「預ける」の敬語表現・預けるの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年09月06日
謙譲語Ⅰ
「伺う・申し上げる型」相手を高めて敬意を表す言葉です。「お~する」といった形です。
(例)
「お預けする」など。
謙譲語Ⅱ(丁重語)
「参る・申す型」聞き手を高めて敬意を表す言葉です。「お~いたす」の形です。上記で触れた敬語表現の形はこちらになります。
(例)
「お預かりいたす」「お預かりいたします」など。
丁寧語
「です・ます型」話し手の丁寧な気持ちを直接表現するときに使う言葉です。「~です」「~ます」の形です。こちらは知ってても知らなくても使っている方は多いでしょう。
(例)
「預けます」など。
美化語
「料理・お酒型」表現の上品さ、美しさの水準を高める言葉です。こちらに関しましては物などに使用する敬語なので「預ける」には使用しません。
(例)
「お花」「お酒」「お料理」「ご祝儀」「ご近所」など。
メールで「預ける」を送る時の正しい使い方は?
基本的に話す言葉もメールで使用する言葉も変わりはありませんが、送る相手によっては使い方を変えたり考えなくてはなりません。友人や両親など親しい間柄ですと「~を預かって」や「~を預かってくれる」など気軽な話し方で良いでしょうが、これが上司や取引先の会社の方など、高めなければならない間柄だとまた違ってきます。
高めなければならない相手には年齢が上の方であったり、立場が上の方であったりと様々でしょう。メールで敬語を使用するとなるとビジネスシーンが多いのではないでしょうか。「預ける」は自分のしたいことなので、この場合は謙譲語を使うのがベターです。「お~いたす」を使って「お預けしてもよろしいでしょうか」を使ってみましょう。
「預ける」を敬語表現する時の例文をご紹介!
それでは「預ける」の敬語表現を例文にしてみましょう。
書類などを「預ける」場合
(尊敬語)○○さんが○○さんへ書類を「お預けになります」
(謙譲語Ⅰ)○○さんが○○さんに書類を「お預けします」
(謙譲語Ⅱ)○○さんが○○さんに書類を「お預けいたします」
(丁寧語)○○さんが書類を○○さんへ「預けます」
というふうに使うことができます。ビジネスシーンで多く見かけるシーンです。
保育に関わる「預ける」は?
保育に関わる「預ける」には色々な意見があります。
こどもに「預ける」という言葉を使うのは変なのではないかという意見です。一部の親御さんがこの疑問を口にしているようです。「預ける」という言葉を調べたときに「身柄や金品などを人の手元に置き、その世話や保管をたのむこと」と出てくるので間違いではありませんが、これを知らない親御さんが「こどもはものじゃない」という意見も否定はできません。
例文としては話し手が主語になる場合は「保育園に私のこどもを預かっていただく」、聞き手が主語になる場合は「保育園は○○さんのこどもをお預かりする」が適切な例文でしょう。
ホテルなどに荷物を「預ける」場合は?
初回公開日:2018年04月02日
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