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「赴く」の敬語表現・赴くの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月02日

「赴く」は「行く」と似た意味を持つ言葉ですが、厳密に言えば「行く」という広い意味の中の1つです。この記事では、ビジネスシーンを中心に、「赴く」の意味を紐解き、例文を使っての敬語表現や、別の敬語表現も例文を交えて紹介していきます。

例文1:それでは、改めて御社の〇〇専務をお訪ねするよう、部長の○○に申し伝えます。

この例文では、話者が自分の上司である○○部長を一段下げて「お訪ねする」という謙譲語で述べています。話者にとって○○部長は上司ですが、話している相手は他者の人なので、社外の人に対しては、上司であっても社内の人間なので一段下げた敬語で伝えましょう。

例文2:先日、退院のお知らせとお見舞いのお礼を、と仰って、ご主人もいらしてくださったんですよ。

話者は、話している相手である「奥さん」に、彼女の夫もお礼や報告のために赴いてくれたと伝えている文章です。話者が自分を一段下げて、「いらしてくださる」と謙譲語を使うことで、話す相手とその夫への敬意を表している文章になります。

特定の意味を含んだ「赴く」の場合

例文1:本日より本店販売部に赴任いたしました○○と申します。よろしくお願いいたします。

この例文のように、勤務先や部署の異動などによって、これまでと異なる仕事のために赴く場合は「赴任」という言葉に置き換えることができます。謙譲語は「赴任いたす」が自然な表現で、多く使われています。

例文2:異動前に直属の上官だった○○三尉が戦地の後方支援に赴任されたと聞いてショックを受けた。

例文1と同様に仕事という意味でも、また「戦地」という特殊で目的が明確な場所へ赴く場合という意味でも、「赴任する」という言葉に置き換えることが可能です。上記の例文では、話者にとって元上司という上位にある人が赴任したので「された」という尊敬語で表しています。

「赴く」の使い方次第で互いに気持ちのよい赴きの場に

見聞きする機会は比較的よくあるのに、いざ自分が使うことになると、はっきりと使い方や敬語表現ならどう表現すればいいのかと考えてしまいがちな「赴く」という言葉について、意味や使い方を紹介してきました。「ある目的を持って行く」という趣旨を伝えたいとき、数多くある表現の1つとして、くどさを感じさせない文章で「赴く」も上手に有効活用してみましょう。

初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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