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「使ってください」の敬語表現は?使い方・例文・注意点を解説

更新日:2024年08月30日

「使ってください」という言葉の敬語表現はどういったもので、また他の言い方はないかと思う方もいるのではないでしょうか。本記事では、「使ってください」の敬語表現や言い換え表現、使い方の注意点など紹介していきます。この言葉に興味がある方は参考にしてみてください。

サンプルを送付する場合には、以下の例文のような文章を使用すると良いでしょう。

  • 打ち合わせで紹介させていただいた試供品サンプルをお送りいたします。よろしければ、ぜひお使いくださいませ。気に入っていただければ幸いです。
  • 先程は、弊社製品についてお問い合わせいただき誠にありがとうございます。興味を持っていただいたこと嬉しく存じます。サンプルをお送りいたしましたので、ぜひ一度お使いくださいますようお願い申し上げます。
  • この度は、弊社商品サンプルをご依頼いただきありがとうございます。本日、商品AとBを7セットずつ送付させて頂いておりますので、まずは一週間お使いくださいませ。

「使ってください」を敬語で使う場合の注意点

「使ってください」は特に悪い意味を表す言葉ではありませんが、誤った表現になる可能性があります。丁寧に言おうとして使い方を間違えてしまうと、コミュニケーションで支障をきたす可能性もあります。

ここでは、「使ってください」を敬語で使う場合の注意点を紹介していきます。正しい使い方ができるように参考にしてください。

誤った表現に注意する

丁寧な言い方にする場合は、頭に「お」や「ご」、語尾に「ください」などをつけておけば問題ないだろうと思っている方もいるのではないでしょうか。

そのような方は、「使ってください」の敬語表現も間違う可能性が高いでしょう。以下のような誤った表現をしていないか、確認してみてください。

「お使いしてください」

「お使いしてください」というフレーズを敬語表現だと勘違いしながら使っていることがあります。

確かにこのフレーズを誰かに言われたとしても、それほど不快感を覚えことはないでしょうが、意味が伝わりにくいと言えるのではないでしょうか。

話している本人は「使ってください」を敬語表現に言い換えた言葉として「お使いしてください」と言っているのでしょう。それでも、話を聞いている人からすると、理解しにくく感じてしまうことがあるのも事実です。

この表現を使っている人の多くは「お」をつけているのだから、敬語表現として成り立っていると考える可能性もありますが、実際は正しい文章ではないので十分に注意する必要があります。

「お使いいただく」

ビジネスマンとして活躍している人の中でも「お使いいただく」というフレーズを口癖のように使っている人がいます。この表現は、正確な敬語表現になるのでしょうか。

結論から言いますと「お使いいただく」は誤った敬語表現です。なぜなら「お使いいただく」という言葉は謙譲語だからです。

謙譲語は自分の立場を低くして相手を見上げることによって敬意を示すことのできる文法の1つになりますが、相手に対して使うものではありません。

そのため「お使いいただく」が敬意が示されている表現のように思われがちでも、間違っている表現だということができます。

ビジネスマンとして活躍するには言葉遣いが非常に重要なので、無意識のうち2個のフレーズを使ってしまうことがないように注意しましょう。そして、正しい敬語表現を学びましょう。

「使ってください」の言い換え表現

「使ってください」はほかの敬語表現で言い換えることも可能です。例えば「どうぞ、お使いください」というフレーズを作成することができるでしょう。

この表現にも、ある程度の経緯が示されているので、自分と会話をしている人が目上の人であったとしても使うことができます。そのほかの敬語表現には以下のようなものがあります。

「ご活用ください」

「ご活用ください」は「活用してくれ」の敬語表現です。「活用」とは、機能や能力を存分に活かして使うこと、という意味があるため、「使ってください」を「ご活用ください」と言い換えられます。

プレゼンやビジネスメールなどで、製品やサービスの利用を促す際に使われやすい表現です。「使ってください」と比べると、しっかり役立ててほしい、というニュアンスを込められるでしょう。

「ご利用ください」

「ご利用ください」は「利用してくれ」の敬語表現です。「利用」は、役に立つように上手に使うことという意味があるため、「使ってください」を「ご利用ください」と言い換えられます。「よろしければこちらをご利用ください」「専用バスをご利用ください」などと使います。

「使ってください」の丁寧な敬語表現

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初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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