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「任せる」の敬語表現・任せるの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月03日

皆さんこんにちは、今回は「『任せる』の敬語表現・任せるの使い方と例文・別の敬語表現例」と題して、「任せる」という言葉の正確な意味と敬語表現の用例について、さまざまな分野からご紹介します。あまり聞き慣れない「任せる」の敬語表現とはどんな言葉でしょうか。

「任せる」という言葉は先述のようにさまざまな用例にありますので、その用例や分野にしたがって、敬語表現のあり方にも変化が生まれてきます。次章からは、いろいろな「任せる」という言葉・意味が使われる他分野での用例を見ていきましょう。

判断を問う際に使われる「任せる」の敬語

「この仕事の方針をどのように決めたらよいか」や「クレーム処理や事後処理にどのように対処すればよいか」を決める際に、その担当者や上司の仕事上の判断を仰ぐ機会というのが必ずあります。このような場合でも「任せる」の敬語表現がきちんと用意されています。

・○○企画さまよりクレームが参りまして、どのように対処すればよいか判断できかねますので、よろしければ○○さまのご英断を仰ぎたく存じます。
・このような場面におきましては、どのように対応させていただければよろしいのでしょうか。ご助言をいただけば幸いです。
・○○企画へのアドバイスをいただけましたら幸いです。
・○○企画さまへの対応といたしまして、全て円滑に事業を進められるよう、良案を提起させていただきました。

技術を問う際に使われる「任せる」の敬語

ビジネス上では仕事の能力に延長される形で、その仕事を円滑に進めることができる技術(スキル)について問われる機会が多くあります。この場合でも「仕事を任せる・任される」という場面があり、そこで使われる「任せる」の敬語表現も必要になります。

・○○企画につきまして、このパートをご依頼させていただいてもよろしいでしょうか。
・○○さまには、ヤフーオークションの管理をご依頼させていただいてよろしいでしょうか。
・ブログ担当課の○○さまには、ブログ運営管理に必要なテンプレート作成をお願いいたします。
・メガネ製品の金具を作る作業を、○○会社さまにご委託させていただきました。
・ツイッター管理部門の皆さまには、主に画像処理のパートをよろしくお願いします。

このように仕事の技術が問われる場面では、主に「一連の仕事のこの部分を任せる」という言い方がされます。

企画における「任せる」の敬語表現

主に多くの会社では、何らかの事業運営のための企画が催されます。その企画のうちで取られるのは「企画運営を円滑に進める上で、さらに利益向上できる新しいアイデアを案出すること」であり、その場面での「任せる」という敬語表現を把握する必要があります。

・○○企画をさらに促進するためにも、△△会社さまには管理部門のご担当をよろしくお願いします。
・○○企画におきまして必要な宣伝広告の作成を、ぜひ○○さまにご依頼させていただければ幸いです。
・企画書の作成につきまして、○○課長さまのご助言をいただければ幸いです。
・○○企画の起案書を作成いたしましたので、ご検収のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
・○○企画の立ち上げにつきまして、△△地域の住民さまへの事業説明をよろしくお願いいたします。

能力にまつわる「任せる」の敬語

仕事をする上では当然「その仕事ができる能力」がまず問われ、その能力にしたがって上司から部下、また部下から上司への「任せる」という言葉の敬語表現が飛び交うことになります。

・この度、ご紹介いただきました○○企画におきまして、精一杯尽力させていただきます(仕事を任される場合)。
・この○○事業に際しまして不足いたします尽力のほどを、どうぞご支援いただきましたら幸いです。
・○○企画における起案書の作成につきまして、どうぞご助言をいただけましたら幸いです。
・パソコンスキルにつきましてはそれなりの自負がございますので、どうぞわたくしにお任せ下されば幸いです。

このように上司に対して「任せる」という敬語を使う場面と、上司から部下に対して仕事が任される場面を想定しておき、部下が「自分に任せてほしい」という旨を伝える際には「任せる」という言葉をそのまま使用してもかまいません。

個別に仕事を任せる場合の敬語表現

仕事をする上では個別に仕事が任される場合があり、またそれと同じく、部下から個別の上司に検収や助言、支援を任せる場合との二つの場面があります。一般的にこのような場合でも、「任せる」という言葉は使われ、部下が上司に対して言う場合には敬語表現が必ず認められます。

・○○さまには、こちらのお仕事に対するご助言をいただけましたら幸いです。
・わたくしどもではご対応いたしかねますので、○○さまとご協力をさせて頂きまして上で、今後のご対応につきまして検討させていただきます。
・ぜひA案件につきましては、○○社にご依頼ください。
・わが社の方針におきましては、○○企画さまの御ニーズにご対応させていただけます。

このように仕事が複数ある場合や、一つの仕事を委託される商社が複数ある場合には、その仕事の依頼を巡って「任せる」という言葉の意味合いや敬語表現が飛び交います。

グループなど複数人に任せる場合

先述の続きのようになりますが、個別に仕事が依頼される場合があれば、当然グループ(グループ事業を含む)にも仕事が任される場合があります。この場合でもビジネス上のやり取りになるため、当然「任せる」の敬語表現が使われます。

・こちらの○○企画のお仕事を、Aグループさまに全任させていただいてもよろしいでしょうか。
・Aグループ企業さまには○○企画の事業計画を、Bグループ企業さまには△△企画の事業計画起案書の作成を、それぞれよろしくお願いいたします。
・○○さまにはヤフーオークションの運営管理の方を、△△さまには同じくヤフーオークションのテンプレート作成をよろしくお願いします。

このようにあらかじめ分類された仕事計画を決めておき、それぞれの仕事をグループごとの仕事に割り振る形で「仕事を任せる機会」が見られます。この場合も相手への非礼がないように、きちんと敬語表現が使われます。

「流れに任せる」の意味と敬語表現

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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