語は語尾に「です」や「ます」を付けて話す言い方です。適度に名詞や動詞の頭に「お」を付けて話します。丁寧語を使って「呼ぶ」という表現をする場合の例を挙げます。

・お呼びしますので少々お待ちください。(呼ぶ→お呼びします)
・呼ばれるまでお待ちください。
・順番が来たら呼ばれます。
・用がある時は呼んで下さい。

などです。語尾に「です」や「ます」や「下さい」を付けます。

尊敬語の使い方

尊敬語は決まった型の動詞や、または尊敬の助動詞「られる」「れる」「なされる」「される」「お~なる」などを使って話します。尊敬語は相手の物や行動や状況や家族などを指して使います。尊敬語を使って「呼ぶ」を表現する例を挙げます。

・奥様がお呼びになっています。(呼ぶ→お呼びになる)
・お荷物を運ぶ時はお呼びになって下さい。(呼ぶ→お呼びになる)
・お子様をお呼びになりますか?(呼ぶ→お呼びになる)
・お呼びしたら受け付けにお越しになって下さい。(呼ぶ→お呼びする)

などです。

謙譲語の使い方

謙譲語は自分の行動や身内の物を指して言う時にへりくだった表現方法として使います。決まった動詞(承知、拝見、伺う、参る、など)を使ったり、謙譲語の助動詞の「いただく」や「致す」や「申し上げる」などを動詞の語尾に付けて話します。謙譲語を使って「呼ぶ」という言葉を使いたい時の例文を挙げます。

・お呼びいたしますのでしばらくお待ちください。(呼ぶ→お呼びいたす)
・お呼びいただきましたらすぐに参ります。(呼ぶ→お呼びいただく)
・お呼びいただくまで待たせていただきます。(呼ぶ→お呼びいただく)
・お子様をお呼びいたしましょうか?(お呼びいたす)

などです。

敬語のメールでの使い方

「呼ぶ」の敬語表現・呼ぶの使い方と例文・別の敬語表現例
※画像はイメージです

メールの場合は、対面していないので態度や表情で尊敬やへりくだった気持ちを伝えることができません。その分直接話す時よりも丁寧な言葉遣い(文章)を使いましょう。ビジネスのメールの場合の文の最初は「いつも大変お世話になっております。○○(会社名など)の○○です。」で始めます。そして文の最後は「引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。」で終わります。

メールでよく使われるフレーズ

メールでよく使われる敬語のフレーズの例を挙げます。

・○○の件でご連絡いたしました。
・○○のご報告をさせていただきます。
・○○をご検討いただけますか?
・○○承知しました。
・ご連絡お待ちしております。
・後程お電話で連絡させていただきます
・○○の件承りました

などです。

注意すること

敬語を使う時に注意することを、例文を挙げながら説明します。

二重に敬語を使わない

1つの単語の中で敬語を2つ使うと聞き苦しくなるので、なるべく敬語は1つの単語の中に1つだけ使うようにしましょう。二重敬語といって間違いではないのですが、使ってはいけないと考える人が多いです。二重敬語の例を挙げます。

・拝見させていただきます。(拝見)+(いただく)謙譲語を2回使っています。
・おっしゃられる。(おっしゃる)+(られる)尊敬語を2回使っています。

などです。「拝見します」「おっしゃる」など敬語は1つにしましょう。

広く世間に定着したため使ってもいいとされている二重敬語もあります。例を挙げます。

・承知いたしました。(承知)+(いたす)謙譲語を2回使っています。
・お伺いします。(お)+(伺う)謙譲語にさらに「お」を付けています。

などです。

二重敬語にはならない例

1つの単語でも接続詞の「て」を間に挟んでつないでいるものは、敬語を2回使ってもいいとされています。例を挙げます。

・お読みになっていらっしゃる。(お~なる)+(いらっしゃる)尊敬語を2回使っています。
・お休みになっておられます。(お~なる)+(られる)同上

などです。「拝見させていただく」は似ていますが違います。させての「て」は接続詞の「て」ではないからです。(拝見させて)+(いただく)ではなくて(拝見)+(させていただく)です。

「お」と「ご」の使い方

敬語を使う時には適度に「お」や「ご」を付けて話します。注意する点は、すでに敬語になっている言葉にさらに「お」や「ご」を付けてしまわないようにする事と、「お」と「ご」の使い分けです。

「お」と「ご」の使い分け

「お」と「ご」の使い分けは何となく音の響きでわかりますが、基本的には音読みの言葉(漢字を音読みにして発音する言葉)には「お」を付けます。訓読みの言葉(漢字を訓読みにして発音する言葉)には「ご」を付けます。例を挙げます。

・ご結婚・ご連絡・ご加減・ご報告・ご立腹・ご予定・ご決断・ご判断・ご旅行・ご検討・ご足労・ご苦労
・お話・お顔・お鞄・お引越し・お目当て・お作り・お聞き・お見え・お越し・お祝い

などです。しかし例外もあります。

・お電話・お大事・お食事・お留守・お写真・お楽・お誕生
・ごゆっくり

などです。訓読みなのに「ご」が付くものはほとんどないですが、音読みなのに「お」が付く言葉はたくさんあります。生活に密着している言葉に多く見られます。主に女性が使う言葉にそういう傾向があります。(お化粧・お料理など)

謙譲語でも「お」や「ご」を付ける

尊敬語の場合は相手の物(お荷物)や状況(お加減)や家族(奥様、お母様)や行動(ご結婚)などに「お」や「ご」を付けます。謙譲語の場合は自分のことには「お」や「ご」を付けません。しかし自分のことでもそれが相手のためのものや行動の場合は「お」や「ご」を付けます。例を挙げます。

・ご報告させていただきます。
・ご連絡をいたします。
・お手紙を差し上げます。

などです。

「呼ぶ」を敬語表現する時の例文

「呼ぶ」と言う時の敬語表現での言い方を状況に合わせて例文を紹介します。

タクシーを呼ぶ時

タクシーを呼ぶ時の言い方の例です。

・タクシーをお呼びいたします。(呼ぶ→お呼びいたす)
・お車をお呼びいたしましょうか?(呼ぶ→お呼びいたす)
・お迎えをお呼びいたしております。(呼ぶ→お呼びいたす)
・お見送りをお呼びいたしておきました。(呼ぶ→お呼びいたす)

などです。全て謙譲語です。タクシーを呼ぶのが自分側の行動なので謙譲語を使います。状況に応じて言葉を選びましょう。タクシーと言わないとハイヤーと勘違いされそうな状況では「お車」「お迎え」「お見送り」などは言わない方が無難です。

タクシーを呼ぶ時の別の言い方

タクシーを呼ぶと言う時の別の言い方を紹介します。呼ぶという言葉を使わない言い方です。

・タクシーの用意ができております。
・タクシーをお使いになりますか?
・タクシーの準備をさせていただきました。
・タクシーをご利用になりますか?

などです。「呼ぶ」という言葉を使わない場合は「車」と言うとタクシーではない運転手付きの車と間違える可能性があるのでタクシーと言いましょう。

社長を呼ぶ時

社長を呼ぶ時の敬語表現例を挙げます。社長や部長などの役職に様を付けてはいけません。二重敬語と同じでとても変ですので気を付けましょう。

・○○社長をお呼びいただけますか?(呼ぶ→お呼びいただく)
(相手の社長を呼んでもらう場合ですが、「してもらう」という自分の行動を指すので謙譲語を使います。)

・○○社長をお呼びになっていただけますか?(呼ぶ→お呼びになる+「て」+いただく)
(上の例文に「なって」)が付いています。「お呼びになる」という尊敬語を「いただく」という謙譲語を接続詞の「て」でつないでいます。状況に応じて使い分けましょう。

・△△社長をお呼びいたします。(呼ぶ→お呼びいたす)
(自分側の社長のことですが、相手のための行動なので「呼ぶ」に「お」を付けます。)

「社長に呼ばれた」と言う時

「社長に呼ばれた」と言う時の敬語表現例を挙げます。会社の外では、相手側の社長に対しては尊敬語、自分側の社長に対しては謙譲語を使います。

・○○社長にお呼びいただきました。(呼ぶ→お呼びいただく)
(相手側の社長のことですが、「呼んでもらう」という自分の行動を指すので謙譲語です。)

・○○社長がお呼びになられました。(呼ぶ→お呼びになる)
(相手側の社長が呼んだことを指すので尊敬語)

・△△社長がお呼びいたしております。(呼ぶ→お呼びいたす)
(自分側の社長が呼んだことを指す場合は謙譲語)

などです。会社の外での場合の例文です。会社の中で同じ社内の者だけの会話の時は自分より立場が上の人に対しては尊敬語を使います。

「呼ぶ」の別の敬語表現例

「呼ぶ」の別の敬語表現例を紹介します。

・お召しにあずかる(お召し=呼び寄せるの尊敬語)
・お招きにあずかる(お招き=招きに丁寧語の「お」が付いている)
・お招きいただく(いただく=謙譲語)
・ご招待していただく

などです。

「呼ぶ」の謙譲語

「呼ぶ」の謙譲語の例文をいくつか紹介します。

・お呼びいたします
・呼ばせていただきます(または、お呼びさせていただきます)
・呼んで差し上げます(または、お呼びして差し上げます)
(相手を呼ぶ場合の言い方です。全て謙譲語です。「差し上げる」は謙譲語ですが誤解している人も多いので気を付けて使いましょう。)

・呼んでいただきました
・お呼びいただきました
(自分が呼ばれた時の言い方です。「お呼び」と「呼んで」は状況によって使い分けて下さい。)

きれいな敬語を使いましょう

「呼ぶ」という時の敬語表現での言い方を紹介しました。敬語には尊敬語と謙譲語があります。「呼ぶ」という言葉を使う時には気を付けて敬語を使わないと、尊敬語を使うべき時に謙譲語を使ったり、その逆になってしまったりします。まずは尊敬語と謙譲語の違いをしっかりと頭に入れておきましょう。

そして相手が主語の時には尊敬語、自分が主語の時には謙譲語というように使い分けましょう。気を付けなければいけないのは、二重敬語のように敬語を使い過ぎてくどくなってしまうことです。丁寧に話そうとしているという気持ちは伝わりますが、聞き苦しくなってしまいますし、勉強不足だという印象を与えてしまいます。

シンプル・イズ・ベストです。「1つの単語の中には1つの敬語」と覚えておきましょう。そして敬語を上手く話せるようになるには経験も必要です。言葉遣いのきれいな人のお手本を参考にしてその場の状況に合った敬語を覚えましょう。

Latests